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2013年07月02日

茶器と酒器


茶器と酒器 どちらも食器の中では特に趣味性の高い器であります。
この器を見れば 選んだ方の好みが判断できるというものであり また基本は好きなものを選べばいいという事にもなります。
人と成りまでも見透かされるようで 何となく落ち着かない存在でもあるのですが。
しかしそんな事ばかりは言ってられません。
お茶にも色々種類があり またお酒も呑み方に夫々違いがありますから それに合った器をお選び戴くことが基本となるのは当然です。
例えばお茶なら極上の玉露や煎茶は小さめの急須で 湯呑は色や香りが愛でられる薄手の小さな白磁となります。
逆にほうじ茶や番茶の場合は タップリとした大振りの急須か土瓶で また湯呑は湯温も高いので冷め難い厚手で深みのある立ち型のものを選びます。
そして急須や土瓶につきましては 最後の一滴まで注ぎきれるか また伝い洩れすることが無いかなど お店に頼んで実際にお水で試してもらうといいですね。
そしてもう一つの酒器に関して申し上げれば 燗酒なら徳利やチロリでそれも温か味のある土物がお勧めです。
土物なら尖った清酒の味をほんのり包み 和らげてくれますから。
同じ理由でグイ呑も土物を選んで下さい。
また冷酒であれば 旨味や香りがストレートに楽しめる片口鉢に 薄手の平盃をお勧めします。
スキッと戴いて 気持ちよいほろ酔いが味わえます。
このような基本を押さえた上で ご自身の好みを貫かれるなら私も賛成であります。
それでもセンスが疑われる等と気になさるのであれば 道具はご来客にご持参戴くしかございませんね。

しかし実際には使ってみて手触りや使い心地を確かめると 失敗ということもよくあることで そうした試行錯誤の結果 やっとお気に入りに巡り合えたというケースは多いのですから もっと大胆になられることをお勧め致します。。

投稿者 Sugino : 2013年07月02日 11:40

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