2016年07月04日

店主考

カテゴリ:[店主の独り言]

世界を揺るがしているIT革命は19世紀に起きた産業革命にもならぶ、生活を一変させる強力なパワーがあり、個人の生活はより快適なものへ変貌したよう思いますが、我々小売店のような販売形態は苦戦を強いられております。何時かニュースでは、30代の未婚率が採り上げられていました。恐らく将来に不安を感じていない人は かなりの少数派ではないでしょうか。
今こそ過去から学び今を直視しつつ 先を見据える力が必要です。ではどうすれば良いか・・
周囲を見渡しても私たちのような凡人には 見識を持ち切り開くパワーのある先導者の存在が欠かせないと思います。これでは他力本願のようで、答えにはなっていませんが 是非ともパワフルなリーダーが必要なのであります。政界,業界,地域社会など,どの世界にも言えることでありながら 人の問題でもありますからお気楽な提案では これもまた難解な問題となってしまうでしょう。
では八方塞なのでしょうか。
否 そうも決めつけてしまっては身も蓋もございません。
凡人には凡人なりのキャパや器量があり,そこを見極めながら 一人では何もできないものなのだという自覚と共に 貴方も私もと共に輪を広げることが出来れば 必ずそこには糸口が見つかるかも知れません。何れにしましてもマンパワーでありますから 一朝一夕には無理な話なのですが。選挙権も引き下げられ、思うところもあり少し書かせていただきました。
 さて、自分も第一歩を踏み打さないことにはどうにもなりませんので 足元の商いから始める事と致します。

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2014年10月08日

プラトンホテルお茶会 ご報告

カテゴリ:[店主の独り言]

10月5日(日)四日市市内のプラトンホテルで、お茶会・陶芸展を開催させていただきました。
お茶席は、茶道庸軒流(ようけん)によるお茶席で、展示作家は、四日市を中心に作陶している22名の作家に展示していただきました。台風の接近で、非常に足元の悪い中での開催となりましたが、150名ほどのお客様にお茶席と地元の陶芸作家の作品を楽しんで頂くことができました。ありがとうございました。準備までの期間が非常に少なかったので、内心ヒヤヒヤで、準備バタバタでしたが、何とか、みなさまのご協力を得て、当日を迎えることができ感謝しております。中には、来年もとありがたいお言葉まで頂戴し、プレッシャーを感じております・・ 兎にも角にも無事、新たな展示会ができて今後の可能性を広げることが出来ました。萬古焼、四日市近辺の地元作家と企画をお考えの方がございましたら、なんなりとお申し付けください。一緒にいろんなことをやってみませんか?
  

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2014年02月09日

おやつ

カテゴリ:[店主の独り言]


商売上 戴き物や返礼品などにはよく恵まれます。
そうしたものは即お客様へのお茶請けとなるのですが 重なったりしますと私共のオヤツへと転がり込んで参ります。
そこでオヤツという言葉の語源を探ってみました。
幾つか紐解いてみましたが 概ね江戸期から明治初期にかけて 当時は食事が朝夕の二食であってその間の休憩時間である八つ刻(今の時間で午後2時~午後4時)に間食を摂っていたことから この間食の事をオヤツと呼ぶようになったとあります。
やがて一日三食の時代を向かえ 3時のオヤツが定着してきたようでありますが この3時のオヤツばかりでなく 今では食事の合間々々に食べる間食,全てを指すようになって来ています。
間食を殆ど摂らない方 口卑しく何かお口に入っていないと我慢できない方など 人夫々ですからね。
ですから今ではオヤツの事をお三時などと呼ばれる方もみえますが この3時のオヤツを定着させたのは 某カステラメーカーのTV,CMの所為ではないか との憶測も囁かれているようですが 如何でしょうか。
若い方たちには何のことやら サッパリでありましょう。
さて写真はアンパンマンとその仲間たちの顔型オヤツ皿です。
みんなオヤツもそうだけど このオヤツ皿も取り合いしないで仲良く食べてね とアンパンマンが言っていますよ。

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2013年12月31日

2013→2014

カテゴリ:[店主の独り言]


本年もお引き立て賜り本当にありがとうございました。
4日より営業いたします。(翌5日は定休日)

御節も、自分で用意されるかた、各店舗の趣向を凝らした御節をお買い求められるかた、若夫婦が同居されているところでは、母親が昔ながらの(といっても普通なのですが)御節を作って、娘(嫁)が今風のアレンジ御節を作っているようで・・
凧あげ、独楽回し、羽根つき、福笑いなど、形はどうあれ新年を迎えるという気持ちは、きっと変わらないことでしょう。来年も皆様の生活のお手伝いをさせていただければ幸いです。

皆様にとって、良い一年でありますように。

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2013年08月05日

食器の生産事情

カテゴリ:[店主の独り言]


戦前のことまで把握はしていませんが 現在の様に食器が贈答品と成り得てなかった時代が長く続いた中で 食器の我が国最大の産地である美濃地区では 今以って単品生産が主体であり 鎬を削り合う技術革新の世にあっても揺るがず 長寿商品(単品)の開発というコンセプトを貫いていますのは 決して時代錯誤と一言で片付けてしまえるものではございません。
何故なら食器にとってデザインや形状を進化させることも重要なことでありますが この分野では細かな修正はできても 無理もないことながら 古来,飯碗や湯呑などが形を大きく変えるということは無かったのであります。
その点,技術革新とハッキリ断言できますのは 素材の変更(例えば木製から陶磁器製への移行など)や強化加工に軽量化であったりといった事柄で しかしこれらも他の業界から見れば如何にもかったるい事のように目に映るのであります。
と,この様に書いて参りますと この業界の生産性や採算面に対し 希望的観測ではありますが ご奇特にも危惧していただく方が出て見えるかも知れません。
でもご心配には及びません。
一品に全身全霊を傾ける作家さんなら兎も角 大半の製造業者は如何に効率よく 然も手づくりの風合いを損ねないよう量産するかが 積年のそして今後も続くであろう最大の命題であるのですから。
例えば ゆらぎに削ぎ 石目に削り目にペコなどの形状が形容された品名でありましても これらは量産窯に於きましては 手業に頼ることなくシステム化された工場での生産となっているのです。
染付や上絵に粉引といった化粧掛けも 同様の体制で生産されています。

読み直しますと如何にも独りよがりの文章で 「店主の独り言」とするにも気恥ずかしいのですが 推敲すれば書き直しとなるのが怖くて其の儘の掲載と致しました。
年と共に遅筆となり その上,面倒がってしまう事もこの原因ですが どうぞ年寄りに免じてご容赦下さい

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2013年07月02日

茶器と酒器

カテゴリ:[店主の独り言]


茶器と酒器 どちらも食器の中では特に趣味性の高い器であります。
この器を見れば 選んだ方の好みが判断できるというものであり また基本は好きなものを選べばいいという事にもなります。
人と成りまでも見透かされるようで 何となく落ち着かない存在でもあるのですが。
しかしそんな事ばかりは言ってられません。
お茶にも色々種類があり またお酒も呑み方に夫々違いがありますから それに合った器をお選び戴くことが基本となるのは当然です。
例えばお茶なら極上の玉露や煎茶は小さめの急須で 湯呑は色や香りが愛でられる薄手の小さな白磁となります。
逆にほうじ茶や番茶の場合は タップリとした大振りの急須か土瓶で また湯呑は湯温も高いので冷め難い厚手で深みのある立ち型のものを選びます。
そして急須や土瓶につきましては 最後の一滴まで注ぎきれるか また伝い洩れすることが無いかなど お店に頼んで実際にお水で試してもらうといいですね。
そしてもう一つの酒器に関して申し上げれば 燗酒なら徳利やチロリでそれも温か味のある土物がお勧めです。
土物なら尖った清酒の味をほんのり包み 和らげてくれますから。
同じ理由でグイ呑も土物を選んで下さい。
また冷酒であれば 旨味や香りがストレートに楽しめる片口鉢に 薄手の平盃をお勧めします。
スキッと戴いて 気持ちよいほろ酔いが味わえます。
このような基本を押さえた上で ご自身の好みを貫かれるなら私も賛成であります。
それでもセンスが疑われる等と気になさるのであれば 道具はご来客にご持参戴くしかございませんね。

しかし実際には使ってみて手触りや使い心地を確かめると 失敗ということもよくあることで そうした試行錯誤の結果 やっとお気に入りに巡り合えたというケースは多いのですから もっと大胆になられることをお勧め致します。。

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2013年06月08日

賄い食

カテゴリ:[店主の独り言]


賄い食という言葉がありますが これはお店のお客様の間隙を縫って 調理場の皆さんが食事をする その食事のことを指しています。
飽くまで調理人の方たちのメニューであり 謂わばお客様向けのメニューには掲載される事のない裏メニューであります。
しかしこの裏メニューが 表に出て日の目を見るといったケースも偶にはあるのですね。
嬉しい誤算と言ったところでしょうか。
そんな事例(新宿 すずや様)を 「毎日夫人」が掲載していましたので ご紹介させていただきます。
新宿 すずや様は 群馬の麦豚を使ったトンカツを中心にした飲食のお店でありますが こちらでチョット聞き慣れないメニューである 「とん茶」がご紹介されていました。
とん茶とはトンカツ茶漬けのことでありまして 最初から茶漬けとして供されるのではなく 普通にトンカツとご飯が夫々の器に盛られて出されますから 先ずは一般的なトンカツにご飯という戴き方をします。
その後 残したご飯にこのトンカツと付け合せである炒められたキャベツを載せ 茶漬けにして召し上がる というこんな作法なのですが トンカツと茶漬けの両方を楽しむという発想は あのヒツマブシを連想させますね。
因みにご飯は勿論コシヒカリ 茶漬けに使うこのお茶も 静岡大井川流域産の「秋冬番茶」を厳選しているのだそうです。
そしてソースですが 一般的な洋食としてはトンカツソースということになるのですが 何とこちらでは和風の醤油味で 調理の折に鉄板の上から掛けられまして 何とも香ばしい香りが漂ってきます。
これに先程のお茶を掛けますと お茶が揚げ物の油をスッキリさせ シンナリと水分を吸った衣は 何ともいえない不思議な食感に変化するのだそうです。
甘党を自認していた森鴎外は ご飯と饅頭にお茶を掛けたと言われていますが 冷えたご飯を美味しく戴く人の知恵が こちらでは確実に生かされていますね。

ところでこのとん茶。
半世紀以上の歴史の中で この料理をこよなく愛した文化人もたくさん見えるようであります。
例えばこのお店のメニューの表紙や看板には 棟方志功の版画が採用されています。
地元の方なら毎日でも通えるのでしょうが 地方の方であっても新宿のど真ん中,歌舞伎町という立地で 赤い大看板が目印ですから何方でも直ぐに探せますよ。
しかし可也,突飛な発想の料理ですから 一度ご家庭でお試しになってからお店へ試食に伺いましょうか。

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2012年12月02日

男の休日

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世の常として遠足は前の日が楽しい とはよく言われている事でありますが 実はこれが大の大人の男性にも当てはまることなのですね。
休日の前日ともなれば仕事も早目に片付け 逸る気持ちを抑えつつ 会社をあとにする人って何処にでも居ますし 何方にも身に覚えがあることでしょう。
家に辿り着けば着いたで 夕食もそこそこに明日の準備に取り掛かります。
仕事もこれだけ熱意をもってこなせば 成果も上がるのでしょうが この時間帯に仕事が頭を過ぎることなど到底あり得ません。
こうして準備が整えば これも待ち兼ねていたドリンクタイムです。
こんな時はシャープな磁器の酒器より 土物の無骨な酒器の方が寛げて良いとは 誰かも同意してくれましたね。
そして思いは明日の休日へと向かっていきます。
ここで休まなければ明日は辛いのですが 余り頓着しない男性も沢山見えます。
やっぱりこれって子供の頃味わった遠足の前日と ピッタリ重なり合っていますよね。
男は成長しないのでしょうか。写真は土物の片口冷酒器です。
どちら様もこの酒器で桃源郷を味わってみて下さい。

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2012年09月07日

フラワーアレンジメント

カテゴリ:[店主の独り言]

話題は一転 久し振りに花をテーマに採り上げようと思いますが 如何でしょうか。
さて,生け花と言えば色々流派があって決まり事も多く 堅苦しく感じておられる方が多いかも知れません。
日本の生け花が西洋に紹介された当初は 何故,野山に生きとし生きるものを切って 小さな茶室などに飾るのかなどという誤解があったようですが 次第にその精神が理解されるにつれ そうした誤解も解けていくようになりました。
このように何処にも存在する文化の相違は 長いお付き合いが無ければナカ々解消されないものであります。
今,生け花人口がどれ程なのか数字は把握していませんが 近頃は気軽なフラワーアレンジメントにも人気が集まっているようであります。
過っての花嫁必須の修行も 今では少し様変わりして来たのかな などの感慨を持たれている年配男性が多いかも知れません。
当世では気の利いた和食器を手に入れたら 花を生けてみようか 或いは浮かべてみようかなどと考える方も沢山いらっしゃるようになって来ました。
それも結構な事であり 特に私たちのような年配者にとっては 若い方のこうした食器から花へのフレキシブルな発想は 羨ましくもあるのです。
しかし元々液体を入れる容器としてつくられたものであれば 水漏れ防止の加工がしてありますので何ら問題はありませんが そうでないものは要注意ですよ。
この辺りのクレームも同時に増えて参りました。
何事も道具や素材の特性を熟知された上 この場合どうぞ漏れてもよいところで 試してからお使い下さいますようお願い申し上げます。
特に土の荒いものや 無釉,焼き締めの器にはご注意を。
念のため ご購入時にはお店にご確認される事をお勧めします。
最後も笑ってられるように。

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2012年08月31日

うつわ使いの約束事

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本日は私共にとりましては 年に一度の決算日であります。 
今期一年の皆様から戴いた温かいご愛顧に感謝しつつ 棚卸しの為,営業はお休みとさせて戴きます。
悪しからず ご了承賜わりますようよろしくお願い申し上げます。
さて締め括りのタイトルとしては一寸厳しかったかも知れませんが 何時もの要領で書き綴っていますので どうぞご辛抱の上お気楽に最後の「続きを読む」までお目通し下されば有り難いのですが。
さて俗に私共の業界には 和食器という食器のジャンルがございます。
器だけ眺めていれば「さもありなん」と納得するのですが だからと言って皆様の思いは和食しか盛り付け出来ないというものではない筈です。
もうすっかり日本の家庭料理としても定着しているパスタやカレーなど 少し発想を広げて和食器の大皿などを利用してみることは 最早,冒険でも何でもあちません。
今や日本人が取り入れた世界の料理は全て和食となり また無国籍料理であるともいえるのですから。
そんな事を考えながら大胆にそして繊細に器が使いこなせたら もっともっと食卓が楽しくなるはずですね。
そして気楽な器使い(器選び)が 貴方の料理を更にオシャレに変身させるかも知れません。
また同時に器使いにもTPOというものがあります。
同じ料理であっても器を替える事で 和風のテイストになったり アウトドアのテイストになったりと いろいろ目先の変化が楽しめます。
そんな事に気付けば貴方の料理のオリジナリティーが もっと豊かに広がるとは思いませんか。
食器のネーミングやジャンルは 飽くまで私たちのような流通業者の都合によるものとお考え下さり そしてまた私たちは毎日一度は皆様が器の冒険をされるよう願ってもいるものなのですよ。
折角の毎日欠かすことの出来ない食生活を 義務や習慣で費やさないようにすることで 新しい世界が確かに広がっていくのですから。

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2012年07月21日

ウナギは何処へ

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写真はどちらも今が旬の冬瓜とウナギを使った 「冬瓜のウナギアンカケ」であります。
私共では冬瓜をワザワザ買い求めることはしませんが(親戚から毎年戴いています) 子供たちには苦手な野菜の一つでありまして 調理にも苦労しているのがよく分ります。
その解決法の一つが料理の中に苦手な食材を隠してしまうことなのですが これも賢くなってきた子供には余り効果なく ご馳走様で調べますとキチンと苦手なものが選り分けられお皿に残っています。
どうか良い知恵がございましたらお知らせ下さい。
さてこの料理は 淡白なお味の冬瓜をアンカケしたウナギの旨味で補うという理に叶った料理でありますが 一目瞭然子供たちにはどうぞ仕分けて下さいと言わんばかりでありますね。
しかし今日はこのテーマではありませんから ウナギについてコラムを進めて参ります。
今年は7月27日(金)が土曜丑の日でありますが 昨年から稚魚不作の影響もあり廃業なさったウナギ屋さんも多いと伺っています。
その上 先日発表の米国政府によるワシントン条約を盾にしたウナギの国際取引規制 是によって日本人が古来から馴染んできた食習慣や食文化とも言えるものが 消滅の危機に立たされてきています。
そればかりでなく「ウナギ登り」など ウナギの習性に因んだ言葉も同じ運命を辿るかも知れません。
亦ウナギという単品メニューが商いとして成り立っている国は 日本以外他に無いのではありませんか。
そしてこんなことは無いと思いますが 充分に科学的な資源調査が為されず オスプレイ配備反対の感情論が先行したのであれば これは由々しき問題であります。
誰しも日常が前提で明日があると思っているのですから あの「生レバー」の事件を想起しなくてもいいように 政府におかれましては良きにお計らい戴きたいものであります。

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2012年06月30日

レバーの記憶

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明日から焼肉店さまにおかれましては 生レバーの提供が規制されますね。
おおくのファンの方たちは 名残惜しそうに駆け込んでは食していたようでありますが この間にも中毒患者が発生したのはご存知の通りであります。
さて我が家に話題を移しますと 貧血症の私の祖母は 月に数回この豚レバーを食していました。
ニラレバー炒めのように炒める料理ではなく 只これだけを甘辛く煮た小鉢ものの一品であり 当然ながら私たちの食卓にも並んだのであります。
私はこれが最初大層苦手であったようなのですが これだけ頻繁に出されるに至り 自然に何の抵抗もなく食べられるようになったような記憶があります。
あの特有の臭みが原因ではないかと思っていますが 祖母も気遣って血抜きをコマメにしてくれたのでしょう。
そうしてその後は鶏レバーのモツ煮なども並ぶようになり これにはタップリ生姜を効かせていたように思いますが 遂に牛レバーが並んだ記憶には至っておりません。
この中でも最も臭いがきついため 祖母も遠慮していたのだと思われます。
今となっては牛レバーステーキなどの料理もあるのですから 一度は食してみたいと思っているのですが 食わず仕舞いで終わりそうです。
この牛レバー牛乳漬けにしておけば 臭みも取れ焼き色も綺麗に仕上がるそうですので如何でしょうか。
またバゲットのようなパンに塗って食べる レバーペーストなども自家製で出来ないものかと思うに至り 人の嗜好はこんなにも変わるものかと呆れている次第であります。

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2012年04月21日

プルミエール・アオヤマ

カテゴリ:[店主の独り言]

「プルミエール・アオヤマ」という お洒落で最高に贅沢な贈り物のアーバンスタイルです。
スタイリッシュで上質な時間を感じさせ その上ナチュラルでマイルドなテイストのデザイン そうした感性の食器ばかりを集めた集団であります。
またトレンドに敏感な東京青山のエスプリを このシリーズで感じ取って戴けるよう厳選されたラインナップとなっています。
と これまでにない最上級に近い賛辞の形容詞を並べ立てましたが プルミエールとはフランス語で「最高,一番」という意味だそうで その言葉が有名無実でない事をどうかお確かめになって戴きたいと思っています。
 内容は,愛という意味のアムール 静謐な夜のニュイ 光を受けて萌芽する葉という意味のフィーユ 甘い言葉が囁くフローレット(小花) 永遠に仲睦まじくとクプレ(カップル) 生命を育む森を意味するフォーレ 深く広く大きな愛を抱くメール(海) 尽きる事のない二人の永遠の誓いをヴァーグ(波)に例え 果てしなく広がる未来に向けてのシエル(空) 華やぎの時を迎えてフロレゾン(開花) 伝えたい気持ちは折り目正しくとの気持ちをキャレ(角)に喩え 光溢れる未来のためにリュイール(輝き)・・・・・ と続きます。
何故フランス語を使うのかなど 野暮はお聞きにならないで下さいね。
このような幾つものテーマに対して 陶器とガラス器の夫々の贈り物が提案されているのですが 全て専用パッケージ入りにてのご調製となっております。
 さてこれら全てに目を通された方の中には ?マークを感じられた方も 或いは何処かに共感を覚えられた方も双方みえるかと存じます。
これはギフト商品の宿命ともいえるもので どんな事にも普遍性の追求は最も大切なことに違いないのですが 経験上こればかりでは今のギフト市場を維持できないと考えている企業が多いのです。
言うまでもありませんが このシリーズギフトの発売もギフト市場活性化の対処療法ではあり得ても 残念ながら根本的に業界を治療出来るものではなく 由々しき宿題は未だ残されたままであると考えられます。
この点を充分に理解されている企業におかれましても 種々の足枷により現状追認を余儀なくされているのが この力のない業界の現状でもあるのです。
最後はボヤキとなってしまいました どうぞお許し下さい。

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2011年11月26日

文 筥

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今ではこれをただの箱と思ってみえる方も 多いことと存じます。
ひと頃の高価な贈り物といえば この文筥が必ず一つの候補になったほどでありましたが パソコンやケイタイが普及した今では メールが当たり前となってしまい致し方ございませんね。
でも大切な書類や手紙などの保管に 何時も手元に置いておけば愛着も湧くというものですが 如何でしょうか。
ここで大切なことは保管する書類や手紙は 厳選するということであります。
そうでないとたちどころに箱は一杯になってしまい 箱が幾つあっても足りません。
或いは月に一度のペースで 中の書類などを整理してみては如何でしょう。
しかしこれをし始めると 昔の手紙などに読み耽ってしまい 時間ばかりを浪費して整理にならない方も多いようですね。
でも手書きされた文字や文章の魅力を再発見 ということも副産物としてあり得ます。
例えば年賀状。
印刷された賀状に 手書きで添えられた一言は先ず最初に目を引きつけ 印象としても残ります。
またコミュニケーションで大切なことはタイミングという事もあり 御礼やお詫びならメールや電話も有効でしょうが 時間をおいても 後から届いた直筆の手紙が心に残るということもありますので どうぞ今後ともこの点もお忘れなきようお願い申し上げます。

