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2008年08月23日

ガラス器がお手元に届くまで

一口に硝子器の製造工程と申しましても 手造りのハンドメイドの物と 高品質をスピーディーに仕上げるマシンメイドの物では多少の違いがあります。
先ず職人の情熱と技術が溢れるハンドメイド製品ですが この場合も厳密に申しますと特殊なもの以外は 夫々の工程を夫々の技術を持った職人が分業して担当します。
棹を吹く人 形を整える人 加工を施す人など幾種かの職人集団による合作である と言えます。
その工程は 溶融→→タネ巻き→宙吹き(或いは型吹き)→留め冷まし(或いは送り冷まし)→火切→口ズリ→口焼→検査→包装→出荷 となります。

そしてマシンメイドは 手作業による工程を機械に置き換えることによって 大量でスピーディーな仕上がりが可能となります。
マシンメイドと申しましても機械を操るのは人ですから 機械の管理など手造りと変らぬ技能士の技が活かされています。
工程は 溶融→成形→仕上げ→徐冷→検査→プリント→焼付け→検査→包装→出荷(流通) という手順に従っています。

このように一つのグラスウェアにも たくさんの人の手や機械の工程を経て お手元に届くのがご理解戴けたのではないでしょうか。

投稿者 Sugino : 2008年08月23日 06:20

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