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2008年12月04日

家族の団欒

幸か不幸か私には女児がいなかったものですから 「同じ洗濯機でお父さんのパンツを一緒に洗わないで」 などとは聞こえてきませんでしたが 若しもそうした親子であるなら 一つの大皿(鉢)や鍋での家族の団欒ということも 危うくなって来るのではないでしょうか。
元々商家であった私共では 家族一緒に食事をするという事が非常に稀なことで 皆が交替で済ますようにしていました。
それでも定休日や正月などには 家族が揃うのを待ち(叶わないことも多々ございましたが) 食事を始めていました。
その頃は特に意識していた訳ではありませんが 働くお母さん方が増えこうした家族の団欒が少なくなった昨今では 無意識の内にこの様な体験をすること自体 大変大切なことのように思えて参ります。
毎日続けることが叶わないのであれば せめて家族に共通の休日などを 家族団欒の日として設けてみては如何でしょうか。
こうしてこの日ばかりは ご家庭で休眠中の食器もチェックして 総動員して使ってみて下さい。
出来れば食材の買出しから子供さんにも手伝って貰えばベターですが お母さん(或いはお父さん)が料理をつくって盛り付ける この作業を子供さんが見て(或いは手伝って) 今まで気付かなかった食の楽しさを味わって欲しいのです。
そうして最後は食器の後片付けまで キチンと見届けることが大切です。

これまで一人でカップ麺などを食べては容器はポイ捨てだったことの 全てが裏返しとなるのです。
過っては当たり前の光景でありましたが 今や風化寸前。
何とか取り戻したいと思っています。

投稿者 Sugino : 2008年12月04日 08:14

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