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2011年11月17日

使い易いお盆の条件

カテゴリ:[店主の独り言]

お客様のおもてなしに 無くてはならないお盆。
そればかりではなく 私たちの暮らしの中でお盆を使う機会は意外に多いものです。
(私共でも毎日最低一往復はしています)
それでは使い易いお盆の条件とは 何でしょうか。
それはご来店されたお客様の行動を よく観察しますと自ずと判ります。
必ずといっていいほど 手にされるのです。
それは手にすることによって 軽くて持ちやすいかどうかをはかっておられるのです。
そこでこれが第一条件となります。
次は汚れてもサッと拭けて 丈夫なことと考えますが如何でしょうか。
そして最後にご予算となりますが 形や大きさなどは用途によって違いますから(丸盆,角盆,長手盆,小判トレー,広蓋,万寿盆,賞状盆,名刺盆,焼香盆などなど) 是非とも幾つか違うタイプのものをお揃え戴きますようお願い申し上げます。
また素材や絵柄なども 木の風合い溢れる逸品か 或いは春慶塗など色艶を楽しめるものを選ぶか それとも伝統的な絵柄か斬新な模様のものか などなど選ぶ基準は幾つもあります。
さて これまで書いて参りました条件の中で 最優先条件は判断違いをしていますね。
確かに人が品物を手にするということは 何かを確かめたいためでありますが では何故その品物の何かを確かめたくなったのか この答えが最優先条件となります。
で答えはと申しますとお仕着せの仕来たりからではなく 大半の方はその品のデザインによって興味を持ったためではないかと考えます。
興味を持たれたデザイン性 つまり嗜好(個人)の問題で 嫌われたら最後確実に無視されます。

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2011年11月03日

当世煙草事情

カテゴリ:[店主の独り言]

追い討ちをかけるような原発事故でありました。
煙草増税論議,以前の問題 国産煙草は壊滅の危機ではないでしょうか。
その上喫煙率が20%台になったとの報道があったように記憶しています。 
そして身近なところでも喫煙者は確実に減り 今やその動向は地球規模に移っているようでもあります。
しかしこれと逆行するように 輸入煙草の種類はドンドン増えているようにも聞いています。
自販機も一台ではカバーできないのか 2台,3台と並べてみえるお店ばかりです。
歌にもありましたように煙草も昔は当然ながら対面販売で そこにはお目当ての看板娘が鎮座されていました。
時代が流れ昭和を経てそして平成へと時代は移ろい そのお姉さんも当然同じ歩調で年を重ねます。
若し当時のお姉さんが そのまんま窓口にお座り続けておられたならば 一桁も二桁も増えた煙草の種類など覚えられるはずがありません。
しかも増えた煙草は国産にしろ洋モクにしろ横文字ばかりではありませんか。
そして何やら時流の所為か 同じ煙草でもマイルドやスーパーの形容詞を付けて 益々種類を増やしています。
こうして過っては街のシンボル的存在であった煙草屋さんが 今やシャッター前の自販機店となってしまい 人情は消え情緒は失せ 何も期待出来ない無機質な街へと変ってしまっているのです。

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2011年11月01日

一枚の小宇宙

カテゴリ:[店主の独り言]

さて 月が変わりました。
気持ちも新たに 商品をご紹介して参ります。
手始めはお膳のお話です。
正角のお膳,長角のお膳,半月のお膳(写真),ランチョンマットや脚付きの大名膳などなど。
どのご家庭にも何種類かのお膳があり 中には眠っている物もあるのではないでしょうか。
おもてなしにお膳を利用することも 今では一般的な事のようですが まだまだ色々なアイデアでお楽しみが広がるのではないかと思っています。
ご来客にお茶をもてなす際にも お膳にお茶とスイーツといった定番に 何かプラスαを添えてみては如何でしょうか。
例えば花一輪の花瓶や折り紙などです(蛇足にも気をつけて)。
一枚のお膳の上に 小さいけれど完成された一つの世界を創造するような気持ちで お膳をお洒落に使いこなしてみませんか。
これで良しとせず 未だ何かなどと思考を巡らすことは楽しい事のように思えますが。

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2011年10月27日

焼き鳥

カテゴリ:[店主の独り言]

以前にもお話しましたが 私自身独身時代に4年近くサラリーマンを経験しています。
その時代の一番の思い出はと言えば 残念ながら仕事ではなく 只今私自身と同居している独身の息子が浪費して嗜め悩んでいる 全く一緒の過ち(?)を私自身も行使してきたのでありまして 友人たちと待ち合わせて会社の寮に帰るまでに縄暖簾を潜り 身体癒す(?)という幸せな時間でありました。
している事は昨日の学生時代と変わらず 出世していないのもよくお分かりでしょう。
思い出します。
一日の仕事を終え肩の力を抜いて 会社帰りのホッと一息する幸せな一時と言えば この写真でありました。
当時は今ほど地鶏が持てはやされていた訳ではなく また産地表示の義務もあった訳ではないでしょう。
記憶を辿ればまた私たちもそんな事に拘ることも無く ビールの定番がこの焼き鳥と枝豆 それに精々チーズの盛り合わせでありましたでしょうか。
それにつけても 我が息子は私より遥かに浪費しているように思うのですが これは親と息子の発想の逆転によるものかも知れません。
話を戻します。
当時も鶏全体の部位を使うお店もありまして 最初の頃は「どの肉(部位)に致しましょうか」 などと聞かれましても答えようがなかった事を覚えています。
正肉,セセリ,ハツ,マメ,チューリップなどと 業界用語が飛び交ってまるで外国にいるようでもありましたね。
また塩かタレかも聞かれましたが これは今では地域や夫々のお店によっても異なり タレにつきましては独特のウリとされているお店もあるようで 最上級マル秘事項となっているようであります。
また当時,香辛料につきましては 自由に選べるお店が多かったようにも記憶しています。
こんな話をしているようでは 相手にならないと思って戴いて結構です。

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2011年10月26日

ハイボールグラス

カテゴリ:[店主の独り言]

私たちの学生の頃のアルコールといえばウイスキーでありましたが それも脛カジリの分際で一級以上の(当時は特,1,2級と分類されていました)ウイスキーが飲めるはずもなく 銘柄を出すのは控えますが 常に2級ウイスキーでありました。
そして呑み方は 当時,冷蔵庫もなく氷が余り手に入らなかった事もあり ストレートか水割り そしてちょっぴり贅沢な炭酸割りのハイボールでありました。
このちょっぴり贅沢なハイボールは 何処のお店でも必ずハイボールで通じる定番のアルコール飲料であったのです。
それが何時の間にかハイボールという言葉と共に 実体がお店からも消えてしまいました。
ちょっぴり寂しい思いもし 最早ハイボールは死語になったかと思っていたところ どこかの飲料メーカーのCMが再び火をつけました。
このCMの使用銘柄は 当時の階級によれば特級ウイスキーであります。
話が迷走し大変恐縮ですが このメーカーは未だ団塊を生産者世代(お酒の消費世代)と見做し しかも尚且つ非常に意識(団塊の意識をくすぐり 意識させる)しているという 稀有な企業とお見受けしているのですが 同時に共感すら覚えてしまいますから大したものですね。
話を現実に戻します。
我が業界も助平根性となれば 対応は素早いです。
グラスメーカー 各社揃ってハイボールグラスなるものを製作発表致したのです。
しかも冠にNEWの3文字が加えられ 何か新しい飲料が出来たのかと錯覚してしまいそうであります。
思い返せばグラスとしては当時は8ozが主流でありましたが 今は少し大きくなって10oz以上へと入れ替わっています。

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2011年10月17日

小鉢について(2)

カテゴリ:[店主の独り言]

昨日まで当店ではセールを行っていましたが 多数の皆様のご来店お買い上げ心より御礼申し上げます。
また今後とも皆様のご期待にお応え出来るよう 精進して参る所存にございますので 倍旧のご愛顧を賜わりますようよろしくお願い申し上げます。
さて家庭料理でありましても この小鉢が一品無いことには画竜点睛と申しますか 何か物足りない印象を持ってしまいます。
もちろん料理に関して申し上げているのですが 個性的な図柄であったり 形状の面白さであったりと 器だけでも目を楽しませてくれるのがこの小鉢であります。
買った時の印象を思い出したり 料理を盛りつけた時の驚きを思い出したり いろいろ並べてみてどれにもニヤリとしながら 愛着を持つマニアが何人もいらっしゃいます。
お店であってもお客様の気を引く料理を盛りつけ コース料理のアクセントにしたり ほんの少しの到来物をしたためて お客様の反応を確かめてみたりなど 料理人にとっても気を抜けない料理であり 器でもありますね。
どうぞもう一品 貴方のお料理のレパートリーを増やしてみませんか。
否々レパートリーを増やさずとも 器が替われば一品増えたことになるかも知れませんね。

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2011年10月12日

フグのシャブシャブ

カテゴリ:[店主の独り言]

過ってフグ尽くしのフルコースを戴いたことがあります。
その時の料理を完全に記憶している訳ではありませんが フグと言えば誰もが真っ先に想起するのと同じ テッサにテッチリ 唐揚げにフグ雑炊 そしてヒレ酒 こんなところではなかったかと思っています。
テッチリはフグの中落ちやアラを 豆腐と一緒に土鍋で煮て ポン酢か何かで戴いたのですが 今日はフグのシャブシャブです。
テッチリと違い テッサのように身を薄く捌き それを湯に通してポン酢で戴きます。
こちらも土鍋を使っています。
この薄造りですが ベテラン料理人の手に懸かれば 二枚三枚と重ねても 尚盛り付けた器の絵柄が透かして見えると言いますから まるで神業ですよね。
私などテッサのまま戴く方を選びますが これもまた一興かも知れません。

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2011年09月30日

信楽蛙

カテゴリ:[店主の独り言]

信楽焼は狸が有名ですが 花瓶に傘立 ガーデンセット(テーブルとストール)や庭での写真のような置物などなど 大物づくりが得意であります。
今回はこの中の信楽蛙の話題です。
蛙は古来「無事帰る」「若返る」など 縁起の良いものと見做され またその人の願いが込められたものであるといわれています。
是非是非貴方のお庭や玄関先などにお求め賜わりますよう ここに信楽蛙の八相縁起をご披露させていただきます。

* 口
小火,吸殻などパクリと飲み込み 火災予防の守り神。
* 腹
大肚に構えた腹には臍が無く 落雷予防の守り神。
* 食物
毒蚊,毒虫を食し 害虫撲滅,無病息災の守り神。
* 皮膚
災難除けの鎧状の皮膚をして 保護色なり。
*   子蛙
常に親なる責を負い 子はしっかりと親に従う。
* 冬眠
大寒の期はもろもろに断食し 心身の修養垂範を行う。
* 前足
磐石に構えた脚は威風堂々 礼節を知る。
* 最後に後足
屈伸活発 いざなる時は待機して跳躍前進。

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2011年09月24日

夜長の秋

カテゴリ:[店主の独り言]

秋のお彼岸も昨日過ぎてしまいました、
本日以降は夜長となりますが 夜長の秋は最も気を許すパートナー(建て前上?)とお月見しながら 人肌燗の日本酒を酌み交わすことだとばかり思っていましたが 皆様におかれましては如何でしょうか。
尤も私自身日本酒を戴くことは滅法少なくなったのですが 何故かこの席は焼酎や洋酒より日本酒がずーっとお似合いなのですね。
酒肴も一,二品チョコチョコっとつくってくれれば もうこの上ない幸せな気分ですね。
しかし年とともに口数が減ってしまったのは どうしたことでしょう。
体力,気力とも落ちるのは致し方のないことですが 同時にお喋りも億劫になってきています。
ま 会話がなくとも くつろいでお酒が戴けるのであれば 感謝 感謝。
おしゃべりしている間に 気分が良くなってきました。

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2011年09月19日

器のご提案

カテゴリ:[店主の独り言]

プロの料理人である皆さんへ 器の提案などおこがましい事だと思っていますが そこはどうぞ読み流して下さって結構です。
凡そ呑めれば良しとするのは男性に多く また彼らの行きつけのお店は 大抵そこの店主も余り器に拘らない方が多いようであります。
そして彼らは料理にもシチュエーションにも余り頓着致しません。
唯ひたすら呑むばかりなのですから。
その点 お洒落な居酒屋を見つけるのが上手なのは 女性たちです。
そしてお店に入れば たちどころに即席の料理評論家となります。
「目福口福」と申しますが 料理そのもののお味は言うに及ばず 彼女たちの目は器に対しても また料理との取り合わせについても 厳しく真贋を判断致します。
このように女性は怖い存在ですが こうした女性たちによってお店も支えられ成長するものだと心得て下さい。
また飲食に関して女性は男性に比べ 大いに移り気で固定客とはなりにくいのも確かです。
そんな彼女たちに「またのご来店を」と期待するのは 間違いなのかも知れませんが そこはプロの料理人である皆さんです。
どうぞ彼女たちを唸らせてみて下さい。

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2011年08月19日

朝ごはんの提案

カテゴリ:[店主の独り言]

朝ごはんを食べる事は 一日の始まりを自分の身体や脳に伝える大切な作業であります。
栄養バランスのとれた食事やそのマナー そして生きものを糧とすることへの感謝の気持ち等を含めた 食育をテーマに有田から朝食の提案です。
先ずは和食 2パターン。
「黒巻紋」の器の大きなボールには 具だくさんの味噌汁。
中のボールには玉子掛けご飯。
小には玉子が入っていますが お漬物やサラダにデザートなど 如何様にもお使い下さい。
最後の焼物皿には焼き魚であります。
次は「染付猫」
長角のプレートにはおかずの4品盛り。
小さなカップには納豆が入っていますが これもあり合わせが無ければ他の煮物でも。
ボールの小には豆炒りご飯となり 図柄上,子供さん向けにお使いいただいてもよろしいかと。
後の2点も同じ形状ですが 渕が少し厚くしてあります。
次は「トマトとアスパラ」
洋の朝ごはんの提案です。
ここでのプレートは 普段使いの一般的なお皿としてつくりましたので 写真のように主菜を載せたり 或いはパン皿として使ったりなど。
大きなボールはサラダ。
そして小さなカップにはスープなど。

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2011年08月14日

黒い器

カテゴリ:[店主の独り言]

黒い磁器の器をよく見ていますと 無彩色であるにもかかわらず時として明るい印象を受けることがあります。
これは金属を殆ど含まない磁土を 高温で焼き上げることにより現れる光沢と強度が この黒い磁器の身上であるといえるからなのであります。
だからこそどんなに小さな食材でも 器の中に浮かび上がらせ美しい絵画を描くのです。
茶の湯の世界でも黒の楽茶碗が好まれてきたのは 抹茶の緑を際立たせるためのお膳立てであったと言えることからも伺えますね。
また白黒つけるという言葉がありますが 想像通り囲碁の世界から来た言葉といわれ この世界では強い者が白の碁石を 弱い者は黒の碁石との決まりであります。
しかしこれは囲碁の世界のことであって 実際にはこの逆に捉えられた時代もあったようですね。
玄人と素人という言葉があるように。
何れにしましても白も黒も中間というものがなく 潔い色であると言えるのではないでしょうか。
飾らなく媚びない器であって 何処か存在感のある器でもありますよね。

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2011年07月06日

テーブルコーディネーション

カテゴリ:[店主の独り言]

言うまでもありませんが 食生活は生命維持の根幹を成すものであります。
このように切り出せば身も蓋もないような話ででありますが しかし私達は日常においてそれにプラスαを付加しようとします。
ではプラスαとは何かと申しますと それは時には楽しさであったり 季節感の演出であったりと様々であり そのためにテーブルクロスや食器 そして卓上小物などを駆使してコーディネートするのですが 先ずはこのテーブルコーディネーション カラーコーディネーションから始めるのが 手っ取り早いやり方と言えるかも知れません。
例えば夏には涼やかさを求め 冬には温もりを求めるのは人の常。
クロスやナプキンなど 夫々暖色系や寒色系或いは中間色系のカラーがありますので それをベースに照明を調節したり キャンドルなどの小物で演出するなどして お客様やご家族を迎えるのであれば その方たちのサプライズに貴方もニヤリとされること請合います。
特に酷暑が予想される今夏には 効果的なのではないでしょうか。
そうなのですね。
日常から少し離れて 食卓で冒険してみるという事なのでしょう。

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2011年06月25日

当世外食産業事情

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ひと頃の洋食器といえば 丸型で大きいか小さいか 或いは浅いか深いかという単純な図式が成り立っていました。
それが今や この写真のスープ皿が主流とは申しませんが 本当にこのようなタイプの食器が増えて参りました。
直径が26cmもありながら 中央の窪んだ部分は10cm程しかありません。
冗談にも「こんな料理 許せない」 などの声が聞こえてきそうな器であります。
料理は牛フィレの赤ワインソース添えですが 飽くまで料理そのものではなく 器に比しての料理のボリュームであります。
そこでこんな食器が出現した理由を考えてみました。
これは恐らく長引く不況の下 就職も儘ならない状況が長く続き こうした人たちによる外食産業のお店が 増えてきたためではないかと思われるのです。
こうした人たちは他店との差別化を図るにつけ 料理そのものよりこうした食器に頼ってしまった結果ではないかと思われるのですが 如何でしょうか。
或いは料理に関して素人の私共の業界が 調理現場の声により 奇を衒って仕掛けた産物であるのかも知れません。
何れにしましても見た目は確かにサプライズかも知れませんが 料理あっての器でありますから 本末転倒と申し上げておきましょう。
例えばカトラリーが添えられていますが こんな小さな窪みにあっては ナイフが使い難い筈であります。

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2011年06月21日

創作料理

カテゴリ:[店主の独り言]

今や自由な発想の創作料理が花盛りですね。
オリジナリティーが売りの業界でもありますから さもありなんと言ったところでありましょう。
ともあれそのお店の看板料理でありますから ここでは趣向を凝らした料理は勿論ですが 器選びにも大変気を遣っておられる事は言うまでもありません。
何故なら器はお店の顔であると考えられるからであります。
お客様にインパクトを与え アピールする料理を後押しする役目を担っているのです。
多彩で独創的な味わいを包み込むためには 小さくまとめるのではなく 思いっきりアレンジを加えメリハリを利かせた盛り付け等 お客様を「一味違う」と唸らせるのも店主の楽しみとなっているのです。

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2011年06月08日

スイーツ

カテゴリ:[店主の独り言]

和風甘味からケーキ,プリン,ショコラなどの洋菓子 そしてフルーツ系のお菓子など スイーツは星の数ほど存在しますね。
そして今やスイーツは女性ばかりの特権というのではありません。
スイーツは一般的な料理と違って おしゃべりの合間を繋ぐものであったり また時には贅沢な気分を味わいながら疲れを癒す嗜好品となったりするものでもあります。
だからこそ器選びは トコトン遊び心が溢れるものであって欲しいと思うのですが。
また高級感を大切に選ばれても構わない 独立した料理(?)のジャンルであるとも思われます。
ですからこのスイーツの器は お洒落に着飾った女性のアクセサリー的な役割を持ったものと例えることが 出来るものかも知れません。
またチョコレートが ブランデーグラスやシャンパングラスに収まっていますように スイーツの演出は昔からお洒落な器選びに拘ってきたようでもあります。
新顔のスイーツを手に入れたら(創作出来たら) 器も選んで驚かせてあげましょう。

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2011年06月06日

ガラスのコーンスピーカー

カテゴリ:[店主の独り言]

ガラスの楽器の製造に始まり 小柴名誉教授の素粒子観測装置「カミオカンデ」の光電子増倍管の材料をつくったりと 何かと話題に事欠かないガラス器の製造メーカー「ハリオ」でありますが 今度はガラスのコーンスピーカーの製作に成功したという話題です。
このスピーカーはコーンと呼ばれる振動板を 耐熱ガラスを用いて世界ではじめてつくったものであります。
そしてこのスピーカーは ガラス製のサブウーハー1台と ミドルレンジが2台 これにツイーター2台を加えたセットで構成されています。
今回はガラス成形を行うガラス職人を中心に 23名のスタッフが3年8ヶ月の歳月をかけて手づくりで完成させたものであります。
特に特許出願中のコーンの部分の製作では 薄くて(0.5~0.8mm)割れやすいガラスの切断に 何度も試作と挑戦を繰り返し完成させています。

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2011年06月03日

小田原欅

カテゴリ:[店主の独り言]

私共の商店街では行政による市街地緑化運動の一環として 20数年前より街路樹に欅が植えられています。
植えられた当初は 直系が15cm程の苗木に近いものでありましたが 今では軒並み40cmを超える巨木となっています。
高さは毎年一回剪定されることもあり 10m弱に留められていますが 夏には蝉の大合唱 そして秋の落葉時には大変な量の枯葉を落としてくれます。
それにしましても 空に向かって伸びやかに大きく枝葉を広げる樹の姿は壮観で 生育のスピードと頑強なパワーには目を見張らされるものがありますね。
よく目立ち丈夫であるため 過っては屋敷の境界のランドマークとして植えられたり 少しでも多くの陽光を摂り入れようとするたっぷりの葉は 日差しの厳しい夏にはやさしい日陰をつくり また張った根が多くの湿気を吸い上げるため 大切な納屋や蔵の傍に植えられたなどとも言われています。
国土の7割が森林であるわが国では 銘木中のの銘木 木材の宝石 最高の良材などと呼ばれながら これまでも比較的安定した供給がなされて参りました。
今後もこの国産の欅材を使った器を 末永くご愛用賜わりますようお願い申し上げます。

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2011年05月28日

席順について

カテゴリ:[店主の独り言]

どのご家庭でも所縁のお客様をご招待して 宴席を設けるということはよくあることです。その際 誰が何処に着席していただくのか 迷われる方もあろうかと存じます。
一般的には床の間寄りで入り口から最も離れた場所が上座(上席)であり 順次入り口よりにお通しし そして最も入り口に近い席が末席(下座)ということになります。
普通 亭主は末席に席を採りますが 主賓をもてなす都合上その隣席に席を採ることが多いようであります。
その際もホステスは末席です。
また亭主は招いた方の立場や招待の趣旨に合わせて 着席を勧めますが 招待を受けた側で上座を勧められた場合には 一旦遠慮し それでも再度勧められれば 「それでは失礼致します」とお断りの上 勧められた席に着くように致しましょう。
しかし最近では床の間のない部屋も増えていますので 庭の眺めやエアコンの風向きなど ご自分がよいと思われる席を選んで貰ってもよろしいかと存じます。
こうしたお客様を自宅へ迎える日は 亭主の心得として 部屋はもちろん庭や窓も清め 玄関には打ち水をしておくことをどうぞお忘れなく。

