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2011年04月20日

仲を取り持つ器

お酒の好きな方は 「酒呑みに行こう」と誘います。
つまり料理には拘らなくて お酒さえ呑めればいいということなのでしょう。
しかし適度なお摘みは 呑み続けることへの緩衝材となり しかもお酒との相性が良ければ益々居心地が良くなるというものです。
でも料理にしろお酒にしろ 器がなければどちらも供することが出来ません。
ここで皆さんが悩まれるのです。
器は料理の着物と申しますが 器を取り違えてしまいますと お店の居心地から亭主の腕の冴えや品格まで 全てが台無しになってしまいます。
このようにお酒と料理の関係の仲を取り持つのが器であり 夫々の個性を尊重しつつも 喧嘩しないよう配慮する必要があります。
写真は玉山窯の鼠志野手付き角鉢で 斬新な幾何学文様に透かしが施されています。
そして更に竹ツルを付けたことで 印象深い器となっています。
数人の仲間がこの料理を囲んで 会話に花を咲かせている情景が目に浮かんでくるようですね。

このような一鉢物は ハレの日の引き出物などにもよく利用されています。

投稿者 Sugino : 2011年04月20日 18:46

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