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2010年07月12日

竹の器

私達は経験上ホタテやアワビそしてトコブシなどの貝殻や もみじの葉や葉ランそして青竹など 自然にあるものを器として利用することがよくあります。
但しこればかりで揃えられますと私たちの商いは立ち行かなくなりますので 食器屋泣かせと言えるのですが。
ところで一時ブームとなりました「MY箸」ですが 火付け役は割り箸でありました。
中国から伝わったとされる箸ですが ここでも日本は特有の箸文化を形成して参ります。
箸は元々国産品で 桶や樽などをつくった後の端材が利用されていたものでありますが 今ではこの国産品は高級料亭のみでしか見掛けることはありません。
コンビニ弁当然りでありますが 大半は価格競争に勝った輸入品であります。
ではこの輸入品である箸は どんな材木からつくられるのかと申しますと 自然に育った木で決して端材ではありません。
こうなりますと私達は 知ってか知らずしてか 自然の生態系を破壊する自然破壊に加担していることになります。
では割り箸の素材として何が環境に優しいのかと申しますと 竹がお勧めの素材です。
一年で成長すると言われる竹の生命力 竹を割ったような性格などと比喩されますように 木目が通ってなく てどんな割れ方をするのか判らないような輸入物の割り箸の欠点を 十分に補い合えるのではないでしょうか。
タイトルは竹の器でしたが 竹箸と環境のお話で終始してしまいました。

写真は竹製品で 製品と付けば商品として扱えます。
どうぞ竹の器ばかりでなく 食器屋にも足を運んで竹製品もお揃え下さい。

投稿者 Sugino : 2010年07月12日 07:13

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