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2011年04月30日

山本容子さんの器

カテゴリ:[店主の独り言]

以前 銅版画家の山本容子さんの作品をご紹介したことがありました。
気さくな人となりであり 抜群の構成力と印象的な色使いで 洒脱で洗練された独自の銅版画の世界を確立して参りました。
また大変なマルチ人間でありまして 数多くの書籍の装幀,挿絵に加え 食器やアクセサリーにも精通されています。
そしてCM出演やCD製作など幅広いメディアで活躍されている他 近年ではモザイク壁画やパブリックアート そしてプロデュースの世界にも活動の場を広げられています。
近著には「東京五十景」「オデット」「静物画」「マイ・ストーリー」「あのひとが来て」などがあります。
ニッコーとの共同制作では 毎年イヤーズプレートを発表していますが 写真は2008年度のもので タイトルは「相撲」です。
今や何かとお騒がせの業界ではありますが 堂々とした力士の姿は日本を代表する絵姿であります。
さてこの山本容子さんの食器は ぜひ裏面にもご注目下さい。
無地ではございません。
隠れたところにも 手が加えられています。
また 山本容子さんの手描きの英文字で ご希望の「お祝いの言葉」「お名前」「日付」を この裏面に焼き付けることが出来ます。

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2011年04月22日

蕎 麦

カテゴリ:[店主の独り言]

京都の雅に対して 江戸の粋の代名詞のような食べ物が 蕎麦と言えるのではないでしょうか。
特に東京では 店の前に行列が出来るほどの蕎麦店もあり 東京っ子の蕎麦好きを物語っているようであります。
昔はそばがきと申しまして 団子状のものを食していたのが いつの間にか蕎麦切りが行われ 現在のような細長い蕎麦を食べるようになったようですね。
このなじみの蕎麦屋の暖簾をくぐり ささやかな一杯。
蕎麦を食べる前にチョット一杯 という気分がいいですね。
そして蕎麦湯の香りで一息つき 最後はいつもの蕎麦の喉越しを堪能しながら締めるのです。

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2011年04月20日

仲を取り持つ器

カテゴリ:[店主の独り言]

お酒の好きな方は 「酒呑みに行こう」と誘います。
つまり料理には拘らなくて お酒さえ呑めればいいということなのでしょう。
しかし適度なお摘みは 呑み続けることへの緩衝材となり しかもお酒との相性が良ければ益々居心地が良くなるというものです。
でも料理にしろお酒にしろ 器がなければどちらも供することが出来ません。
ここで皆さんが悩まれるのです。
器は料理の着物と申しますが 器を取り違えてしまいますと お店の居心地から亭主の腕の冴えや品格まで 全てが台無しになってしまいます。
このようにお酒と料理の関係の仲を取り持つのが器であり 夫々の個性を尊重しつつも 喧嘩しないよう配慮する必要があります。
写真は玉山窯の鼠志野手付き角鉢で 斬新な幾何学文様に透かしが施されています。
そして更に竹ツルを付けたことで 印象深い器となっています。
数人の仲間がこの料理を囲んで 会話に花を咲かせている情景が目に浮かんでくるようですね。

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2011年02月10日

カフェロワイヤル

カテゴリ:[店主の独り言]

木曜日は当店の定休日でありますが 本日,我が家は法事を勤めるため縁者の方々が集まりますので 賑やかな一日となりそうであります。
さーて休日の夕食であれば 食後もたまにはゆっくりしたいものですね。
そんな時は一寸贅沢にカフェロワイヤルとまいりませんか。
角砂糖(今これがなかなか探せませんが)にブランデーをたっぷり浸み込ませ これに火をつけます。
そして砂糖が溶け始め火が消えそうになったら コーヒーに入れてかき混ぜます。
青い炎の演出とブランデーの香りの贅沢なひと時を ちょっぴりテレながら一日を振り返り過ごしてみませんか。
ゆったりした締めくくりで 一日を終えることが出来そうです。

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2011年02月03日

ウィスキーについて

カテゴリ:[店主の独り言]

思い返せえば私のお酒とのお付き合いは もう40年程になります。
若い頃一時お酒を扱う仕事に就いたことがあり 今では余り見掛けなくなりましたが 当時は48cc入りのミニチュア瓶というのがありまして これを酒問屋さんが試飲用にと持って来てくれたのです。
ですからこの一時期に 一気に100種を超えるウィスキーを飲んでしまいました。
この頃から数えて35年程になりますか 毎晩欠かすことのないお酒とは無二のお友達となってしまいました。
この時期に美味しいと感じたウィスキーは シバスリーガルやバランタイン17年など幾つか挙げられますが 若い薄給の私にとって 当時一万円クラスのウィスキーを毎晩飲める筈がありません。
そこで試行錯誤の結果決めたウィスキーが サントリーの角瓶でありました。
今ではカミサンやオフクロの料理のように自然に身体が受け付け 以来ずーっと愛飲致しております。
切らしてしまいますと 梅酒であれアルコールというアルコールを 手当たり次第に探し回ってしまう私にとって 味はもとより理由は経済的なものの他 近場の酒屋さんで何時でも調達できるものという点でもあったのです。
尤も味に付きましては 味覚というものが極めて個人的なものである以上 その人に合った良いウィスキーというものは人それぞれである筈です。
亦 それが極上のスコッチであれバーボンであれ 自慢できるものではありませんし 或いはそれが若し一般大衆向けのものであったとしても 何ら恥じることではありません。
そうした自分向けのお酒を知っていることが 大切なのではないかと思っています。

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2011年01月19日

衣食礼節

カテゴリ:[店主の独り言]

「衣食足りて礼節を知る」と言われますように 一期一会の出会いの中での心を込めたお料理は 人の礼節を育むという大切な役割も持ち合わせています。
元来 懐石料理の由来は禅宗の修行僧が お腹が空いた客人をもてなす時 自ら空腹を凌ぐ目的で懐に温めていた石をせめてもの気持ちから 相手の客人の懐へ入れたことに始まったとされています。
それが客人をもてなす簡素な料理として 茶人の間で茶懐石に受け継がれ そして料亭懐石にも引き継がれ今日に至っているのです。
またこの言葉とはパラドックスのような言葉で 京都の竜安寺の石庭に据えられたつくばいに 変則的に刻まれた「吾唯知足」の4文字。
この仏教の真髄ともいえるこの言葉も 実は「衣食礼節」と同義の真理なのではないかと思っています。
今後も私たちはこれに倣い 食事で申しますと十二分の満腹感 食材で申しますと「走りもの」ばかりを追い駆けて 奇を衒うようなことは厳に慎み この自然の恵みに対し感謝の念を抱く茶の湯の精神と様式美を原点に 品揃えに勤めてまいりたいと考えております。

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2010年12月08日

和らぎ水

カテゴリ:[店主の独り言]

実感が余り伴いませんが 師走なんですね。
ただいま 宴会シーズン真っ只中といったところでしょうか。
お付き合いの広い方におかれましては 毎日が連チャンという方も多いことでしょうね。
しかし身体を壊してまで飲み続けるのは 何方様も慎まれるべきでありましょう。
さて 少し寒気を感じるようになった今日此の頃 何方も季節に敏感で店でも燗徳利をお求めになられる方が増えて参りました。
そこで日本酒党の方に是非読んでいただきたく ご存知かどうか存じませんが 「和らぎ水」について書き留めてみました。
和らぎ水とは日本酒を呑みながら 合間合間に水を呑むことを指しています。
こうすることで体内のお酒のアルコール分を下げ 酔いの速度を落とし 深酔いし難くなるのという訳なのです。
またこの和らぎ水を摂り間に一呼吸おくことで 喉の渇きを抑えながらご自身の飲酒のペースを保ち そして何より飲酒量の調節にもお役立ちとなります。
更にこの水は口の中をさっぱりとさせるため 味覚をリフレッシュさせて 料理やお酒の味わいをより一層深めてくれます。
勿論お酒の水割りではありませんから お酒本来の味わいが楽しめるのは言うまでもありません。
この和らぎ水に特定の銘柄はございませんが 料理屋さんにオーダーすれば席まで届けてくれるでしょう。
大抵 氷を浮かべた普通の水道水なのかもしれませんが。

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2010年12月02日

師走雑感

カテゴリ:[店主の独り言]

まだまだ実感が沸きませんが師走と聞くだけでも 何だか気分が慌しく ソワソワと落ち着かなくなってしまいますよね。
年賀状は? お掃除は? 迎春の仕度は? などなどマイナス思考で捉えると義務ばっかりで閉口してしまいます。
でもこの中でも誰が名付けたのか 忘年会。
直訳すれば嫌な出来事の一年は忘れ去って 良かった思い出だけを胸に新年に期待しながら迎えましょうという呑み会です。
これを増やせば 師走のマイナスも少しは緩和されるかも知れませんが。(否々そんなに甘くはありません 一時的に逃避しているだけなのですからね)
でもまあ いろいろ関わりあったグループが沢山おありでしょうし 一年の締めくくりとして スケジュールが許す限りお付き合いなさるのも良いことでしょう。
しかし時間ばかりでなく こればかりは連日呑める体力も維持しなければなりませんね。
暴飲暴食のツケは 当然ながらご自身に跳ね返ってきます。
身体を壊してしまっては この本来の目的から外れてしまいます。
どうぞ充分にご用心なさって下さいませ。
ところで幹事さん 忘年会の会場選びは人数にも左右されますが どんな場所を選んでいますか ?です。
写真はクリスマスに因んだ カップソーサーを掲載致しました。
世界各地でも 華やかなクリスマスツリーのイルミネーションが点火されていますね。

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2010年11月26日

回想・ホームパーティー

カテゴリ:[店主の独り言]

随分昔の話ですが ホームパーティー開催を提唱した時期がございました。
当時のお嫁入りは その日から使うのだから 食器は全部揃えて嫁入り道具とするという観念があり 私共でもホームセットやディナーセットに 売り場のスペースを随分割いたものでした。
さて 皆さんがご自分の衣装に凝られる最大の理由は それが人目に触れるからということではないかと思っていますが如何でしょうか。
食器もそれと同じで 家族だけの目であれば食器に然程気を遣うこともない筈で しかし他人の目となると 食器といえどもお座成りには出来ないだろうと考えました。
そんなことから当時よい食器を使っていただく手段として ホームパーティーを開きませんかというキャッチフレーズを 店内の彼方此方にPOPとして張り出したり DMなどでお配りしたりしたのです。
しかし結果としましては余程の方で手馴れた人たち 或いはその道のプロなら兎も角 一般市民に定着することはありせんでした。
ホームパーティーを開くということは 開くまでの準備や後片付けに相当な時間を必要とし 開催中もホスト或いはホステスとして 来られたお客様への気配りなど 神経の休まる事がないからであります。
結果 1年ほどでその看板は下ろす結果となりました。
現在でもこの事情は殆ど変らないでしょう。
そんな事情から外食産業の存在意義があるのだと思っています。

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2010年11月10日

結 び

カテゴリ:[店主の独り言]

吉祥をはじめ 日本には西洋にない特有の器の文様や意匠がたくさんあります。
そしてそれらの文様夫々に日本独自の美意識が潜み 人々の暮らしの中で慶びを表現したり 幸せを願う気持ちが込められているのです。
その一つに日本では 昔から祝儀などの贈り物をするとき 必ずのしを使い祝いの気持ちを表してきたという習慣がございます。
そしてこの水引の結び方には一度結べば解けない「結び切り」と 解いても何度も結ぶことが出来る「蝶結び」などがあり 結び切りは婚礼やお悔やみ事そしてお見舞いといった 二度も繰り返すことのないように願う事象に使われ 一方蝶結びは何度も繰り返してよいという 暮らしにまつわる一般的な祝い事に使われてまいりました。
伝統や儀式を大切にする日本においては 同様に器の意匠にも拘られる方がたくさんみえます。
日々の暮らしを営む上で お祝いのシーンに相応しい器たちですが 皆様のご家庭におかれましてもこうした器の出番が多くなることをお祈り申し上げます。

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2010年10月31日

ホームパーティーのお酒

カテゴリ:[店主の独り言]

今日は ご自宅で開く洋風パーティーでのお酒のご紹介です。
いらしたお客様を部屋へお通しして 取り敢えずはお茶とお茶請けというのでは 一寸無粋です。
料理を召し上がりにみえたのですから 料理に入る前の食欲をそそるお酒 つまり一寸したオードブルと食前酒(アペリティフ)でおもてなしするのが常道です。
お酒としてはドライシェリーが一般的ですが 祝い事であればシャンパンに代わることもあります。
他にジントニックやカンパリソーダなどのカクテルも シェーカーを使わずにつくれますのでお勧めです。
食事に入ればワインとなりますが 予算があれば赤,白の2種を用意されるといいですね。
赤は常温で出結構ですが 白とロゼは冷蔵保存したほうが美味しく召し上がれます。
またオリが沈んでいるのが見えましたら 面倒でもボトルにオリを残しデキャンターに移し替えるご配慮が ホスト,ホステスのお役目です。
さあ食事が済みました。
締めのお酒は 尽きない会話を盛り上げるお酒ということになります。
男性であればブランデーかウィスキーでいいのですが 女性にはほんのりとした甘味のリキュールなどがよろしいかと存じます。

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2010年10月28日

ギンナン

カテゴリ:[店主の独り言]

先日の新聞の一面見出しは 酷暑から厳寒へというものでありました。
秋が飛ばされてしまったというのですが。
食欲の秋 味覚の秋とこの秋ばかりは飛ばして欲しくありませんね。
そんな秋の味覚の一つに 銀杏(ギンナン)があります。
そのままでも焙っておつまみとなりますが あの特有の透明感のあるヒスイ色が お料理の彩りに欠かせないものともなっています。
我が家では 茶碗蒸しの定番食材でもあります。
銀杏の殻は専用のナッツクラッカーもございますが ペンチでもトンカチでもご家庭にあるものを使って割って下さい。
さてこの銀杏ですが 塩茹でした銀杏は冷凍保存しておきますと 先程申し上げましたように お手軽なおつまみでもありますので 急なお客様の時などとても重宝します。
そこで保存法ですが 先ず茹で方。
一摘みの塩を入れた湯で 穴明き杓子の背で転がしながら茹でます。
こうしますと自然に姫皮が剥がれます。
これをフリーザーパックなどに入れて 冷凍保存しておきましょう。

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2010年10月27日

プレースマット

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ランチョンという言葉は ランチと同じ午餐のことでありますが 少しニュアンスが違って もう一寸正式な席を指しているのではないかと思われます。
このランチョンの席で用いられるのが 一人用のプレースマットであるランチョンマットです。
このマット一つで テーブルの雰囲気が随分変わったとお感じになられた方も多いかと存じますが 貴重な小道具の一つでもあります。
サイズはショープレート プラス ナイフ,フォークを置くスペースですから 概ね40cm前後といったところでありますが 素材が麻や木綿の布製や皮革からビニール製に至るまで様々であります。
子供さん用ですとビニール製が使い易いかと思いますが 熱に弱いので誤って熱い鍋やヤカンなど置かない様に気を付けたいところです。
素材選択の基準としてのランチョンマットは 何時も汚れの危険に晒されていますので 洗い易い素材のものを選ぶということが選択肢の一つとなります。
そして食材によって汚れの処理の仕方がマチマチですので 出来るだけ早目の処置が大切ですね。
あとの色やデザインは テーブルや食器とのコーディネート次第です。

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2010年10月20日

食器の収納

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よく使う器は出し入れし易い出来るだけ手前に重ねて収納するのが 場所とらずであり機能的でもあります。
でも余り重ね過ぎては器を傷めることになり しかも危険ですので 積み重ねは一組分(5客)を目安にするようにしましょう。
また家族が少なく2~3客しか使わない場合は 使った器を下へ下へと入れるようにすれば 5客が回転して全ての器が均等に使えます。
更にご来客に使うような 余所行きの器があったとします。
恐らくこれらの器は普段出番が少なくとも 上等の器に違いありません。
このような器を重ねて収納するのであれば 器と器の間に紙を敷いた上収納してください。
こうすれば 生地や図柄を器の糸底で傷めることもありません。
また返礼品などの器は 木箱であれ,紙箱であれ 内容の器同士が保護された箱に入っています。 
この箱をすぐに捨ててしまう方が多いようですが 全ての食器が積み重ねが利く器ばかりとは限りませんので 毎日使わないのであればその箱を収納容器として 一緒に残しておかれることをお勧めします。

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2010年10月12日

カフェ文化

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ヨーロッパの映画を見ていますと 屋内であっても屋外であっても カフェが舞台となることがよくあります。
過って(? 今でもそうなのかも知れませんが) 著名人たちが談義に花を咲かせた場所であり 恋人たちが語り合った場所でもあったり そこにはカフェ文化とも言えるものがあったように思います。
そしてどの店を選ぶかで その人の教養や美意識まで問われたといいますから さぞ安易な選択はできなかったでありましょう。
歴史あるカフェには 常連客であった著名人の肖像画や遺品が残され飾られています。
カフェの定義はよく知りませんが 日本の喫茶店とは少し趣きが違うように思います。
滞留時間が長い所為か コーヒーやソフトドリンクに加え アルコールからランチやディナーに至るまで揃えていて 仲間たちが語り合う憩いのスペースであったのではないでしょうか。
そんなカフェが日本でも定着しつつあるように思われますが 日本の利用者の目も大変厳しく またコンセプトも多彩なものとなっていますので 即 歴史あるヨーロッパの一流店という訳にはまいらないでしょう。
そんな中 先ずは料理であるに違いありませんが 器も重要な役割を担っていると考えます。
ワンプレートの器を中心に お洒落心をくすぐる様な器を提案させていただきます。

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2010年09月16日

茹で卵と生卵

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何か早口言葉のようなタイトルになってしまいましたが 茹で卵のつもりで割ったら 生 これは大変。
こんな経験はありませんか。
何か見分ける方法があればよいのですが。
大丈夫 ございます。
見た目で区別するには 殻の状態しかありません。
これは微妙な違いですので よく観察してください。
先ずは生 殻がざらついている筈です。
このざらつきが大きいものほど新鮮で 茹でるとこの感触がなくなります。
電灯で透視する方法もあります。
茹でたものは透視できません。
次に持って重さを比べてください。
卵は茹でると中の空気と水分が入れ替わり 殻の内側に多少の水分が入り込みますので 生より重い筈です。
最後に独楽のようにグルグル回してみてください。
ゆで卵の方がよく回りますよ。

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2010年08月28日

ネバネバ丼

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マクロビオティックという食事法があるそうですが 正直余り理解しておりません。
過っての日本人が主としていた 穀物と野菜だけの食事で 出来るだけ皮も剥かず葉も捨てずと 自然に近い形で調理することのようであります。
ですからご飯も精米せずに 玄米が中心になるのだそうです。
このメニューを中心に据えたレストランも増えてきているようでありますが 本題に入ります。
実は私は胃腸が余り丈夫ではありません。
体型からも 生まれつきの胃下垂などと言われています。
同様の方いらっしゃいましたら 是非お試し戴きたいと思いますが。
ファイバー(食物繊維)の豊富な野菜を 一日20gを目標に摂取しましょうと仰るのは 管理栄養士の大沼奈保子先生です。
中でもこのオクラのようなネバネバ野菜は ファイバーの優等生であります。
発芽玄米ご飯の上に オクラにナメコに納豆など ネバネバばかりの組み合わせですが これが相乗効果で腸内をピカピカにしてくれます。
この他ゴボウなどの根菜類 そしてキノコ類に食物繊維が溶け出した干し椎茸の戻し汁など 一寸した気遣いで食物繊維が補えます。
写真は先生のネーミングによる「ネバネバ丼」。

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2010年08月20日

宇都宮の餃子事情

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先日の「毎日夫人」に 宇都宮の餃子事情が特集されていました。
午前11時半 並んで待っていたお客さんが 続々店内に流れ込み席に着きます。
ここ宇都宮は餃子専門店のメッカだそうで 戦後中国から引き上げられた方たちの寮がここにあり 本場の中国で仕込んだ餃子づくりが この地で行われたためと言っておられました。
毎日来られる常連さんは勿論 最近では都心や神奈川などの遠方のお客さんも増えたそうで 彼方此方梯子して行かれるのだそうです。
地元の方はテイクアウトが多いそうですが 何が一体これ程人を動かすのでしょうか。
現在はこの専門店が200店舗近くに増えてきたそうですが たった一品の餃子でこれだけの競合店があってやって行けるのかという疑問が残ります。
恐らくお互いの切磋琢磨で 夫々のお店のオリジナリティーに磨きがかかったのでしょう。
それにしても普通の惣菜という認識しかない私には 餃子がこれ程の魅力を持ったものとは考えられませんでしたが 理由は庶民的な食べ物だから ときっぱり仰ってみえました。

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2010年07月12日

竹の器

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私達は経験上ホタテやアワビそしてトコブシなどの貝殻や もみじの葉や葉ランそして青竹など 自然にあるものを器として利用することがよくあります。
但しこればかりで揃えられますと私たちの商いは立ち行かなくなりますので 食器屋泣かせと言えるのですが。
ところで一時ブームとなりました「MY箸」ですが 火付け役は割り箸でありました。
中国から伝わったとされる箸ですが ここでも日本は特有の箸文化を形成して参ります。
箸は元々国産品で 桶や樽などをつくった後の端材が利用されていたものでありますが 今ではこの国産品は高級料亭のみでしか見掛けることはありません。
コンビニ弁当然りでありますが 大半は価格競争に勝った輸入品であります。
ではこの輸入品である箸は どんな材木からつくられるのかと申しますと 自然に育った木で決して端材ではありません。
こうなりますと私達は 知ってか知らずしてか 自然の生態系を破壊する自然破壊に加担していることになります。
では割り箸の素材として何が環境に優しいのかと申しますと 竹がお勧めの素材です。
一年で成長すると言われる竹の生命力 竹を割ったような性格などと比喩されますように 木目が通ってなく てどんな割れ方をするのか判らないような輸入物の割り箸の欠点を 十分に補い合えるのではないでしょうか。
タイトルは竹の器でしたが 竹箸と環境のお話で終始してしまいました。

