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2008年10月06日

婚礼料理今昔

時節柄婚礼の話題が続きますが 婚礼も私達の時代と比較しますと 随分変わってきたものです。
私達の頃は 結婚式場が彼方此方に建ち始めた走りの頃でありましたが 披露宴ともなりますと未だ未だ写真のような和食が中心であったように思います。
日本古来のお目出度い料理ばかりですから 器も負けずにお目出度尽くしとなっています。
形状は扇や結び松葉に巴などを使い 色彩に図柄も紅白に交趾や金彩を用いて 吉祥,鶴亀,桜花などがあしらわれています。
前菜に始まりフルーツで締められるまで どれも手の込んだ食器ですので 一品一品が大変高価なものばかりです。
こんな食器がどんどん納まっていた時代がありましたが 懐かしんでばかりいても致し方ありません。
今は殆どフランス料理か折衷的な料理にに主役を譲っているように思いますが 会場によりましてはガッカリさせられる器とよく出会います。
フォーマルなフルコースであれば 器に対してもどうぞもう少しご配慮なさってください。
一食うん万円の料理であり ご本人たちにとりましては一生に一度 招待客もそう何度も経験できることではありませんから。

格式を持った料理に それに相応しい器を前にしますと 周囲までも晴れやかな気分になります。

投稿者 Sugino : 2008年10月06日 06:22

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