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2010年07月07日

鯵の干物のオカカ塗し

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鯵の話題が続きます。
夏場であっても マダマダ日本酒党の方も多いのではないでしょうか。
この場合は 殆どの方が冷酒とされるでしょうね。
私など日本酒にしますと どうしたものかウィスキーや焼酎では欲しがらない肴が 無性に欲しくなってしまいます。
これは日本酒の効用と言えるのか どうか分かりませんが。
自分でつくれば良いのですが ついついカミサンに強請ってしまいます。
洗い物が済んだ後など気の毒にも思うのですが 自分では殆ど出来合い品でしか能力がありませんので 致し方ありません。
そんな中で 何とか自分でつくれるものを探してみました。
写真は鯵の干物のオカカ塗し。
焙って解すだけ。
調理したとは言えない料理かもしれませんが 自分でつくり自分で食べるのですから 誰も文句のないところでありましょう。

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2010年06月29日

りんごのオーナメント

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「おやおや お行儀の悪いこと」 などと仰らないで下さい。
半分ずつ食べ散らかした 赤いりんごと青いりんごのクリスタルオーナメントです。
デザインはカガミクリスタルの石塚和明さん。
しかしよく見ると可也頑丈で しかも大きな歯でかじったようですね。
カット面が大きく そして鋭く輝いています。
勿論ハンドメイドですから サイズやカットの微妙な違いはご容赦下さい。
そして「これが何かのお役立ちに」 などと野暮なことも聞かないで下さいね。
因みにこちらは赤りんごの方がお値段張りますが これは品種や味の違いではなく 赤と緑の顔料の差によるものであります。

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2010年06月07日

冷やし素麺

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小麦粉(中力粉)を食塩水で捏ね 綱状に延ばしながら綿実油を塗っては また捏ね延ばすを繰り返して熟成させ 徐々に細くしていきます。
これが手延べ素麺ですね。
日本の麺としては最も細い麺で もうすっかり日本の夏の風物詩として 日本の食卓に定着してしまいました。
我が家でも毎年 地元の大矢知素麺を一ケース注文しますので これから何度か戴くことになるりでしょう。
茹で方の基本は 生麺,乾麺何れも大鍋にタップリの熱湯(一つまみの塩)を使って 麺がくっ付かないよう鍋の渕に沿ってパラッと広げ(パスタと同じ要領で) 菜箸で解すように掻き混ぜます。
麺が浮き上がってきましたら弱火に落とし 吹きこぼれた時にだけ差し水を行なっていただきますが 大量の差し水で温度を下げないよう注意して下さい。
麺がだれてしまいます。
茹で上がったらザルに揚げて水気を切り 直ぐに流水に晒して振り洗いして下さい。
揉み洗いは 完全に冷めてからです。
どうぞ 器とともに清涼のお昼の一時を。

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2010年05月16日

もう一寸何か

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この地球上の誰もが毎日生活を送られているのですから ひと通りの食器は充足していることと思われます。
否々この地球は広く 食器どころか毎日飢えに苦しんでいる人達もたくさんいる筈です。
医療の現場も然りであります。
満ち足りた人達が「もう一寸」を語るのは 「禁句である」と心得た良識を持たれた方達もたくさんいらっしゃいます。
そこでこのテーマを外そうかとも思ったのですが やはり商売っ気が優先してしまいました。
そこで 「もう一寸」と思う平均的(?)日本人の心象を投影しながらのテーマでもう一寸の後に来る言葉が何であるか と考えてみました。
それはオシャレな食器であったり 使い勝手が良い食器であったり グレードの高さであったりと この後の言葉は人夫々とと思われます。
普段の食器が充足している以上 私たちの品揃えの原点は 後へ続く言葉が何であれ 「もう一寸・・・」でなければならないと思っています。
そこで僭越ながら 一言アドバイスさせていただきます。
最初に書いた「オシャレな食器」というのを掘り下げてみますと これも個人差があり どれがオシャレと特定できるものではありませんが 一般的に言えることは ユニークな形であったり 鮮やかな色柄であったり 或いはどうってことないのだけれど どこかしら存在感を感じさせる といった器の主張があるものです。
言い換えれば 器の作者の自己主張であり その器を選ばれた方の自己主張でもあるわけです。
しかしこうした器は個性が強いだけに 受け入れる料理も限られているのも事実であり お求めになる際は是非衝動買いなさらず その器を使ったシーンを連想されながら 決断されるようお願い致します。
亦 使い勝手が良い器ということも書きましたが 食器は試し使いが出来ませんから 結果は実際の使用を待たねばなりません。
しかし 手に触れることは出来るのですから 先ずはそこから試してみましょう。
そして この場合も器を実際に使う人と 器に料理を盛りつけテーブルにセットする人 この二つの立場を同時に尊重しなければなりません。
この場合も独り善がりでなく 一寸お店の方のアドバイスを受けられた方が 正解となる事が多いようです。
何故なら扱っているお店は その器の目に見えない特性まで承知の上で 扱っているのですから。

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2010年05月14日

懐の深い器とは

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猪口の歴史を紐解いて見ますと 江戸期ではストンとした寸胴型の器の総称であったようです。
副菜を盛る小鉢のようなものからお酒の猪口まで 当時は大まかな呼称でこう呼んでいたらしいのですが それ故料理全般に使ってしまうという オールマイティーな器であったようであります。
その名残か 今でもソバ猪口はソバ猪口にあらずとばかりに あらゆる食卓シーンに顔を出しています。
コレクターが多いのもこのソバ猪口ですね。
長い歴史を架けて自然に育まれた 狭い食卓を有効に利用しようという 人智の結晶のように思われます。
さてここに掲載しましたのは 欅製摺り漆の菓子鉢でありますが これが亦 人夫々なんですね。
菓子鉢とはつくり手(売り手)の一方的な名ばかりで ある人はサラダ鉢としたり或いは煮物を盛ってみたりと 使い手の発想は留まるところを知りません。
人によっては スパゲティーやカレーの皿にもなりかねません。
但し相手は漆器ですから 金属のカトラリーは避けていただいた方が良いのでありますが。
ご安心下さい。 今は木製や竹製のカトラリーも豊富に出回っています。
こうした使い回しの利く器を 懐の深い器と言っておりますが これらは寧ろ使い手の懐の深さにあると言えるのではないでしょうか。

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2010年04月19日

みりん

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市販されているみりんは 蒸したもち米に米麹と焼酎を合わせて熟成させ 米の澱粉を糖化させてつくる本みりんの他 数種のみりんモドキがあります。
これはみりんが調味料として使われているにも拘らず アルコールを含有するため 10年程前まで酒類販売免許が必要であったことから 醸造業者が酒税法の対象外となるような みりんを開発した結果であります。
こうしたみりんは 塩を添加してお酒として飲めないようにしたものや 醸造用アルコールなどを加えて更に度数を高めたものや 穀類を酵素でブドウ糖液にして アミノ酸や香料などの添加物を加えて合成した 殆どアルコールを含まないものなどであります。
先程 みりんモドキなどと書きましたが みりん風調味料と置き換えても結構です。
このみりんを主に 醤油や塩,水飴や調味料などを配合してつくった調味液に 鰯や鯵などの魚の頭とワタを取り除いて浸したものが みりん干しという干物であります。

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2010年04月07日

魚の骨

カテゴリ:[店主の独り言]

先日Yahoo動画を見ていましたら 何処の方のアイデアだったか忘れましたが 魚の骨を上手に取り除く裏技が伝授されていました。
骨を取り除く作業が面倒(或いは下手)で 魚料理が嫌いと仰る方も多いようですので 是非参考にして戴きたいと思っています。
因みに私は自分で申し上げるのは痴がましいようでありますが この作業は上手なほうで 魚料理は決して嫌いではありません。
先ずはエラのある頭部から尾ひれの手前までの背に 中骨のある中心部まで包丁で切れ目を入れ 尾ひれは落とします。
次に両側のエラにも切れ込みを入れます。
そうしてから塩などで調味した上 焼きます。
こうして焼き上がりますと身が縮み 切り落とした尾ひれの付いていた所から 中骨が顔を出します。
この中骨を摘んで 切れ目を入れた背に向けて引き上げます。
そうしますと 不思議 不思議
骨には殆ど身が付かず 骨から頭までスッポリ取り出せます。
そうして開きますと 僅かにワタの部分に小骨が残っていますが このワタの苦手な方ならワタごと小骨を掻き出してしまうのです。
サンマにイワシにアジなど どれでもOKです。

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2010年04月05日

クリームティー

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昨日,一昨日開催のエキサイトバザールは 珍しくも両日好天に恵まれた催事となり 来場者の動員も過去最大に近いものでありました。
本年のご来場に感謝申し上げ 次年度は記念の20周年となりますので 本年以上にご期待戴きたいと存じます。
ご来場ありがとうございました。
それでは本題に入りますが 英国のアーリーモーニングティーに始まる喫茶の習慣は インドや旧セイロンを植民地化した17世紀以降に始まったものと思われますが 夕食後のアフターディナーティーに至るまで10杯ちかく召し上がる方も 珍しくないと言われるほど生活に密着したものとなっています。
亦 午前から午後にかけてのティータイムは紅茶とスコーンが定番で この喫茶の習慣はクリームティーと呼ばれています。
そしてこのスコーンは喫茶の習慣それ以前から スコットランドで食されていた焼き菓子で 私たちが三時のおやつとしているビスケットのような物と お考え戴けばよろしいかと思います。
このクリームティーもほぼそのような感覚の習慣ですが アフタヌーンティーとなりますと食事とまではいかなくとも 更に時間がかけられテーブル上ももっと賑やかになります。
プレーンスコーンは二つに割り そこにハチミツやジャム そしてこれも英国特産のクロテッドクリームなどを付けて食べます。
このクリームはバターや生クリームの代用とされることも多く ケーキやグラタンづくりなどにも多用に使われています。
乳脂肪がバターより少なく 口溶けが良いのでサッパリした味わいです。
一方 スコーンは表面はサクッとした食感に 中はふんわりと焼き上げますが デーツやレーズンなどのドライフルーツを混ぜて焼いたり 北米ではチーズや玉ネギにベーコンなどを混ぜて 軽食とすることもあるようです。

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2010年03月19日

目秤・手秤

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ベテラン奥様は秤など使わずとも 意外に食材の正確な重量を言い当てます。
それは長年に亘って蓄積された 奥様の勘によるものだと思いますが 目で重さを測る目秤と手で測る手秤を駆使して 身についた貴重な財産だと思います。
こうして調理の効率を上げているのですから 感服致します。
先ずはSサイズの卵一個の重さ(50g)を基準に 覚えておきます。
これと同サイズにして 同じ重量の食材が幾つかありますので これも覚えておいて下さい。
里芋 人参 ジャガイモ 大根 そして挽き肉です。
もう一つ 中粒の梅干を基準にして下さい(15g)。
この場合 味噌と練り餡が同重量です。
乾燥ワカメ(味噌汁3杯分)は 約8分の1の2gです。
次に手秤。
目ばかり同様 基準はそのSサイズの卵2個分で 100gです。
今度は手を使います。
これと同重量が手のひら一杯サイズの肉や魚の切り身 そしてスパゲティー一握り(直径約3cm)と 鞘インゲン片手一杯に刻み野菜両手一杯です。
おにぎり一個は約1.5倍の150g りんごは約2倍の200g 豆腐半丁が約3倍の300gです。

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2010年03月04日

三重の郷土料理

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地元三重県の郷土料理をご紹介致しますが ご承知のように我が県は伊勢湾の西側に位置し 南北に細長い県であり 縦断には東京を往復するほどの時間がかかるという 地理的に大変特異な地域であります。
従いまして三重県という地域を私共の四日市(北勢地区)と 伊勢を中心とする中勢地区 それに熊野灘を臨む南勢地区の3地域を一纏めに括ることは 歴史的背景や文化を通しても少し乱暴過ぎるように思います。
只 冒頭申しましたように 北から南まで伊勢湾という海に面した地理的条件(一部伊賀地区のように内陸部の地域もありますが)は共通していて 三重の食文化は漁師さんたちが育んできた生活の知恵といった側面が随所に見られます。
北からご紹介しますと 桑名の焼き蛤に伊勢志摩地区の残酷焼きや手コネ寿司 南勢地方の秋刀魚寿司やマンボウ料理など どれも海からの贈り物ばかりであります。
そして何れも漁の合間を縫っての食事で 獲れたての獲物を即席で調理するというものであります。
その漁師の料理が獲物と共に陸揚げされ 多少のアレンジが加わって一般の人々の間にも根付き 今に伝えられています。
特に志摩地方の手コネ寿司(写真)は 郷土料理100選にも選ばれている料理であります。

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2010年02月24日

ドイツパン

カテゴリ:[店主の独り言]

フランスパンに続いてのご紹介です。
パンは基本的には小麦粉に水 イーストに砂糖と油脂を加えて混ぜ 発酵させて(中には発酵させないパンもあるようですが)焼き上げます。
しかし主材料の小麦粉をライ麦粉に替えてつくる ライ麦パンといパンがあるのですが 黒っぽい仕上がりでありまして黒パンとも呼ばれています。
ドイツや北欧諸国に多いパンです。
中でもプンパニッケルと呼ばれるパンは 100%ライ麦が原料のパンで 乳酸発酵させてつくるため酸味が強いのが特徴でありますが 多くは小麦粉を混ぜてつくられます。
これは小麦粉に含まれるグルテニンというタンパク質が 水を加えて混ぜることによって 粘りのあるグルテンという物質に変化するのですが ライ麦は元々粘りがなく また酸性にならないとグルテンが形成されませんので サワーダネなどを使って乳酸発酵させるのです。
このため酸味はありますが 日持ちが良いという特長を持っています。
このドイツパンは ドイツ特産のハムやソーセージなどと好相性で しばしばビールのお供となっております。

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2010年02月10日

外食というイベント

カテゴリ:[店主の独り言]

サラリーマンであれば 昼食はお弁当か外食というのが一般的でありますが 我が家では普段の家庭料理から離れて家族揃って外食する これはは滅多にないことですが 確かにファミリーのイベントと言えるのではないかと思っています。
長年商店街のイベント企画に携わっていらっしゃった熊野卓司さんによれば 「イベントは意変図」という文字を当ててみえますように 普段とは違った異変を起こすべく意図することと解釈できます。
ですから逆に普段外食に頼ってみえる方であれば 家庭料理にありついた時こそがイベントとなります。
特に家族の胃袋を預かる主婦の皆さんにしてみれば 用意から後片付けに至るまで 全てが据え膳でお店任せなのですから 最上のご馳走ではないかと思われますが如何でしょうか。
さてさて こうしたイベントでは職業柄どうしても器に目が移ってしまうのですが(一種の職業病かも知れません) 器の持つ役割という事に感じることが多々あります。
家庭料理では毎日見慣れているという事もあって 気づき難いものなんですね。
一つご紹介しますと 器とは只単に料理を盛り付けるだけの道具ではないという事であります。
料理がテーブルに届けられそして口に運ばれるまで そこにはショープレートという空の食器しかないのですが しかしその器がこの空白の時間とスペースをキチンと埋め 目を楽しませてくれています。
このように印象に残る料理屋さんやレストランでは 味はもちろんのことですが お客様の五感すべてに響く演出がなされているのです。
器にはこの様に料理とお客様との 或いはお店とお客様との距離をグッと縮めるパワーがあるように思います。

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2010年02月02日

すまし汁

カテゴリ:[店主の独り言]

おすましと申しましても すまし顔のことではありません。
清まし仕立てとか清まし汁といった 調理用語のことであります。
汁が濁らず澄んだ汁物で 一般的にはコンブとカツオの一番出汁を 塩や薄口ショーユで調味して汁をつくります。
これを椀ダネの入った椀に注ぎます。
今日の椀ダネは花海老です。
この花海老は 頭から1/3程度のところに1cm程の切れ目を入れ 海老の尾をこの切れ目に潜らせるだけの簡単な作業で出来ますが 強く引いて千切ってしまわないようご注意下さい。
この他 白身魚の頭やアラを使った潮汁も すまし汁に含まれます。
料理屋さんでは この献立を「清まし汁」とお品書きするお店もあります。

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2010年02月01日

ワンコソバ

カテゴリ:[店主の独り言]

わんことは椀のことで この地方の各地で言葉の最後に「こ」を付ける方言であります。
元々この地は良質のソバの産地であるのですが(時の人の地元でもあります) 古くから祭事などの行事の際には ソバが振舞われる慣わしでありました。
しかし大勢に振舞うとなると 全員に行き渡る前にソバがのびてしまう為 一口大に小分けして椀に盛り振舞われたのが始まりとされています。
今ではそれが発展して大食い競争のようなイベントに仕立てられ 益々評判を得ることとなってまいりました。
更にこのソバの特徴は 薬味に刻みネギ,花カツオ,大根オロシ,海苔などの定番の他 マグロの刺身なども加わり 椀の数も然ることながら薬味の種類も大変賑やかであります。
とは申しましても競技となれば 薬味でお腹一杯ということにもなり兼ねません。
毎年参加される方は この辺りのコツを充分心得て競技に臨むそうであります。
競技は毎年2月に発祥地の花巻で 3月には今や発祥地よりも盛大に行なわれる盛岡で開催とのことであります。
因みにこれまでの記録は 時間に制限を付けなかった頃の記録で 559杯だそうです。
凡そわんこ10杯が掛けソバ1人前とのことですから なんと5人前以上平らげたことになります。

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2010年01月28日

自然食品

カテゴリ:[店主の独り言]

どうも自然食品という言葉が 独り歩きしているのではないかと思われます。
法的にも学問的にもこの自然食品を規定するものはなく 非常に曖昧な概念として観念的に使われているところがあります。
以前の有機野菜のコラムで触れておりますように 有機栽培農産物や特別栽培農産物 或いは無添加食品や無調整食品につきましては 農林水産省が基準をキチンと規定しております。
しかし無農薬や無化学肥料という言葉につきましては 消費者が誤認を起こし易く また減農薬や減化学肥料の言葉も 比率や対象が不明瞭なため 何れも食品表示には使用されなくなっています。
しかし一般論からいえば 加工食品や化学薬品の使用 或いはハウス栽培などによって生産された食品の 対極の言葉として使われているようであります。
つまり自然に育った材料を使った食品 或いは化学肥料や化学処理されずに栽培された野菜など 或いは保存料等の添加物を一切使わないか 無調整の食品を指しているようであります。

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2010年01月27日

魯山人の器

カテゴリ:[店主の独り言]

何方もご存知の北大路魯山人。
今で言う多才なマルチ人間でありました。
書や絵をよくし 鑑賞眼鋭く古美術をこよなく愛し 「美食倶楽部」を始めたその後の半生は 自らの料理を盛るため 焼物の制作に追われ続けた生涯でありました。
「食器は料理の着物」とは魯山人の口癖であり この言葉こそ鑑賞用の陶器にはない 使ってみて始めてわかる焼物の魅力が秘められているのです。
魯山人が食器制作にあたる時は その指先には調理され出番を待つ料理が 既に用意されていたと言います。
非常にイマジネーションの豊かな方だったのでしょう。
また盛り付けについてもいろいろな言葉を残しています。
「盛り付けは生け花をする心と同じで 絵を描く心とも通じ 出来上がった料理で図案するのだと解釈してもよい」なども名言でありましょう。
他にも料理と器の関係 盛り付けのアドバイスなど 数多くの名言が残されています。

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2009年11月24日

割り水燗

カテゴリ:[店主の独り言]

日本酒は燗しても冷やしても そして常温でも召し上がれる不思議なお酒ですね。
召し上がり方にルールなどございませんから お好きなスタイルで召し上がって戴けば良いのですが 同じお酒でも燗つけした時と冷やした時とでは 微妙に味や香りが変わってこれも不思議ですね。
燗酒ならこれ と左党が太鼓判を押すのが この純銅の酒タンポです。
錫でつくられた茶器や酒器はイオン効果を発揮して 雑味を無くしまろやかな味となる事が古くから知られています。
銅の器はそのままでは酸化が早く利用できませんので 内面を錫メッキします。
この銅も錫も何れも熱伝導率が高く 短時間で燗(或いは冷え)が出来るのも特長です。
今日はこの酒タンポを使って 割り水燗という召し上がり方をご紹介しましょう。
日本酒もたくさんの銘柄があり 特定されている方は兎も角 チョット気分転換に違った銘柄をと思って 買ってはみたけれど少し強かった という経験はございませんか。
こんな時には 一合に付きお猪口一杯ほどの水(出来ればミネラルウォーターか ラジウムボトルの水)を加えて 燗してみて下さい。
新しい穏やかな味が発見できるかも知れません。
余りたくさん加水しますと 本来の旨味のバランスが崩れてしまいますので お気をつけ下さい。
この場合の燗つけは写真の酒タンポ。

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2009年11月20日

おつまみバイブルより その2

カテゴリ:[店主の独り言]カテゴリ:[店主の独り言]

もう一つ 「おつまみバイブル」より選んだおつまみをご紹介しましょう。
「酒粕のウニ風味焼」というおつまみで 酒に酒粕のおつまみとは呆れないで下さいとありましたが 試食前でなんとも申し上げられないところ これが中々味な組み合わせと紹介されていましたので 本を信用して掲載することにしました。

<材料(2人分)>
・ 板酒粕      100g
・ 練りウニ     大さじ 2
・ ショーユ     大さじ 1/2

<つくり方>
① 酒粕は手で食べ易い大きさに千切る。
  ボールに練りウニとショーユを入れて混ぜる。
② ガス台のグリルを熱して酒粕を並べ 弱火で両面を色よく焼く。
  上面にウニショーユを刷毛で塗り 弱火で更に乾燥させるように香り良く焼く。

読む限り意外に簡単そうでありますし 読んだ時何かしら試してみたい気持ちが残っていました。

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おつまみバイブルより その2

カテゴリ:[店主の独り言]カテゴリ:[店主の独り言]

もう一つ 「おつまみバイブル」より選んだおつまみをご紹介しましょう。
「酒粕のウニ風味焼」というおつまみで 酒に酒粕のおつまみとは呆れないで下さいとありましたが 試食前でなんとも申し上げられないところ これが中々味な組み合わせと紹介されていましたので 本を信用して掲載することにしました。

<材料(2人分)>
・ 板酒粕      100g
・ 練りウニ     大さじ 2
・ ショーユ     大さじ 1/2

<つくり方>
① 酒粕は手で食べ易い大きさに千切る。
  ボールに練りウニとショーユを入れて混ぜる。
② ガス台のグリルを熱して酒粕を並べ 弱火で両面を色よく焼く。
  上面にウニショーユを刷毛で塗り 弱火で更に乾燥させるように香り良く焼く。

読む限り意外に簡単そうでありますし 読んだ時何かしら試してみたい気持ちが残っていました。

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2009年10月06日

おつまみバイブルより その1

カテゴリ:[店主の独り言]

この季節 年の所為でしょうか 無性に日本酒が恋しくなってきます。
この日本酒今では殆ど正月しか呑めないのですが これは偏に家計の事情によるものであります。
何しろ計算すれば 他のお酒の2倍の出費ですから止むを得ません。
その上 日本酒の場合はおつまみが欲しくなるので厄介です。
冷蔵庫を覗いては諦め また覗いては諦めております。
シシャモでもあれば これくらいは自分で処理できますので大助かりなのですが 他のものですとどうしてもカミさんの手を煩わすことになってしまいます。
先日「おつまみバイブル」という本を見ていましたら これなら自分で出来そうだ(出来合い品でも良いのですが)と思うおつまみが 幾つかありましたのでご紹介しましょう。
その前にチョット一言申し上げますが 日本酒に回帰した方は おつまみも和食に回帰する傾向にあるように思います。
古里帰りと申しますか 自分もそのようになってしまいましたので。
では話を元に戻しますと 先ず「おから」。 
「おから」と言えばおふくろの味の代表ですが 写真を見た途端食べたくなってしまいました。
鶏の挽き肉やら生椎茸に 人参,玉ねぎにネギなどと和えていたようですが 私などは純粋におからのみで結構です。
次にイカの鉄砲焼 何故鉄砲焼きと言うのか存じませんが ショウユとお酒にシオで下味をつけて焼くだけですから 私向きの料理だと思いました。
本ではワタをからめて食べるとありましたが ワタの処理が面倒そうなので ここでは割愛しておきます。
最後は厚揚げの甘辛煮 口の中にジュウッと広がる煮汁の旨味 こんな謳い文句につい手が出そうになってしまいました。

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2009年09月09日

盆と膳

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お盆を単なる器を運ぶための道具と お考えの方が多いように思います。
確かにお盆の果たす最初で最後の役割は そんなところにあると私も思いますが。
しかしそれだけのために使っていらっしゃるとしたら それは決して使い込んでいるとは言えないでしょう。
先ずは器を載せて運ぶのですが それをそのままテーブルの上に 或いは床や畳の上に置いたとします。
テーブルの上であれば ただ器がお盆やお膳の中に収まっているだけで その席を一寸改まった雰囲気にしてくれます。
そして床や畳の上であれば 自然にそれを囲んで足を延ばすことになり 和気あいあいとした気軽な語らいの場に一変します。
亦 急な来客へのおもてなしに際し たとえ即席で有り合せの材料しか用意できなくても このお盆(トレー)やお膳に収めれば 不思議にサマになるのです。
こんなことは 日常よくご経験されているのではないでしょうか。

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2009年08月31日

淡 交

カテゴリ:[店主の独り言]

中国の戦国時代の思想家 荘子の言葉に「君子の交わりは淡きこと水の如し」 そして「小人の交わりは甘きことレイ(甘酒のことのようです)の如し」 と続きます。
この名句に心当たりのある方もきっと多いことでありましょう。
東洋の思想は得てしてこのように濃厚よりは淡白を 華麗さよりは枯淡を重んじてきたようであります。
利休の侘び茶の世界がその典型といえます。
人と人の交わりは難しいものだと考えてしまいますと 孤立無援となり生活そのものが成り立たなくなってしまいます。
要は余りベタベタせず サラリと水の如くが長続きするものだとお考え下さい。
実はおもてなしの極意もここにあります。
長く暑かった夏の季節も少しづつではありますが 秋に変わろうとしています。
この8月ともお別れとなると 何方も感傷的になるようですが この季節のおもてなしは まだまだ硝子器です。
ガラスの器は清潔さは勿論ですが 冷たく冷やしておいて盛り付けて差し上げましょう。
主人は客の気持ちを 客は主人の気持ちをさりげなく思い遣ってみる 淡交とはこんな気遣いをを問うているのではないでしょうか。

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2009年08月30日

洋食器の傾向

カテゴリ:[店主の独り言]

近年のプロユースである洋食器の特徴を 一言で言い表すことは困難でありますが 一つの傾向として 色彩は白黒茶などのモノトーン調のものが多いようであります。 
しかし形状がこれまで想像し得なかったような 様々なバリエーションで展開されております。
例を挙げますと これまでは盛り付けスペースとリムスペースの比率が 精々7対3位であったものが なんと1対1という幅広いリムを持ったプレートが現れたり 同様リムを三日月のように幅に変化を持たせたプレートですとか 渕を波のようにウェーヴさせたものですとか また一方に渕をⅤ字カットしたプレートなど 多士済々であります。
そして組み合わせものも目立ちます。
フラットなプレートと組み合わせるスプーン型の小さなガーニッシュや L字型や角型のボールなどです。
亦 卵のようなしずく型やダイヤ型 そして中央に盛り付けスペースを窪ませたアーチ型 更には盛り付けスペースを窪ませる替わりにリングを付けたものなどなど 枚挙に暇がありません。
更に前菜やオードブルの盛り付けに役立ちそうな 何品目かに仕切られたプレートも何点か発売されています。
こうして色々列挙して参りましたが この傾向が何を意味するのか私には判断できません。

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2009年08月05日

ゴーヤーチャンプルー

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「ゴーヤーチャンプルー」 もう沖縄の郷土料理ではなくなってしまいましたね。
私共の親戚でも自家菜園でつくっていまして 毎年夏場には戴きます。
採れ立てですので実は濃い緑が鮮やかで イボイボにも張りがあります。
じつはこのゴーヤーは完熟しますとオレンジ色になるそうで そうなってしまいますと最早手遅れで 食用にはなりません。
よく観察していなければ 収穫期を見逃してしまうことになります。
鹿児島では生をスライスしてオカカを塗して酢醤油で戴く 「にがごいおかか」(鹿児島ではゴーヤーのことをにがごいと呼んでいます)という料理があるそうですが やはり生の苦味に抵抗を感じる家族もいますので 定石通り種とワタを取り 薄切りにして塩を振り茹でてから使っているご家庭が多いようであります。
これを豚肉に豆腐を加えて炒め合せ 溶き卵に人参を加え 仕上げに鍋肌から醤油を垂らして軽く混ぜ盛り付けます。
本場沖縄では ゴーヤーを使った胡麻酢和えの ゴーヤーウサチーという料理もあり 伝統的に長くお付き合いをしてきただけに もっと色々ありそうですが残念ながら存じません。
情報が入れば その都度ご紹介させていただきます。
長かった梅雨も明け いよいよ本格的な夏を迎えます。
落ちた食欲をカバーするのは何と言っても食事 あの手この手で乗り切りましょう。

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2009年08月01日

シーフード・パエリア

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今日から8月 夏祭りのピークを迎えましたが 生憎只今,激しい雨音を聞きながら書いています。
梅雨の明けないまま こうして8月を迎える異常な気象の年は余り経験がありませんね。
さて今月は夏休み中のお子様を抱えたご家庭向きに 素人料理のお話が多くなるかと思いますが ご参考にしていただければと存じます。
トップバッターは「シーフード・パエリア」。 
パエリアパンは既にご紹介しておりますが 今日は料理の方をご紹介します。
本来は山の猟師の獲物が材料になったようでありますが 我が国ではこの料理は海鮮料理としてつくられることの方が多いように思われます。
しかし日本人はアレンジャーですから 伝わった料理はそれなりに咀嚼して どの国の料理でも日本料理にしてしまうのは 結構なことではないかと思っています。
韓国料理のクッパにしましても 中味はその時その時で入手できる食材を使って 合理的な料理にしてしまいます。
本国ではこの料理名を使うことはまかりならんと お叱りを頂戴するかも知れませんが。それでは写真の料理の材料からご紹介しましょう。
イカにアサリにムール貝 そして白身魚の魚介類 野菜は玉ネギと人参 そして彩りの仕上げ用にピーマンです。
先ずは鍋にバターを溶かし 玉ネギと人参を入れ 木杓子で混ぜながら玉ネギが透き通るまで炒めます。
これに充分に水気が切られた米を入れ 混ぜながら米にバターが浸み込んで 艶が出るまでよく炒め ここで魚介の材料を加えます。
次にサフランを入れておいたブイヨンを注ぎ 静かに混ぜながら一度沸騰させます。
沸騰したらアクを取り 180度のオーブンで15分焼き 仕上げにピーマンの角切りを上に散らします。
チョット手間をかけましたが その分美味しく戴けるでしょう。

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2009年07月19日

海軍カレー

カテゴリ:[店主の独り言]

先日Yahooの配信している動画を見ていましたら 横須賀海軍カレーを紹介していましたので 改めてご紹介申し上げましょう。
ペリー提督来航の開国の街・横須賀は 明治に入っても大日本帝国海軍の鎮守府が置かれ 軍港として整備されてまいりましたが その後も米軍空母が配備されたり 現在でも海上自衛隊の基地となっているなど 軍事的色彩の濃い港であります。
明治には日清,日露と二つの大戦を経験してまいりましたが 当時の海軍は全てに於いて大英帝国海軍を規範としていて 軍隊食に至ってもインド支配の流れからカレーが紹介されたのでありました。
但し本場のインドカレーのようにスパイシーな物ではなく 辛味もジワリと感じるような ご年配の方にはどこか懐かしい味のカレーで 今このカレーで街興しを計画されている横須賀市では 当時のレシピ通り再現されようとして 横須賀海軍カレー記念館まで建設されているのです。
当時の軍隊では 最初に紹介されたシチューは余り馴染めなかったものの このカレーは非常に評判が良かったようであります。
材料は今と殆ど変わりませんが 手軽に肉と野菜の両方を一つの料理で完結させるバランスの良さと 船が揺れてもカレーのトロミでこぼれる事もなく そしてたくさんの食材を調達せずとも料理できるところから 好評であったようであります。
このカレーの普及に欠かせない人物が かの有名な日本海海戦の総司令官・東郷平八郎元帥であるとも言われています。

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2009年03月30日

卓上雑貨

カテゴリ:[店主の独り言]

近頃は和雑貨や洋雑貨を扱うお店も増え 見ているだけでも楽しくなるような それでいて立派に機能性も充分兼ね備えたような 卓上の小物が多く見られるようになって参りました。
こうした小物こそ 一家の主婦の食に対する思い入れやセンスが ストレートに反映されるものですので 気合いを入れて選びたいものですね。
なりは小さくともアクセントとしての効果は侮れないものがあり 過小な評価は禁物です。
山椒は小粒でもピリリと辛いのです。
では和風から参りましょう。
箸置 薬味皿 珍味蓋物 醤油差 楊枝入(写真) 一味入 辛子入 卓上卸し器 汁次 などなど。
洋風では シュガーポット クリーマー バターケース レモントレー SP(ソルト,ペパー)セット オープナー ドレッシングポット ディナーベル キャンドルスタンド ナプキンリング ナイフレスト ストレーナー サラダサーバー などなど。

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2009年03月19日

茶盆について

カテゴリ:[店主の独り言]

茶盆とは何かと考えてみました。
旧家であれば(実は私の母の実家もそうでした) 大抵長い廊下の一方の端は台所で もう一方の端は座敷という そうした間取でありました。
今では街中でそんなお屋敷に出会うことは先ずありませんが リビングキッチンという概念が建築に取り入れられ 振り返ればそこが居間でありお座敷となってしまったようであります。
そしてこの茶盆はこの長い廊下を お茶やお茶菓子を載せて運ぶ道具であったと言えます。
そうしてそのまま床に置いては 茶呑み話に花を咲かせるといった光景が目に浮かんで参ります。
正に持ち運び自由なテーブルであったのであります。
食事であれば 茶盆の替わりに脇取盆が使われて参りました。
こんな道具であることは ワザワザ私が申し上げるまでもない事なのですが このように住宅事情が変わって参りますと 最早無用の長物となってしまった観が否めないのであります。
ところが最近になって 今は殆ど贈答品として使われることが少なくなった所為か 自家用使いにお盆を買い求められるお客様が増えてきたのであります。
皆さん仕舞い込んでしまったのが 探しても見つからないと仰ってみえます。
何だか常備されていて当たり前の物がないという テレ隠しのようにも聞こえるのですが。

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2009年03月04日

広島のお好み村

カテゴリ:[店主の独り言]

もう10年以上経ちます。
私たちの商店街の将来について 皆で真剣に議論していた頃のお話です。
そんな中で先進地の視察を兼ね カリスマリーダーのお話を伺おうと発案され 選ばれた街が広島でありました。
今 懐かしく思い出しています。
幾つかの土産話を持ち帰ってまいりましたが その後の成果につきましては どうぞお尋ねにならないで下さい。
その日の予定をこなした後 確か出来たばかりと記憶していますが お好み村という広島ならではの食のテーマパークが出来たので 行って見ようという事になり何人かの有志で出掛けました。
確か7階建て(?)のビルであったように記憶していますが(最上階まで上りそれから階段を降りてお店を探しましたので覚えています) 上から下までズラリとお好み焼きのお店が並び 地元でない私たちは店選びに一苦労でありました。
もとは屋台営業されていた人たちが 屋台の立ち退きを契機にビルの建設に加わったようでありますが 今では修学旅行のコースにまで組み込まれ この村のお客様はどちらかと言えば殆どが旅行者という事になっているようであります。
そして当地(四日市)のお好み焼き店にはセルフのお店が多いのですが こちらでは全て店側がプロとして調理し完成品を供するというシステムになっています。
それも肉やキャベツなどタネに混ぜて焼くのではなく 具をドンドン積み上げていきます。
これだけ厚味のあるボリュームですと 自分で返して調理出来るかなあ などと考えながらほろ酔い気分で帰路に着きました。

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2009年02月15日

店頭イーゼル

カテゴリ:[店主の独り言]

ご商売を生業とされている方の近年のご苦労は 私もその一端の一人でありますのでよくわかります。
特に店舗を構えての物販は 過って立地産業の最右翼のように言われていましたが 車社会でありIT社会でもある現代では どうもそれ程単純な図式で説明出来るものではないようであります。
私共も含め店舗の再構築をお考えの方に向け 少しお話させていただきます。
大袈裟に申しあげまますと 再構築とは経営者であれば何時も念頭になければならない必須事項でありますが 何も経費をかけて行うものばかりとは限りません。
私共の商いで例を挙げれば 日本には四季があり 夫々の季節に相応しい旬の食材と料理があります。
そして一年を通しても 節目節目の年中行事が生活のリズムをつくっています。
それに合わせての商材の提案 或いは先取りしての提案は店内商品の移動だけでも 或いはPOPの作成など一寸手間をかけるだけでも可能です。
先ず先に知恵を絞るという事ではないでしょうか。
それでは店舗のどの場所が最も有効かと申しますと 業種業態によって多少の差はありますが そこは不特定多数の人が行き交う店頭であることは ほぼ間違いないでしょう。
中でも通勤の順路に当る方にとって そこは毎日の風景となります。
それだけにそこが毎日同じ景色であれば 見限られるのは必至であります。
そこで提案です。
貴方のお小遣いを店頭の活性化に少し回してみて下さい。
店頭のイーゼルは情報発信の基地であり 誘客の大切なツールでもあります。

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2009年02月02日

縄暖簾

カテゴリ:[店主の独り言]

連想ゲームです。
明日は節分ですが これにつきましてはもう既に何度も話題にして参りましたので テーマは独断で選びます。
そこで唐突ですが縄暖簾とくれば 10人中7~8人くらいは居酒屋の連想でしょうか。
或いは赤提灯などと答える方もみえるかも知れません。
しかし何れも一寸古い表現のようで居酒屋は兎も角 どちらも既に死語のような気もします。
私たちの若かりし頃は この縄暖簾をかい潜って一寸込み具合などを探って中に入る このような純粋(?)な居酒屋さんがたくさんありました。
懐かしく思い出していますが 今は韓国風であったり アジアン風であったり ハタマタ無国籍などと範疇が掴めないお店も多く 私たちのような化石人間には入り辛いお店が増えています。
それに今は全国チェーンのお店も結構あって(当時は養老の滝ぐらいでした) メニューもマニュアル化されているようで 食べたいものを探すのが一苦労といったところであります。
この居酒屋という語源は どうも江戸期に始まったお酒を量り売りしていた酒屋さんが その場でお酒を飲ませるようになり それも次第に肴も出したりと エスカレートしていったのが始まりのようであります。
そしてここで酒を居続けて呑むため 居酒屋の名が生まれたと言われているようであります。

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2009年01月09日

手づくり

カテゴリ:[店主の独り言]

食器にしても雑器と呼ばれる調理道具にしても 過っての陶器と呼ばれる器は 型に陶土を流し込んで成形するなんて思いも付かなかったことであります。
全て手づくりであった筈ですから。
例えば漬物用の甕にしても 今でこそ型で成形するのでしょうが 当時は手づくりの試行錯誤の連続ではなかったでしょうか。
恐らくつくり手と使い手のコミュニケーションのキャッチボールが 幾度となく繰り返されていたものと思われます。
例えば底には重圧がかかる為厚く丈夫にとか 渕は持ちやすいように玉渕にするとか 工夫に工夫を重ねた形跡を 今の道具からもいくつか窺い知ることが出来ます。
雑器と呼ばれるものですら(否 雑器という道具であればこそ こうした使い勝手が追求されたのかも知れません) こんな具合ですから 美術品ともなれば一つの完成品を得るために 何個犠牲になったことでしょう。
ところでブームとは恐ろしいもので こうしたブーム(マスコミが火付け役となっているケースが多い)が起こりますと これに心無い業者が便乗してしまう事がよくあります。つくれば売れるという安易な姿勢が伺えますと 業界全体への悪影響が心配されます。

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2009年01月01日

あけましておめでとうございます

カテゴリ:[店主の独り言]

皆様 あけましておめでとうございます。
旧年中は一方ならぬご愛顧を賜わり 一同心より厚く御礼申し上げます。
本年も品揃えにサービスにと より一層の努力を重ねて参ります。
どうぞ倍旧のお引き立てを賜わりますよう よろしくお願い申し上げます。

ここは例年ですと干支の置物がご挨拶申し上げるところでございますが 本年は更なる縁起を担いで博多人形の恵比寿様と大黒様に出演して戴きました。
お牛様 どうぞお許し下さい。
博多人形様におかれましては 二日連続のご出演ご苦労様でございます。
博多人形のそのふくよかな笑顔と佇まいは 見る人全てに和みの気持ちをもたらしてくれるでしょう。
どうぞ皆様におかれましても 良いお年でありますようにご祈念申し上げます。
尚1月4日(日)が初売りで 以後平常通り(木曜定休)営業致します。

 2009年 元旦

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2008年12月04日

家族の団欒

カテゴリ:[店主の独り言]

幸か不幸か私には女児がいなかったものですから 「同じ洗濯機でお父さんのパンツを一緒に洗わないで」 などとは聞こえてきませんでしたが 若しもそうした親子であるなら 一つの大皿(鉢)や鍋での家族の団欒ということも 危うくなって来るのではないでしょうか。
元々商家であった私共では 家族一緒に食事をするという事が非常に稀なことで 皆が交替で済ますようにしていました。
それでも定休日や正月などには 家族が揃うのを待ち(叶わないことも多々ございましたが) 食事を始めていました。
その頃は特に意識していた訳ではありませんが 働くお母さん方が増えこうした家族の団欒が少なくなった昨今では 無意識の内にこの様な体験をすること自体 大変大切なことのように思えて参ります。
毎日続けることが叶わないのであれば せめて家族に共通の休日などを 家族団欒の日として設けてみては如何でしょうか。
こうしてこの日ばかりは ご家庭で休眠中の食器もチェックして 総動員して使ってみて下さい。
出来れば食材の買出しから子供さんにも手伝って貰えばベターですが お母さん(或いはお父さん)が料理をつくって盛り付ける この作業を子供さんが見て(或いは手伝って) 今まで気付かなかった食の楽しさを味わって欲しいのです。
そうして最後は食器の後片付けまで キチンと見届けることが大切です。

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2008年11月23日

小田巻き蒸し

カテゴリ:[店主の独り言]

食卓に チョットおかずのボリュームが足りないなと感じた時 或いは茶碗蒸しの具が心細い時など カミサンは茶碗蒸しにうどんを入れます。
実は昨晩もそうでした。
つまり小田巻き蒸し(麻糸を巻いた苧環:オダマキに由来するそうです)です。
茶碗蒸しの具は私共で特別なものはなく 平均的だと思っていますが このうどんを入れる時だけは 卵地に合わせる出汁を少し濃い目にしているようであります。
入れるうどんは大抵スーパーの茹で麺ですが 当地に近い名古屋の名物うどんである きしめん(この場合は大抵戴き物です)の場合もあります。
うどんと言えば 地方発,全国区の筆頭は香川の讃岐うどんでしょうか。
足踏み熟成を繰り返してつくるそうですが 太くてコシが強い麺ですね。
このブランド 目下商標権で係争中のようでありますが どうなりますことやら。
これとは反対に細いけれどコシが強い 秋田の高級ブランド稲庭うどんも全国区です。
話題がうどんに移ったところで うどん料理を並べますので 今日のランチはこの中から選んでみて下さい。 
煮込みうどん かけうどん 鍋焼きうどん 焼きうどん 釜揚げうどん うどんすき 狸うどんに狐うどん。 
さて どれに致しましょう。

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2008年11月20日

秋田の郷土料理

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コーラスグループ・デュークエイセスの古いヒットナンバー 「日本の歌」の中でも歌われていました秋田の特産品(と言いましても食品ばかりですが) ショッツル,ハタハタ,キリタンポでありますが 今日はこの三つを話題に致します。
先ずはショッツル。
実は私は以前 ショッツル=ショッツル鍋であると誤解しておりました。
皆さんはご存知かと思いますが ショッツルは鍋料理ではなく ハタハタを塩漬けして発酵させて出来た魚醤のことであります。
このような魚醤文化と言えるものが今も残っているのは 日本や中国を含め東南アジアの沿岸部を中心にした地域であります。
タイのナンプラーやベトナムのニョクマムは 日本でも瓶詰めで販売されている世界的な調味料でありますが 他にもフィリピン,カンボジア,ラオス,ミャンマー,インドネシア,マカオなどにも 同様の魚醤があるのです。
多くはイワシなどの小魚やその内臓を利用してつくられますが 何れもアミノ酸や核酸といった成分を豊富に含んでいるため 濃厚な旨味を持っています。
亦 塩味を効かす料理にも用いられるなど 調味料的な役割も同時に果たしています。
日本では過って能登半島の魚汁(いしる) 香川のいかなご醤油と共に このショッツルが三大魚醤の一つに数えらた時代がありました。
このショッツルを煮汁にハタハタを煮込む鍋がショッツル鍋であり そしてここ秋田でこのハタハタはご飯に漬け込まれて ハタハタ寿司という押し寿司ともなります。
これはご当地秋田ではお正月には欠かせない 伝統的な行事食となっています。
さてそして最後のキリタンポ。
これは何方もご存知でしょう。
流石に米どころ秋田ですね。
炊いたご飯を潰して秋田杉の太い串に塗り付け 炉辺で立てて焼く秋田の郷土料理です。

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2008年11月11日

豚 汁

カテゴリ:[店主の独り言]

今も昔も変わらぬ家庭料理の人気メニューに 豚汁を挙げる方も多いことでしょう。
豚汁と書くのですから汁物には違いありませんが 一品のおかずにカウント出来るところが この豚汁の良いところです。
これだけ広く続いて愛されてきた料理ですから 夫々のご家庭でも豚肉以外の具材は 創意工夫の跡を残して種々様々でありましょう。
基本的には赤味噌仕立てであると思いますが 具材の野菜によっては夫々のご家庭のカラーやら郷土色やら季節感などを盛り込んで 如何様にも仕上げることが出来ます。
栄養バランスの取れる料理ですから 多種多様な野菜を出来るだけたくさん盛り込んでみて下さい。
ところがこの豚汁 最近の我が家の食卓では 豚(トン)と見掛けなくなっていましたので 早速催促してみましょうと思っていましたところ 昨日出ました。
カミサンは自分で仕込んだ麹味噌が 出来上がるのを待っていたようであります。
そしてこれと同じタイミングで 何と嫁の実家から八つ頭が送られ まるで豚汁をつくりなさいと言われているような一日でありました。
ドンピシャのタイミングが三つ続いたことになります。
次は鹿児島の黒豚を使って と申し添えておきましょう。

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2008年11月02日

常夜鍋

カテゴリ:[店主の独り言]

これも一つの鍋料理ですが 豚肉とホウレン草が具の定番です。
しかし鍋料理に決まりなどありませんから お好みで白菜や椎茸などのキノコ 豆腐にシラタキ 鳴門にカマボコなど 何でも加えちゃって結構です。
唯 豚シャブなどと呼ばれることもあるように バラかロース肉の薄切り 若しくはシャブシャブ用の肉を使って下さい。
鍋には昆布を敷き 水にお酒(水を使わない方,お酒の代りにビールの方,これも色々あるようです) それにニンニクの薄切りを入れて煮立て 材料を加えます。
召し上がり方はシャブシャブと同じで ポン酢ショーユか胡麻ダレなどのタレにつけて 食べるのが一般的なようですが これも決まりではありません。
名前の由来は 毎晩連続メニューであっても 食べ飽きないというところから名付けられたようであり 向田邦子さんがこよなくこよなく愛された鍋だとも言われています。
鍋の最後は鍋雑炊で決まりです。

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2008年10月31日

有機野菜

カテゴリ:[店主の独り言]

私たちの食生活のルールは 規則正しくいろいろな野菜を摂取することが一番 と申し上げても過言ではないでしょう。
国内でも産地の偽装表示が発覚したり 輸入された食物にはあってはならない有害物質が過剰に混入されていたりなど 弥が上にも食の安全に関心が寄せられています。
我が国には食品の安全性を確保するために 「食品衛生法」や「JAS法」などの法律が制定されていますが これらの法律に基づいて食品の表示制度も制度化されています。
私たちはこの表示を目安に より安全性の高い食品を買い求めています。
冒頭申し上げた野菜につきましては 品種なども目安の一つではありますが 育てた肥料や土壌にも気を配らねばなりません。
その目安となるのが 有機栽培農産物という表示であります。
この表示には厳格な規定がありまして 化学的に合成された肥料や農薬を使わずに 堆肥などによる有機農法でつくられ 2年(多年生植物は3年)以上経過した畑で栽培された野菜のみに表示が許可されます。 
この他 特別栽培農産物という野菜もございまして これは減農薬,減化学肥料で栽培された野菜を指しています。
これらの野菜は安全性という点では 一般の野菜より遥かに信頼が持てる野菜に違いありませんが だからと言って味が良いという保証にはなりません。
安全性と味覚は別次元のものとお考え下さい。
では何処でその野菜を求めればよいのか という問題がございます。
まさかその都度 生産農家まで尋ねて行く訳には参りませんから よくご存知の農家で市(いち)に出品されていれば その市の開催日にお求めになれば良いでしょう。
若しも手近なところで市が開かれない地域であれば 良い青果店を見つける他ありません。
良い青果店というのはキチンと勉強されていて 市場でも必ず味見され 産地や調理法など聞かれたことには 正確にお答えされています。

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2008年10月22日

近頃気になること

カテゴリ:[店主の独り言]

ファーストフードにコンビニそして自販機の氾濫は 私達の生活様式を大きく変えてしまいました。(冒頭この様な書き出しですが 決して商いの上でこの三者を恨んでのことではありません)
それに伴いプラスチックや発泡スチロール それに缶や紙が大量消費されるようになっています。
これ等は何れも大量消費材であり また中には再生の出来ない素材もあります。
喩え再生されるものでありましても 使用後は捨てるという行為が伴います。
使ったら捨てるという行為は 使っては後始末を付けて次にまた使うという行為と根本的に相容れない異質なものであります。
これを繰り返して参りますと つくり出された物質に対して何の感情も持てない麻痺人間になってしまうのではないでしょうか。
例えば新聞 再生可能物として回収日に出されますが 以前はもっともっとスクラップ帖に記事を切り抜いて整理していた方が多数みえました。
新聞紙と言えば只の紙ですが 気になった記事であれば記事の内容と記事を書いた人(記者)との繋がりを簡単には捨て切れないと思うのです。
氾濫するメールによる情報など 狼少年にもなり兼ねない状況です。
捨てる文化は 創る文化にも影響します。
どうせ捨てられるのだからという気持ちが働いて 安易につくってしまうのです。
前段が長くなってしまいましたが もしも使い捨ての容器で食事をされているのでしたら せめて食事時には器に盛り付け直して 召し上がって戴きたいのです。
この機会にもう一度陶器の食器を見直して戴きたくて クドクド書いています。

それともう一つは 近年私共の業界でも中国製品の占める割合が年々増え(どれくらいのシェアーなのか不勉強で申し訳ありません) 材質を問わず家庭用品のカタログを見れば どの範疇のカタログも半数近く(或いはそれ以上か)が中国製品となっています。
私達はこのメーカーカタログから商品を選び品揃えをしているのですが これだけ多くなれば知らず知らずに中国製品を仕入れてしまっても致し方ない状況です。(お断りしておきますが これも中国製品を恨んでの事ではありません また中国製品を意識的に仕入れないという固い意志を持っているものでもありません これは何方にも共通の個人的な価値判断で 何処であろうが良い物は良いと素直な気持ちであります)
得てして私共の品揃えの失敗は 緊急の場合(殆ど毎日こんな状況は起こっています) 商品内容をよく検討せず カタログで安直に商品を選んでしまうことによるものです。
中国にはチョット失礼で不適切な表現かも知れませんが 私共の業界ではプライスで選ばれる中国製品に対して 日本人の繊細で豊かな感性のデザインと確かな品質で選ばれる日本製品 という棲み分けが出来つつあるように思います。
そして元の本歌は中国であった陶器ですが 中国における日本向けの家庭用品は 逆転して日本人技術者の指導による模写となっています。
日本の消費者に支持されるような 製品づくりを指導してきたのですから 近年の品質には目を見張るものがありますが それでも気に入った国内製品にひと度触れた日本人は その違いを見抜く目を持っていると同時に そうした道具と付き合うことの心地良さや豊かさを知っているはずであります。
でもこれは日本の市場においての論理であり 中国では恐らく立場は逆転することでしょう。
そんなことよりももっと危惧されていることは 一人立ちした中国製品には 国内では使われていない有鉛の顔料が 溶出される可能性のある絵付けで 出荷されることもあり得る状況で 今一層 早期の国際スタンダードの確立が叫ばれていることであります。

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2008年10月06日

婚礼料理今昔

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時節柄婚礼の話題が続きますが 婚礼も私達の時代と比較しますと 随分変わってきたものです。
私達の頃は 結婚式場が彼方此方に建ち始めた走りの頃でありましたが 披露宴ともなりますと未だ未だ写真のような和食が中心であったように思います。
日本古来のお目出度い料理ばかりですから 器も負けずにお目出度尽くしとなっています。
形状は扇や結び松葉に巴などを使い 色彩に図柄も紅白に交趾や金彩を用いて 吉祥,鶴亀,桜花などがあしらわれています。
前菜に始まりフルーツで締められるまで どれも手の込んだ食器ですので 一品一品が大変高価なものばかりです。
こんな食器がどんどん納まっていた時代がありましたが 懐かしんでばかりいても致し方ありません。
今は殆どフランス料理か折衷的な料理にに主役を譲っているように思いますが 会場によりましてはガッカリさせられる器とよく出会います。
フォーマルなフルコースであれば 器に対してもどうぞもう少しご配慮なさってください。
一食うん万円の料理であり ご本人たちにとりましては一生に一度 招待客もそう何度も経験できることではありませんから。

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2008年09月22日

緊急ご報告

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写真は民芸陶器の益子焼のようにみえますが実はこれ 先日来お騒がせしておりますメラミンから生成される食器なのであります。
中国に於ける牛乳へのメラミン混入は 牛乳の生産が需要に追いつかず タンパク質の量を偽装するため 人為的に添加された国内事情にあるようですが ギョーザ事件以降も日本は鮮度の維持やコストの面で 依然として中国への食品異存率は高水準にあり 日中の深い結び付きを物語っているようであります。
一方 メラミン樹脂による食器は 当市でも病院や保育園での給食用 或いは回転寿司での盛皿や家庭用食器にまで 数十年に亘って使用されて参りましたが これまで事故の報告は一切ございません。
以前動物実験に於いて ホルムアルデヒドの摂取方法や 非日常的な高濃度且つ長期に亘っての吸入実験の結果を踏まえ 安全性に誤解が生じたことがありましたが 今では世界各国(日本では厚労省,国立衛生試験所)の専門衛生機関が その安全性を保証しています。
1988年には我が国の国会に於いても 食品衛生法の規格基準にも全く問題なく 亦ホルムアルデヒドの溶出についても 自然食品に普通に含まれる量より遥かに少なく これも全く問題なしと 従来の見解が再確認されお墨付きを得ております。
その安全性は 長期使用により古くなって傷んでも また熱いものや酢のものなどに対しても 全く変ることはありません。
そして先程申しましたホルムアルデヒドは 私たちが日常食している食品の中にも 遥かに多く含まれているのですが 体内に入ったとしても 短時間で水と二酸化炭素に分解され そして体外に排出されますので体内に蓄積されることはありません。

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2008年09月14日

再び品揃え

カテゴリ:[店主の独り言]

毎日接客していて気づかされることが いろいろございます。
初めて来店されたお客様の買い物傾向を見ていますと 価格中心のお買い得商品を探されるパターンが大半であるように思います。
ボクシングに例えるなら 取り敢えずジャブを出して 店の出方(品揃えや接客に雰囲気など)に探りを入れられるのです。
この段階で値打ちな買い物が出来たと判断されれば 次回のご来店に繋がります。
次第にこのように特定店舗での購買経験が増えて参りますと 価格ばかりでなく 品質をもうワンランク上げた商品に目が向かいます。
しかしこの段階に至るには それに該当する在庫を持っているというだけでは 失敗するケースもございます。
それは只単に価格の相違というだけでは お客様に納得していただけず 店側としましても その差は何であるのかという キチンとしたシナリオを持っていなければなりません。
接客であれ POPであれ これこれこのような理由でお薦めしますと ハッキリお伝えしなければなりません。
そして更に来店頻度が高くなってきますと ドンドン品質が重視されグレードが上がって参りますから 店側の対応も更に接客サービスに力を入れねば このお客様の信頼を勝ち取ることは出来ません。
接客の観点ばかり述べて参りましたが 前提としては価格訴求のお客様に対する品揃え そして次のステップは 固定客となっていただくための店からの推薦商品の品揃え 更には高額な商品であっても ご納得買いして戴けるような品揃えと 併せてそれに相応しい接客力が必要なのだと気付かされます。
同一アイテムの中に この3パターンをシッカリとしのばせて扱って参ります。

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2008年09月09日

角 打

カテゴリ:[店主の独り言]

九州や関東の一部に角打(かくうち)と言う言葉が残っているそうです。
この角打という言葉をご存知の方はそんなに多くはないと思いますが どうも街角の酒屋さんで立ち呑みが出来るスペースを指しているようであります。
酒屋さんですから飲み屋(飲食業)さんではありませんので 呑む人にサービスする事はありません。
ですから安くて良い酒が呑めるのです。
大抵は仕事があがった夕暮れ時がピークとなります。
何故ならここで腰を落ち着けて目一杯粘るお客様は殆どなく 大抵本格的に腰を据える前のウォーミングアップのつもりのようですから 滞留時間もそれほど長くはありません。
そしてここに集まるのは常連客が大半を占めているようではありますが 連れ合ってのお客様はまず一組も無く 夫々が単独で来店されているようであります。
兎も角純粋に(?)心地良く酔うことが第一義の目的ですから 一見さんであろうが周囲が誰であっても頓着していません。   
店主もそれを心得 そして軽く客の話に乗ってくれる そうしたスタンスの対応が また明日も来ように繋がっているようであります。
付かず離れず 毎日のお付き合いは斯くあるべし このお手本のような空間がここにあるように思います。

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2008年08月31日

決 算

カテゴリ:[店主の独り言]

私共にとりまして 今期は本日が最終日であり決算日でもあります。
色々ありましたこの一年ですが 残念ながら結果の数字は少々不本意なものとなりそうであります。
とはいえこの一年を振り返って見ますと 何と申しましても私共にとりましての最大のトピックスは 長男の事業継承でありました。
入社以来 素人発想の試行錯誤の連続ではありますが 何時か実を結ぶものが幾つかあるのではないかと期待もしております。
一朝一夕に成就することなど一つもございませんが 今後も今まで同様地道に努力を重ねてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
最後に 今期のご愛顧お引き立てに対しまして心より御礼申し上げますとともに 今まで支えて下さった私共へのご支援ご鞭撻を そのまま次世代へも賜わりますよう 併せてよろしくお願い申し上げます。

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2008年08月29日

合羽橋商店街

カテゴリ:[店主の独り言]

浅草の合羽橋に大阪の道具屋筋 神戸の三の宮に横浜は元町。
ご存知のようにこれらの街はキッチンと言うよりは 厨房で使う道具を販売するお店が集積した街であります。
合羽橋はその近くに友人がいましたので 学生時代に何度か訪れたことがあります。
しかし当時は家業のことなどてんで頭になかったものですから 余り詳しく見学したとは言えません。
今となっては少し後悔していますが。
それでも朧げな記憶を掘り起こしてみますと 先ずはあれだけの同業競合店がひしめく中で よく共存共栄が図れるものだと感心一頻りです。
こういう街では 個店の情報を握るリーダーも大変です。
これはきっと部外者には理解できない 何かノウハウがあるに違いないと思われてまいります。
漠然とした想像に過ぎませんが 専門性を究めるということは あれだけのお店の集積が必要なんだと言うことでもあるわけです。
プロ相手のお店ですから 庖丁専門店であったり 竹籠ばかりを扱うお店であったり コーヒー器具の専門店であったりと 業種の微妙な棲み分けが出来ている事もあるでしょうが 店主の資質による差別化も見逃せないのではないかと思っています。
何しろ合羽橋のお客様は浮気しないとも言われていますから。
しかもここへ行けば 欲しい物が必ず手に入るという保険付きの街に仕上げたということで 商圏は益々広がっていくようにも思われます。

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2008年08月23日

ガラス器がお手元に届くまで

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一口に硝子器の製造工程と申しましても 手造りのハンドメイドの物と 高品質をスピーディーに仕上げるマシンメイドの物では多少の違いがあります。
先ず職人の情熱と技術が溢れるハンドメイド製品ですが この場合も厳密に申しますと特殊なもの以外は 夫々の工程を夫々の技術を持った職人が分業して担当します。
棹を吹く人 形を整える人 加工を施す人など幾種かの職人集団による合作である と言えます。
その工程は 溶融→→タネ巻き→宙吹き(或いは型吹き)→留め冷まし(或いは送り冷まし)→火切→口ズリ→口焼→検査→包装→出荷 となります。

そしてマシンメイドは 手作業による工程を機械に置き換えることによって 大量でスピーディーな仕上がりが可能となります。
マシンメイドと申しましても機械を操るのは人ですから 機械の管理など手造りと変らぬ技能士の技が活かされています。
工程は 溶融→成形→仕上げ→徐冷→検査→プリント→焼付け→検査→包装→出荷(流通) という手順に従っています。

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2008年08月17日

屋台村

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日頃より商店街役員の皆さんは 市街地商店街の活性化に向けて大変腐心なさっておられることと存じます。
後継者に恵まれなかったり 商業受難の時代にあって過っての賑わいを取り戻そうと必死の毎日であります。
この点は全国的にも共通項として括れるようであります。
空き店舗も増えてまいりました。
来街された方も 定休日なのか空き店舗なのか 判断しきれず困ってみえる状況です。
意欲ある若い方たちの店舗需要はあっても なかなか貸し出されない大家さんが多いのも事実であり 増えることはあっても減ることなどは殆どありません。
こうした店舗は一店に留まる問題ではなく 商店街全体へ影響が波及してまいります。
そこで提案です。
こうした空き店舗を商店街全体でお借りするか 買い上げるかして屋台村のようなイベントスペースにしては如何でしょうか。
機材は私共でご提供できます。
ポップコーン製造機 綿菓子製造機 ホットドッグワゴン フランクフルトクッカー 清涼飲料販売アイスボックスなどです。
あとは店内が手狭であれば オープンカフェのような飲食スペースを街路に設けて 愉快なミニショップ屋台村をつくってみましょう。
でも問題は販売員。
何処のお店も人員に余裕などありませんから アルバイトで賄おうとしますと人件費でチャラとなってしまいます。
ここは出来れば各店店主の輪番制で開業されるのが ベストでしょう。
本来のポジションではない所で馴染みのお客様に発見されれば そのお客様には尚一層の親しみを感じていただけるのではないでしょうか。
この他 テーブルセットに販促用幟旗や提灯に暖簾 インフォメーションスタンドやイーゼル メニューボードなどのホール備品にPR用品なども取り扱っています。

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2008年07月31日

良い和食器の条件

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例えば良い和食器というものは 西洋料理を盛り付けたとしても映えることがあります。
勿論 和食の会席は前菜からフルーツに至る一連のフルコースとは基本的な違いがありますので 会席で使う器をそのままフルコースに使うことなどないでしょう。
しかし 漢詩の句の配列でいう起承転結の転(メインディッシュの後のお凌ぎやサラダなどに如何でしょう)あたりにそれとなく配置すれば アクセントとしてのその良さを発揮してくれるかも知れません。
元々洋食器には日本の染付に相当するブルー系の食器も多く生産されていますし 灰釉粉引などの土物でも磁器の中にあって 小気味良くパンチを効かせてくれるのではないでしょうか。
亦 チョット逸脱して大皿や大鉢盛りも冒険のようですが 試してみる価値はあるように思います。
その際 若し染付を使われるのであれば 洋食のステーキやブラウンソースなどとの彩りも 鮮やかに調和するよう工夫してみて下さい。

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2008年07月21日

金魚の箸置

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ペットを飼ってみえる方に一言申し上げます。
ペットを飼われるのは 飼い主が癒されるために飼われるのであって その為に公共施設が犠牲になっても良いというものではない筈です。
公共施設は 貴方や貴方のペットだけが散歩する舗道ではありません。
どうぞ今日から公共施設の立場で ペットを可愛がって貰えないでしょうか。
毎日商店街の舗道や花壇を掃除していて 哀しい思いを抱くのは私ばかりではない筈です。
その点 この様なペット(小道具)は無害です。
夏のおもてなしに チョットしたこんな小道具は如何でしょうか。
食卓に季節感を出す 最もお手軽な演出小物の一つです。
金魚について一寸調べてみましたら この種の金魚は数ある中の比較的ポピュラーな流金という種類だそうで 中国原産でありながら琉球を経て日本に入ったため この名が付けられたとありました。

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2008年06月23日

式場食器今昔

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これはある結婚式場が披露宴会場で使用していました有田焼・揃い食器の一部で 焼物皿でございます。
どことなくノスタルジックな柄であり器だと お感じの方もみえるかも知れません。
前菜に始まりフルーツに至るまでひと頃は全てこのように 一つの揃い柄の食器を使用していた時代があったのです。
フォーマルなフルコースの洋食器と同じ感覚ですね。
今では夫々お料理の一品一品に相応しい器が用いられ 会席料理という一連の流れを損なうことなく 演出にも細心の注意が払われるようになって参りました。
何も揃いの食器がお手軽で安易な選択だとは申しませんが 当時と違い今のご時世お客様の舌も目も肥えています。
通り一遍の演出ではご満足戴けなくなった というのも理由の一つでありましょう。
今ではこの様な純和風のお料理を選択される方は少ないと思いますが 何しろ二時間余りで一万円札が紙吹雪の如く飛び散ってしまうのですから シビアになられて当然です。
亦 或いは生き残りをかけた式場間の差別化ということもあるかも知れません。
尤も 基本に帰ればお客様同様 料理にも夫々の持ち味に適った器を誂えるのは当然のことではあるのですが。

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2008年06月21日

仕入れについて

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丁度今 私共の業界は見本市のシーズンであり 向う一年の業績を占う上でも非常に大切な時期を迎えていると言えます。
しかし「仕入とは」という命題に対して 安易な取り組みは許されない状況にあることも事実です。 
巷に溢れている物の大半は実はあってもなくてもいいものばかりだ とはよく聞かれる話でありますが では何故こんな事になってしまったのか 心当たりを探って見ますと根本的にそれは私たち自身の欲望にあったのではないかと思ってしまいます。
例えば食事。
只単に食べるだけなら 適当なボールかプレートで充分。
否 手掴みで済ませばそれすら必要ありません。
これは一寸極端ですが そのボールやプレートが使い易く美しいものであれば尚満足。
更に楽しく気分よく食事をしようとすれば 食卓全体を見直す必要が出て参ります。
欲望に際限が無い限り このように物は増えるばかりであります。
そうなれば物を増産しなければならず そのためにはそれなりのエネルギーを必要とし 現在地球の問題として問われている環境の負荷を 益々進行させてしまうことになるのは必定であります。
このような二律背反の矛盾を解消するには 偏に私達の欲望が何処で抑えられるかに係っているとも言えます。
今までの消費水準を維持してという前提では 到底不可能なことは自明の理であります。
何も不景気を歓迎しているというわけではありません。
無駄をなくしたい そしてシンプルにという一念です。
この点について私たち商業者にとって出来ることは 仕入れる前に本当にこの商品で良いのかと もう一度振り返ってみることだと思っています。
どの店にも定番商品というのがあります。
これすら既成事実に胡坐という意味で 今一度振り返って見る必要があるように思っています。

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2008年06月15日

昨夜のお酒

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私のお酒とのお付き合いは40年程になります。
若い頃一時お酒を扱う仕事に就いたことがあり 今では余り見掛けなくなりましたが 当時は48cc入のミニチュア瓶というのがありまして 時折これを酒問屋さんが試飲用にと持って来てくれたのです。
ですからこの一時期に 一気にスコッチからバーボン,カナディアンに至る100種を超える ウィスキーを飲んでしまいました。
その頃から35年程になりますか 毎晩お酒とは切っても切れないお友達になっています。
(尤も学生時代から飲酒は始まっていまして 当時は当然親のすねかじり 臨時収入があれば白札 なければレッドかハイニッカでありましたが)
この時の試飲の結果美味しいと感じたウィスキーは シバスリーガルやバランタイン17年など幾つか挙げられますが 若い薄給の私にとっては当時一万円を超えるクラスのウィスキーを 毎晩飲める筈がありません。
そこで試行錯誤の結果決めたウィスキーが サントリーの角瓶でありました。
切らしてしまいますと 梅酒であれ何であれアルコールというアルコールを 手当たり次第に探し回ってしまう私にとって 味は元より理由は経済的なものの他 近場の酒屋さんで何時でも調達できるもの という点でありました。
尤も味に付きましては 味覚というものが極めて個人的なものである以上 その人に合った良いウィスキーというものは人それぞれであります。
亦 それが極上のスコッチであれバーボンであれ 自慢できるものではありませんし 或いは若し一般大衆向けのものであったとしても 何も恥じ入ることではありません。
そうした自分向けのお酒を知っていることの方が大切なのです ?

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2008年05月26日

洋食器の揃え方

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洋食器は和食器と違い 基本的には一つの柄で全てのアイテムを揃えるという形式が採られます。
それだけに柄選びが大切なキーポイントとなりますが この点は何時かのお話と重複するかも知れませんが 幾つかの条件をクリアしなければなりません。
その条件とは 先ずは何と言ってもご自身が気に入った柄であること。
次に長く使っても飽きない柄であって 亦どんな料理にも似合うベーシックなデザインであること。
そして食卓や部屋の背景にも調和するかどうかなどを意識してみると良いでしょう。
そんな風に考えてまいりますと 白無地の写真(ナルミ製陶のシルキーホワイト)に落ち着いてしまいます。
勿論単品補充が出来るかどうかは 事前に確認しておいて下さい。(オープンストックのコラムもご参照下さい)
柄が決まれば次はどのアイテムを選ぶかという事になりますが フルアイテム揃った柄ですと5~60ピースほどの点数となり とても全て揃える方はまずいないといって良いでしょう。
そこで当店では使用頻度に応じて絞込みを行なっています。
お勧めは23~26cmのメイン(ディナー)プレート 19~21cmのケーキ(デザート)プレート 19cmのクープスープか23cmのリムスープ そしてカップ&ソーサーの4点です。
柄とアイテムが決まりましたので次は枚数ですが ご夫婦二人暮らしであれば2組で充分です。 
しかし若しお客様をお招きすることがあるとすれば その人数分を買い増しすれば良いと考えましょう。

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2008年05月20日

自然回帰志向の器

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何故 人は土物の器に魅かれるのでしょうか。
石窟から掘り出されたような器であったり 山間に置き去りにされた木片のような器であったり はたまた歳月に身を任せたような窪みを持つ器であったり どれも自然の中に自然に収まったような器が 今何故か人気があるのです。
心の乾いた都会の人にとっては 何処かで自分自身を回復させようとし その結果自然回帰への潜在意識が生まれているのかも知れません。
食卓というほんの小さなささやかな場所であっても 自然をモチーフにしたような器であったり ワザワザ荒削りに仕上げたような器であったり 素朴であればあるほど魅力を感じて取り入れ 優しさを取り戻そうとするのでしょう。

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2008年05月16日

カフェ・オ・レ

カテゴリ:[店主の独り言]

ミルクコーヒーの代表 カフェ・オ・レです。
フランスの朝は このカフェ・オ・レとクロワッサンがないと明けないとまで言われているそうで とっても日常的な飲み物なんですね。
濃い目のコーヒーに 時にはそれ以上の量のミルクを別々に温めて用意します。
そしてこのような大振りのカップに 夫々の好みの割合で入れます。
ところでこのカップは「橋のある風景」というサブタイトルが付けられていますが アビニヨンの橋かどうかは確認していません。
昨日もYahooが配信している 「ちょっと贅沢!欧州列車旅行」という番組を見ましたが 地続きである欧州はほんの一時間も列車に乗れば もう次の世界遺産の地に到着します。
世界遺産でなくとも 町や村のそこいらに歴史がゴロゴロ転がっています。
歴史を感じる風景に郷愁を感じるのは 年の所為なのでしょうか。
笑ってらっしゃる貴方も 何時かは同感することになるんですよ。
二枚目の写真は カフェ・オ・レ用コーヒーポットとミルクポットのセットです。

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2008年05月13日

接客雑感

カテゴリ:[店主の独り言]

私達小売業に携わっている者は 夫々毎日何人かのお客様と接しています。
お買い物をしていただく事が仕事の第一義でありますが 目的を果たされたお客様が何名かいらしたとしても 果たして本当に接客によって お買い物をされたお客様がどれ程みえたのか検証してみる事が大切だと思っています。
恐らく大半は「これ下さい」 「ありがとうございます」で済んでしまったお客様ではなかったかという点です。
毎日不特定多数のお客様と接するのですから この点は止むを得ない事なのかもしれませんが 全てのお客様がこれであっては何ら自販機と変わりません。
お買い物をされるお客様の手足となってこそ 初めて使命を果たしたと言えるのですが。
然しながらこの様に接客の結果お客様のお買い物が成立したとしても まだまだ検証しなければならないことがあります。
それは気持ち良く買い物されたのか どうなのかという点であります。
以前カリスマ販売員の新聞記事をご紹介したことがありましたが 販売員と言えども人の子であります。
好き嫌いという個性を持っています。
この点が私は販売員にとって 致命的な欠陥となり得るのではないかと思うようになって参りました。
確かに個性によって 人が惹きつけられるという事はあります。
しかし人の好みを押し付けられたと感じられる事はなかったのか と振り返ってみる必要があるように思っています。
つまりお客様にとって買い物という目的は果たしたが 後味の悪さが残っていないかという点です。
店の商品皆嫌いでは商い成り立ちませんが 皆好きというポジションを採ることが大切で 個性は迷われたお客様への伝家の宝刀と心得た方が良いように思います。

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2008年04月17日

パール蓋向

カテゴリ:[店主の独り言]

先月パール加工のマグカップをご紹介しましたが 今月のご紹介は同じくパール加工を施したドームのような格好の蓋物です。
さて貴方ならこの器 どう料理されますか。
このような蓋物は今までも何度かご紹介してまいりましたが このタイプは初登場となります。
これまで登場しました蓋物をおさらいしてみますと 口径が6寸程の蓋向に7寸程の骨蒸し そして4寸程の円菓子碗とございました。
何れも身の部分がこのように平らで浅くはなく 料理人が最も心を砕くとされる煮物,炊き合わせ,蒸し物用としての器でありました。
汁気を含んだお料理をカバーするというものであります。
引き換え こちらはサイズも5寸5分と中間に位置し 底部は平らで深さも殆どございません。
しかし渕を少し立ち上げて 汁物にも充分対処出来るようデザインされています。
つまり煮物や蒸し物以外にも 焼物や揚げ物までカバーしようという欲張りな設計の器であるようです。
どうもこれは料理人がどの種の料理であっても 調理直後のベストの状態でお客様に供したいという発想から生まれた 器であるように思われるのです。
料理人の心意気が卓上に伝えられる 貴重なメッセージでもあるのです。
勿論蓋無しでも フルーツやデザート用にお使い戴けます。

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2008年03月22日

ナルミのミラノ

カテゴリ:[店主の独り言]

チョット調べましたところ こちらの生産開始は1972年といいますから 今年で36年目を迎えたことになります。
当初はカップソーサーからのスタートでしたが 云うまでもなく食は人類にとって生命維持のため必要不可欠の営みであります。
この食に手を加えたことによって料理となり 味を楽しむという食文化に繋がってまいりました。
こうした食の流れは食器にも大きく影響を与え このような食の変遷やそして地域差などもあり大きく変化発展してまいります。
料理の魅力を更に引き出し 楽しさを何倍にも膨らませる可能性を持った食器は もう充分食文化の一部となっているのです。
ここで36年という歳月を振り返ってみますと 食も含めたライフスタイルというものが随分変ってきたことに気付かされます。
ナルミはこの変化に応じてその都度アイテムを補強強化してまいりました。
この中にはギフト向けの補足アイテムを追加生産し 比較的短期に役目を終えた商材もありましたが 基本のデザインが変ることはありません。
身の回りを振り返ってみましても 36年という歴史を語る製品はそれ程あるものではないのです。
これが看板商品たる所以です。

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2008年02月13日

エキサイトバザール

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さて 本年も春の名物恒例行事の開催です。
ポスターに掲げてありますように このエキサイトバザールは平成4年4月4日から数えること17回目を迎えます。
トリプル4(フォー)は当市・四日市市の都市名に因んだ数字でありましたが 本年は市制111周年ということでもあり これまた1という数字が四日市の市に通じるという トリプル1(ワン)の記念の年でもあります。
市側もこのバザール開催の日程に合わせて トリプルワンのオープニングイベントを計画しています。
そして バザール実行委員会でもバザールのエリア拡大や 出店者の増員を図って今までに無い規模の催事を計画しています。
こうして本年はここ数年やや縮小傾向にありました催事規模に 歯止めを掛けるばかりでなく飛躍的な動員の増加も見込まれているのです。

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2008年02月10日

雪景色

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昨日は調べましたら一昨年の暮れ以来の積雪を観測し ご覧のように雪に弱い当地では 商店街と言えども人も車も疎らな一日でありました。
ご来店の客数も少なく開店休業といった状態で 何度シャッターを降ろそうと思ったことか知れません。
それでも何名かの奇特なお客様がいらっしゃいましたので 感謝申し上げねばなりませんが 中には自転車の方もいらっしゃいまして 流石に帰りは自転車を引いて帰られるようご忠告申し上げました。(お買い上げの荷物は重くて倒れれば危険ですし 荷物も壊れてしまいますので)
亦 山に近い所から車で駆けつけて戴いた方もみえまして 帰路の安全をご祈念申し上げておりました。
そうしてこんな日の翌日は決まって 積雪地帯,新潟や東北からの荷物の荷受は不能となるのですが 今日は幸い日曜日とあって元より入荷予定の運送便はございません。

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2008年01月11日

箸文化

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2年前 「箸の雑学」というコラムを書きました。 これはその続編です。

食事の際 私達は「いただきます」と箸をいただいてから食事に入ります。
そしてどんな料理であろうと 殆ど箸のみで済ましています。
もちろん東アジアを中心に箸を使う国は他にもありますが 他はナイフ,フォーク,スプーンといったカトラリーとの併用です。
亦 手掴みという国も3割ほどあるそうですが これは文化水準の問題ではなく 多くは信仰や宗教の教義に因るところの習慣なのです。
同様 最初の「いただきます」など 木の文化を育んだ日本ならではの習慣でしょう。

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2008年01月01日

年頭ご挨拶

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 あけましておめでとうございます。

皆様におかれましても 晴れやかに初春をお迎えのこととお喜び申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てを賜わり厚く御礼申し上げますとともに
 本年も変わらぬご愛顧を賜わりますよう よろしくお願い申し上げます。

 初売り : 1月4日(金)

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2007年11月30日

お気に入りの食器

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お気に入りの食器というものは 使ってみないことには出会うことはありません。
もし貴方が始めて食器を買い求められるのであれば 一つの選択肢としてお店の方にロングセラー商品を教えて貰って下さい。
ロングセラー商品というのは 多くのリピーターに支持されてきたからこそつくり続けられているのであって 気取らず飽きないという共通点を持っています。 
今後増やしていかれるアイテムとも喧嘩することも少なく 無難なものが多いのです。
亦 何時でも破損や買い増しによる補充ができるという点でも安心です。
そして少人数なら 一寸高価なものを選んでください。
高価なものを選んだという意識は 後々きっとプラスになります。

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2007年11月26日

四日市よさこい祭り

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先日ポスターでご紹介致しました11月度の「なんでも四日の市」ですが 先日までの肌寒さは何処へやら 昨日は催事日和の好天に恵まれ盛況のうちに開催されました。
写真はこの催事の一環で 熱気溢れる出演者達の「よさこい踊り」です。
大音響と共に 総勢100チーム,1000人を超える出演者達が 次々と幅員9mの道路を舞台に 所狭しと踊る姿はとても壮観でありました。
然しながら 南北両側は商店街であるのですが 観客は全て商店にはお尻を向け車道に釘付けとなり 本来の商店街活性化の目的からは乖離しているとの店主の声もあり 商店街における開催催事の難しさを痛感する次第となっております。
反面 何の動きも無い街よりは良いという評価も戴いており 微妙な気持ちであります。

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2007年11月23日

昨日の年忌法要

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昨日は義父の年忌法要が勤められましたので 女房と共に行って参りました。
お勤めの後 住職が標語と法語の違いを説いておられましたので ご紹介させていただきます。
一般に公募したりして 語呂も良くなかなか上手く的を得たスローガンと思われるものでも 「果たして自分に出来るかな」と自問してみなさいと仰ってみえました。
亦 「何時でも自分の力で如何様にでも出来る」と思っていませんか とも問うておられました。
これに対して法語は人が逆らえない真理をサラリと述べています。

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2007年11月20日

一汁一菜

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一汁一菜とは懐石の基本メニューであります。
曹洞宗の開祖・道元は「食事に全身を打ち込むこと そして食べ終わったら知足の心を決断すること」と説いています。
これが禅宗の根本精神であり 草庵式懐石と呼ばれ侘びた文字通り一汁と一品の料理という 懐石の基本精神でもあります。
これが特別な日であったり来客時となりますと 少し贅沢になり箸洗や八寸が加えられ一汁三菜となるのですが これ以上は懐石では過ぎると戒めています。

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2007年11月14日

イニシャルグラス

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先日の日曜日(11日) 叔母の喜寿を祝う会という会が開かれまして ご招待戴きましたので行って参りました。
近頃の長寿には違和感を覚える方も多いと思いますが この叔母も例外ではなく私たちと同年と申し上げても(或いは精神的には私たちより遥かに若いのではないかと) 決して誇張とは思えないくらいの方です。
戦争体験,夫と嫁の夭逝,伊勢湾台風などなど 並みの苦労では語りきれない体験をされてきましたが それらをサラリと云って退ける器量があります。
亦 事業家でしたので 当然ながら現役の間は事業一筋でした。
それがご長男が後継者となられ暫くしてからは 旅行に絵画にフラダンスなどなど 隠れた才能が一気に開花したようなそんな印象を受けました。

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2007年11月05日

忘 憂

カテゴリ:[店主の独り言]

憂いを忘れると書く「忘憂」とは。
六朝時代の詩人・陶淵明(陶潜)といえば 「帰りなん いざ 田園まさにあれなんとす・・・」に始まる 「帰去来の辞」を賦したことで著名な方ですが 一度は役人になりながらも 直ぐに世俗的な栄達を嫌って辞し 郷里の田舎へ帰って隠棲します。
その時の心境を述べたものが上記の漢詩であります。
今時の役人(防衛省)に煎じてあげたい言葉だと思っていますが 如何でしょうか。

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2007年10月25日

コッペリア

カテゴリ:[店主の独り言]

これは未だ昭和の時代に ノリタケがコーディネーターのフローレンス西村さんにデザインを依頼されて造られた 「コッペリア」という絵柄のカップソーサーです。 
昭和50~60年の時代と言えば 私達の業界ではブライダル市場華やかなりし頃で 食器メーカーは挙って市場へ続々新商品を投入していました。
今は廃盤となりましたが 当時としては10年程継続生産されたロングセラー商品となったもので この商品にヒット商品の要因を見つけてみようと思います。
少々大袈裟かも知れませんが当時の時代背景と申しますか 若者の控え目な奥ゆかしき心情を発見できるかも知れません。
亦 この写真を見られて「家にあるのと一緒だわ」と仰る方も 結構みえるのではないでしょうか。

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2007年10月04日

三 絶

カテゴリ:[店主の独り言]

三絶といえば三つの優れたものを意味しますが 一般的には「詩,文,画」が優れていることを指しています。
私の好きなウィスキーでいえば 差し詰め「色,香,味」と置き換えることが出来るかもしれません。
この三拍子揃った琥珀の液体を飲み干した時の心地良さは 何物にも替え難い幸福感であります。
巡り合った本を読み終えた時の充実感 目の覚めるような衝撃を覚えた絵画 詩文の奥深さに納得できた時の満足感 ・・・
三絶は人の心を揺さぶります。

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2007年09月30日

家庭料理の戴き方

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余計なお節介とお叱りを受けるやも知れませんが お許し下さい。
家族や仲間内では何もしかつめらしく食事をすることはありませんが しかし普段から最小限のルールは守ったほうが いざという時恥をかくこともありません。
今後どんな事態に遭遇するか どんな出会いがあるのか 特にこれからの若い方に心得があるかないかは 慌てず対処出来るかどうかの目安となります。
自分ひとりの世界で社会は成り立っていません。
社会という世界を成り立たすためには 一人一人がどうすれば良いのかもう一度考え直してみましょう。

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2007年09月26日

愛着のある食器

カテゴリ:[店主の独り言]

毎日お世話になっている小鉢を並べてみました。
皆さんは愛着のある食器というものををお持ちでしょうか。
調理をするそして盛り付ける 更に食後の洗浄,収納とこれらが苦もなく出来る人でなければこのような食器は持てないように思います。
但し出来ればもう一人 良き理解者がいらっしゃれば尚一層苦痛を感じずに続けられるものだとも思っています。
こんなことを書いて挑発するつもりはございません。 どうか誤解なさらないで下さい。
つまり創作意欲が強くて美意識の高い方 そして几帳面な方ではないかと この事が言いたかったのです。

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2007年08月31日

本日は棚卸し決算日です

カテゴリ:[店主の独り言]

本日は私共の第26期目の棚卸し決算日です。
過っては実地棚卸しでしたから とても7000点の商品を一日で棚卸しすることが出来ず 数日かけて行なっていましたので 厳密な在庫高は把握できず仕舞いでした。
税務署の方 このブログを読まれましても時効成立ですよね 20年以上前の話ですからどうぞご容赦下さい。
PC導入を検討中の当時はまだ奔りの頃でしたが タイミングよく会議所主催のPC教室が開かれ 俄仕込みで操作を習得致しました。
しかし7000点を入力するのは大変なことで 当時は閉店後殆ど夜半過ぎまでパソコンと睨めっこの毎日でした。
詰り年一回の棚卸しのために導入したような次第です。
それが今ではキー一つ叩けば 2時間ほどで自動的にプリントアウトされるのですから 当時の苦労が報われた思いがしております。

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2007年08月26日

最近のケータイ事情

カテゴリ:[店主の独り言]

先日 毎日新聞の囲み記事に 最近のケータイ事情を憂える記者の発言がありました。
ケータイのメモリー機能に頼りきった結果 自分のケータイ番号すら覚えていない方が2割に達しているそうで(私もその一人) しかもそのケータイ 電話としての役割よりも 殆どがメールとして利用されているのだそうです。
凡そ見当は付いていましたがその数は半数を超え 逆にスポーツや旅行に出かける人の数は 年々減少傾向にあるというのです。
この結果総務省は「日本人はアクティブな活動が低下傾向にある」と分析し警鐘を鳴らそうとしています。
会話でのコミュニケーションを避け 物覚えが悪くなり 運動不足で出無精 こんな日本人の行く末を思うとすごく不気味になってくる と結んでいました。

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2007年08月24日

品揃え

カテゴリ:[店主の独り言]

陶器店或いは食器店と申しますと 使い難く盛り栄えのしない器を扱うことは言うに及びませんが 実用性を持った器を揃えたとしても それだけでお客様に十分満足していただけるものではございません。
毎日使うものですので実用性はもちろん必須事項ではありますが 一方で観賞用や蒐集品のように非常に嗜好性の強い面も持ち合わせており この点が非常に厄介な事に個人差もありその幅は益々広がっているようにも思われます。
その上 当市ではここ15年間で陶器店(食器店)が相次いで廃業され この業種のお店が非常に少なくなったため それだけに当店に求められるお客様の要求は益々幅広いものとなっています。

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2007年08月13日

食器とは

カテゴリ:[店主の独り言]

「食器とは」 私達はこの質問に真正面から取り組んで参ります。
食べ物を入れる容器という用途を超えた パワーをもっていると考えます。
仮に購入された食器に触発されて 料理をつくる事が好きになったとします。
亦 不規則だった食事をキチンと摂る様になったとします。
朝食も飛ばすことが無くなったとします。
或いは食事という日常茶飯事に無頓着だった人が 食事の時間を気にし始め待ち遠しくなったとします。
そして後片付けまで真面目に取り組むようになったとします。
更に亦 家族の団欒が生まれたとします。
こうしたプラスの副作用を起す可能性を秘めている食器。

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2007年07月24日

じゅんさい

カテゴリ:[店主の独り言]

過ってはあちこちの沼地に自生していた水草の「じゅんさい」ですが 水質汚染の進行と共に年々少なくなり 今では大半が転作水田の沼で人工栽培されていると聞いております。
こうした植物が相当増えてきているようですし 種によっては外来種によって棲息地を失い絶滅の危機にある生物(或いは絶滅してしまった生物)もたくさんいます。
このように理に適った自然の仕組み(生態系)を 心無い(或いは悪意を持たない)人たちが破壊してしまっているのです。
何れは私たち人間に そして地球に大きくシッペ返しされることになるのですが。

「私たちに出来ることは」という取り組みが 全国各地で行なわれています。
子孫のためにも 地球の将来のためにも心しなければならないテーマに違いありません。

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2007年07月15日

「贈り物に心を込めて・・・」

カテゴリ:[店主の独り言]

只今台風4号は潮岬を通過し直ぐ其処まで来ていますが 現在当地は雨も風も全くない不気味な状態です。
どうぞ進路に当る地域の方 呉々もご用心下さい。

さて本日のテーマ 「贈り物に心をこめて・・・」
これは私共の店のキャッチフレーズであり お客様に向けた当店からのひと言メッセージであります。
今日はこの贈り物をするという事について 少し触れてみようと思います。

私達は親しい間柄であればあるほど お互いに意識や気持ちの共有が生まれ 喜びや悲しみ そして感謝の情がごく自然に現れ その気持ちを形として表現しようとします。

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2007年07月12日

賞味期限と消費期限

カテゴリ:[店主の独り言]

日常 私達は言葉の意味を充分理解せず 似たような言葉を同義語のように混同して使っているというケースが多々あります。
タイトルの「賞味期限」と「消費期限」もその一つです。
偉そうなことを申し上げているこの私も 今日までその区別がつきませんでした。
そこで調べてみました。
どちらも食品衛生法の規定に基づく表示ですが 「消費期限」は製造後5日以内と短期間に品質が急速に劣化する食品に対して表示され 消費に適するか否かという意味での区切りとお考え下さい。

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2007年07月08日

暑中お見舞い申し上げます

カテゴリ:[店主の独り言]

暑中お見舞い申し上げます。
同時に九州地方の豪雨につきましても 被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
当地は山間部ではありませんので土砂災害は避けられますが 伊勢湾台風以来 度々台風の進路となり水害多発地帯ともなっています。

凌ぎ難い夏の暮らしが始まりました。
昨日小暑を迎えましたが 立秋までの凡そ一ヶ月間が暑中となり 平素の無沙汰をお詫びしお見舞い申し上げるのが暑中お見舞。 
私共と致しましては 略式ながらこの書中を以って暑中お見舞いとさせていただきます。
皆様におかれましては お中元を贈り損ねてしまい日頃お世話になっている方に対して 何か品物を添えられてもいいでしょう。
この場合シーズンギフトですから 時候を考慮し家庭用品でも写真の冷茶碗のような消耗品をお勧めします。

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2007年07月02日

店頭雑感

カテゴリ:[店主の独り言]

当店には7000点程の食器や贈答品があります。
この数が多いか少ないかは兎も角 毎日のようにお目当ての品が無かったのか 唯ぶらりと入ってみたくなったのか 何もお買い物されずに黙って帰られる方が多数みえます。
一言でも言葉を交わせば教えられることもあるのですが 終始無言のお客様では対応の仕様がありません。
放っておいて欲しいと思われているお客様がいらっしゃるのは存じていますが こうしたお客様が一度口を開けば教えられることも多い筈で 如何ともし難いケースが多々あるのです。
恐らく店主を筆頭に店の雰囲気の成せることなのでしょう。
しきりに反省しております。

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2007年06月18日

ウェッジウッド

カテゴリ:[店主の独り言]

ダルトン クラウンダービー ミントン スポードと数ある英国の陶磁器メーカーの中で筆頭を挙げなさいと言われれば このウェッジウッドを挙げる方が多いのではないでしょうか。
日本でもウェッジウッドの製品は一番人気となっています。
18世紀 時の王妃シャーロットから「クイーンズウェア」と命名する事を許された器をつくり 亦ギリシャ神話をレリーフ加工したジャスパーを誕生させています。
このジャスパーの傑作「ポートランドの壷」は 今でもウェッジウッドの象徴と言われている大変貴重な遺産となっています。

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2007年02月25日

老 舗

カテゴリ:[店主の独り言]

さて この「店主の独り言」というコラムも今回で27回目を迎えております。
結構 独り言の多い店主と思われているかも知れませんね。
今日は最近チョット気になっている老舗についてお話しようと思います。 
当店はただ古いだけでカビが生えてきそうな店ですが 所謂 「老舗」(規定基準は存じません)と呼ばれる企業があります。
そんな企業の経営者の中にも 「昔は良かった」との感想を漏らす方によく出会います。
私自身も実感としてその言葉に納得している一人ですが こうした感想こそが老舗企業の将来を危うくする元凶のように思われます。

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2007年02月08日

煮びたし

カテゴリ:[店主の独り言]

私事で恐縮ですが(お断りせずとも そもそもブログというのは私事綴りなんですね) 母の実家が農家であったため 未だによく季節の野菜を頂戴します。
今は専業ではありませんので見栄えは余りよくありませんが 何時も採れたての新鮮な物ばかりです。
自家消費し切れないとこうして授かるのです。

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2007年01月26日

業界雑感

カテゴリ:[店主の独り言]

この業界の将来を見据えます時 今の食生活の在り方を切り離して考える事は意味の無いことのように思います。
ではどのような食生活がなされているのかと申しますと 十人十色の言葉通り非常に個人的に細分化されているように見受けられますが 実は両極に集約されているようにも思われます。
つまり家庭料理なら量販店の惣菜が主体であり 外食ならば男性客主体の居酒屋やファミレスチェーン店などを選ぶというタイプ。
そして対極は家庭料理でも必ず一品は手の込んだ料理を加え 外食するなら予算に見合ったそれなりの雰囲気と器でもてなしを受けるような店を選ぶというタイプです。

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2007年01月08日

飲酒スタイル

カテゴリ:[店主の独り言]

今日は成人の日 祝日ですが式典は3ヶ日に行なったり 自治体次第となっているようです。
そこで 引き続き日本酒の話題を採り上げました。
何ヶ月か前 YAHOO動画(外国映画)を見ていましたら 日本でのロケのようですが外国俳優が枡酒をベッドで呑んでいるシーンがありました。
日本では焼酎の影に隠れて肩身の狭い思いをしている日本酒ですが これが今聞くところによれば海外では急速に非常に高い評価を得てきているようです。
日本食ブームが海外でも定着して 今度は日本酒です。
ここまで来ますと日本の食生活といいますか 食文化全体が輸出されてきたと言えるのではないでしょうか。

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2007年01月01日

年頭ご挨拶

カテゴリ:[店主の独り言]

あけまして おめでとうございます。
 旧年中は格別のご愛読,お引き立てを賜わり厚く御礼申し上げます。

本年も更にタイムリーなコラムを掲載し 
 商品紹介をして参りますので どうぞ宜しくお願い申し上げます。

尚 初売りは4日(木)です。

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2006年12月31日

年越しソバ

カテゴリ:[店主の独り言]

今年も残すところ本日のみとなってしまいました。
皆様におかれましては この一年如何でしたでしょうか。
今年も余り良いニュースは少なかったようですが 皆様よりこの一年格別のお引き立てを賜わりましたこと 改めて厚く御礼申し上げます。
例年本日まで営業しておりますが 一年を締め括る大晦日には閉店後 我が家でも縁起を担いで年越しソバを戴きます。
何故ソバなのか詳しくは存じませんが どうもソバのように細く長く達者に暮らせる事を願ってということのようです。

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2006年12月30日

お正月

カテゴリ:[店主の独り言]

近年はお正月と言えども365分の1という感覚の方が多いようで この休暇を利用して旅行に出かけたりといったパターンも一般化しているようです。
私は常々お正月はもっともっとお正月らしくあって欲しいと願っている者の一人です。
旅行に出かけることのないヤッカミから言っているのではありません。
旧来のシキタリ(形式)を整え 新年を迎えるという気持ちを新たにするだけでも意義深いものだと思っているのです。

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2006年12月19日

定紋入重箱

カテゴリ:[店主の独り言]

過ってはお嫁入り道具の定番品であったはずの重箱です。
それも実家の家紋を入れて持参するのが慣わしであり 私共でも何組かの定紋入りの重箱をつくらせていただきました。
こうした婚礼や迎春の仕来たりが 今や殆ど崩壊しようとしています。
この事自体に異を唱えるつもりはございませんが 近年多く見られる家庭崩壊などの遠因となっているのではないかとの疑念を持っています。

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2006年11月22日

「とどの詰まり」

カテゴリ:[店主の独り言]

物事の終わりを指す言葉に「とどの詰まり」という言葉がありますが ここでいうとどとは海獣のとどではなくてブリやスズキやコノシロと同様の出世魚 ボラのことです。
珍味のところでも触れていますが 卵巣を塩漬けにしてべっ甲色にした珍味 唐墨(からすみ)の元の姿がボラなのですが ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドと呼称が変化し これ以上先がないことからこの言葉が生まれたようです。

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2006年11月16日

商店街雑感

カテゴリ:[店主の独り言]

全国的に都市の顔である駅前商店街の崩壊(当市も例外ではありません)が伝えられて久しくなりますが その中身はと申しますと二つあると思われます。
一つは大型店の郊外移転 もう一つは専門店の廃業です。
この二つ目の専門店の廃業について 次世代にバトンタッチするタイミングが近づいてまいりました当店ですので その責任を感じてか最近よく考えさせられます。
そもそも街というものは 夫々の役割を担った商店が集積してそこに人と人が交流するというコミュニティーであったはずです。
私達の子供の頃は 鉛筆買うなら近所の文具屋さん 運動靴も近所の靴屋さんと殆ど近所の専門店で間に合わせる事ができましたし その店のご主人とも親しくなったものでした。

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2006年11月11日

半月両面膳

カテゴリ:[店主の独り言]

この半月型のおもてなし会席膳(リバーシブル・タイプ)。
この商品も扱い始めて20年近くになります。
料理屋さんは勿論 たくさんのご家庭の奥様にもご利用いただき リピートの際に「助かってます」「重宝しています」とお礼の言葉まで頂戴しております。
フェノール樹脂製で当時に比べると少し値上がりしましたがまだまだお値打ちなうえ(当初より特価販売を続けています)丈夫です。

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2006年10月31日

秋化粧

カテゴリ:[店主の独り言]

おもてなしセットの秋ヴァージョンです。
堅い材質の仙台欅で本朱塗の瓢皿に 白刷毛化粧に大胆な筆遣いの有田の湯呑。
自画自賛で読み辛いかもしれませんが 如何にも秋景色の色遣いで組み合わせはなかなか雰囲気があると思いませんか。
この秋のおもてなしにお勧めします。

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2006年10月22日

二年目を迎えるに当り

カテゴリ:[店主の独り言]

ブログを始めてやがて2年目を迎えようとしています。
当初PCのトラブルもあり右往左往しながら かみさんに催促され更に治郎さんに下準備の後押しをされ 構想も何も持たないままスタートしてしまいました。
その後も治郎さんには何かとフォローして頂いておりますが 最近漸く他人の書かれたブログを読む余裕も出始め 目標らしきものが見え始めて参りました。
それは難しい事かもしれませんが 読後感としてニヤリとして貰えるブログを目指そうということです。
ここにも意識を共有している同類がいるんだという気持ちを持って貰えるようなブログにしようと思い始めています。
そのためには先ず自分の気持ちを正直に吐き出さなければならないとも思っています。

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2006年09月02日

洋食器雑感

カテゴリ:[店主の独り言]

この食器業界もここ数年チョットした異変が起こっています。
特に丸型で大きいか小さいか 或いは深いか浅いかしかなかった洋食器の分野に顕著に現れています。
元よりサイドアイテム的なオブロング(長方)トレーやクレセント(三日月)ディッシュなど テーブルに変化を持たすお皿はありましたが そんな端役の次元ではありません。
歴としたメインとなるディッシュそのものの形状が ラウンドからオーバルやスクエアーへ 或いはティアドロップと呼ばれるしずく型に変形したり 亦はリムスペースを中心から意識的にズラしたり 中に仕切りを設けたり トレーに載せたりと数えあげればキリがありません。

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2006年08月29日

カリスマ販売員

カテゴリ:[店主の独り言]

時折「カリスマ販売員(店員)」の記事を見かけます。
今日も見付けました。
33歳と若い女性でした。
皆さん揃って仰る事は 「特別何もしていません。ただ私がお客さんであれば何をして欲しいかと何時も考えています」 とのご返事。
何もしていないとは それが日常であり既に身に付いたものとなっているからこそ言える言葉であり その都度正に接客の真髄を教わる思いです。
何時も 不惑をとっくに通り越した身でありながら情けない思いをさせられています。

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2006年07月07日

暑中お見舞い

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暑中お見舞い申し上げます。

今日は七夕で小暑。
今年も早 折り返し点を通過いたしました。
多少気にしていた年回りのことではありますが 上半期は大過なく終える事が出来ました。
グルメブームが一定の落ち着きを見せて参りました昨今でありますが 今後は器グルメといえるブームが来ないものかと 秘かに期待しております。
そのためにもこのサイトが少しでもお役に立てればと願って止みません。
今後とも 更にタイムリーなサイトを目指して アンテナを張り巡らして参りますので どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様 時節柄どうぞご自愛下さいますよう ご祈念申し上げます。

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2006年05月31日

総裁選

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九月の総裁選に向けて次期候補が取沙汰され喧しく報道されていますが 現在の政治家の顔ぶれは当世の鏡でしょうか。
いまいち飛びつきたくなるような方がいらっしゃらない様に思うのは 私だけではないでしょう。
争点として論じられている政策が どれもこれも枝葉末節に聞こえてなりません。
一国のリーダーである以上 一番大切なものを国民に向かってハッキリと明示出来る方でなければ信は得られないでしょう。
全世界より喝采を受けたケネディ大統領の就任演説を思い出してください。
「祖国が貴方の為に何が出来るかより 貴方が祖国の為に何を行う事が出来るか問うて欲しい」

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2006年01月21日

TV番組考

カテゴリ:[店主の独り言]

現在我が家には 主のいない子供部屋に一台のテレビがあります。
これは巣立った子供の置き土産でありまして 実は私共夫婦は20年近くテレビの無い生活をして来たのです。
全く不自由を感じなかったのですが あればあったで時折見てしまいます。
それで感じたことは 結構 料理(旅行)番組が多いんですね。
料理番組といいましても 昔日の料理教室ではなくグルメ番組(この様なジャンルがあるのかどうか分かりませんが)とでも言うのでしょうか。
職業柄 器との取り合わせなど勉強しようかなどと思いチャンネルを合わせますと 冗舌なレポーター氏(嬢)の「マッタリとしたジューシイな味」などという 意味不明な言葉がポンポン飛び込んできます。
うんざりしながら他にチャンネルを変えますと ここでもグルメ番組。
製作局が変わっても手法は全く同じ。
遂に 閉口してスイッチを切ってしまいました。

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2006年01月19日

合格猫

カテゴリ:[店主の独り言]

受験生の皆さん いよいよ追い込みの時期に入ってまいりました。
私自身も本番直前に風邪をひいた経験があります。
本番まで万全の体調を維持して 全力を出し切ってください。
気の早い「合格猫」が言っています。

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2006年01月10日

はなむけ

カテゴリ:[店主の独り言]

春は卒業そして進学,学生から社会人へと巣立つ 言わば旅立ちの季節でもあります。
先人は新たに旅立つ人の門出の祝いに 菜(小松菜)と鶏を炊き合わせて「名を取れ」と励ましてきました。(菜鶏に名取をかけたもの)
 これは日本人が如何に名を大切にして来たかという証でもありあます。
昨年来 耐震強度の偽装やライブドア騒ぎといい モラルに反する事件が相次いでいる中 この菜鶏の炊き合わせが象徴するように 古人は「日本人」という名を汚さない,名に恥じないという事に 大変気を遣ってきた気質であったように思われます。
残念ながら何時からか このモラルというタガが緩んでしまったようです。

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2006年01月09日

「ごちそうさま」

カテゴリ:[店主の独り言]

私達は食事が終われば「ごちそうさま」と感謝の気持ちを込めて挨拶します。
ものの書によりますと この挨拶の謂れはあの足の速い神様「韋駄天」が始まりだそうで 漢字で書きますと「御馳走様」となりますが この韋駄天が馳せて走って食べ物をかき集めた事に由来するといわれています。
つまり おもてなしとは主人自ら走り回って客に尽くせ と説いているのです。
殊更 財力に物を言わせて贅沢な食材を集めるのではなく 足を使い立ち働きでもてなしなさい と言っているのです。
「おもてなし」の真髄を履き違えないようにしなければなりません。

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2006年01月05日

用と美

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調理器具や食器をつくる人の中には 「用と美」 この二つのテーマをしっかりと受け止め 本物作りに励んでおられる方が沢山いらっしゃいます。
女性に例えれば「才色兼備」といったところでしょうか。
歴史あるヨーロッパの風土は特にこの傾向にあり 何代にも亘り良い道具を使い込んできました。
日本でもプロといわれる方は道具に拘り 例えば銅鍋一つとっても気に入ったものであれば 何度も鍋底を張り替えて使っています。
そうした道具は 時を経て尚輝き 美しさが増しているように感じます。

 本当に使い勝手がいいものは 姿も美しいものなんですね。

投稿者 Sugino : 14:45 | コメント (0) | トラックバック

食器の贈り物

カテゴリ:[店主の独り言]

私達は毎日欠かさず食事をします。
ですから何処のご家庭にも 割れない限り食器は充足している筈です。
それでも食器を贈り物にしようとしますと 貴方はどのような食器を選びますか。
少なくとも日常食器には無いプラスアルファーの付加価値がないと 贈り物にされることはないでしょう。
でもその付加価値も人によって価値観がバラバラですから 十人十色ということになります。 
販売する側の私達ですらその内の一人一色なのですから 全てのお客様に迎合できるものではありません。
必然 私達を受け入れて戴けるお客様のみが 私共で買い物をされるという事になります。
 (当たり前のことですが)

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茶事と茶飯事

カテゴリ:[店主の独り言]

貴方は一日何杯お茶を召し上がりますか。
日本人はお茶が好きですね。
お茶といっても 番茶や煎茶から紅茶やハーブティー 他に薬用茶までいろいろありますが 抹茶を自宅に用意して毎日召し上がっている方は少ないようです。
茶事の稽古場かお茶会の場合に限られているのではないでしょうか。
もっとも お茶会ともなればそこは真剣勝負の場ですから 招く人(主)も招かれる方(客)もそれなりの準備が必要ですし 作法の心得はもちろん 何より向上心をもって臨まねばならないでしょう。
その点 家庭で抹茶を楽しむ分には流儀にとらわれる事も無く 気楽にそして道具もポットのお湯と抹茶に茶碗 そして茶筅さえあれば点てることが出来ます。
いきなり構えて茶の道に入ろうとされるより 日常から自然に抹茶に親しみ 日常の一部として抹茶がある。
このようにしていかれてはは如何でしょうか。

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投稿者 Sugino : 11:01 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月11日

治郎さんをご紹介します

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私の影の参謀をご紹介します。
とは申しましても 実はこのページ 殆どがこの方の手に成るもので
私の義弟、「藤崎治郎」と申します。
 (詳しくはリブデザイン,サイミューズのリンクページをご覧ください)

<空 撮>
トップページに「空撮」ボタンがあります。
 クリックしてみてください。
上空から私たちの街,諏訪新道が 中央部を東西に走っているのが見えます。
右(東)寄り南北の広い道路は三滝通りです。
ほぼ中央の大きな建物がステイツ四日市というマンションで
その右(東)隣, 写真のど真ん中が(残念ながら小さくてその影になっています)「スギノトーキ」です。 (南向い側は三菱東京UFJ銀行)
これはアメリカの衛星写真で ご紹介中の治郎さん経由で入手したものですが 国防上問題(?)があるといけませんので その先の経路は悪しからず。

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2005年11月12日

和食器について

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洋食器に比べ 大きさや形状,絵柄など多彩な和食器は、不思議に洋風料理を引き立てるものがあります。
またこれも不思議に、洋食器と取り合わせても調和するものがあります。
これは洋食器が単調なため調和し易いのかもしれません。
日本人がつくり、日本人が使ってきた和食器と料理や食卓とのコラボレーションを工夫すれば、毎日が日常でなくなること請け合いです。
どうぞ お試し下さい。

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2005年11月05日

火 箸

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今朝一番のお客様。
「火箸」を買いにみえました。
お隣のいなべ市からの遠来です。
朝早く出て 市内の仏壇屋さん等あちこち回られて
「あそこなら古い店だから有るかも」と言われ
何とか店を探し当てて来られたのです。
紹介していただいたお店は「古い在庫が残っているだろう」
と予測されたのでしょう。
実は半月ほど前の仕入れで 近頃厄介な買い物をされるお客様が増えたのを感じ 品揃えの再考をしていた矢先のヒットでした。

 日常のカテゴリーが当てはまらなくなっているようです。

手前の写真は「灰ならし」

投稿者 Sugino : 15:53 | コメント (0) | トラックバック