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2016年03月27日

贈り主と先様の気持ち

振り返ってみますと前回からかなり間が開き、もう卒業、入学シーズンとなってしまいました。

贈り物をする機会が多いこの時期、贈り手の気持を品物に託す贈答品は 直接の日常会話に替わるチョット改まったコミュニケーションの役割を担っているように思います。
日常会話のように茶飯事ではない 日常性を破るイベント性がそこにはあるからかも知れません。
それだけにそのイベント性を高めるためには ご自身の気持同様、相手の気持を汲み取ることが要求されます。
実はこの事が 単純明快な贈り物をするという行為の中で、物の溢れるご時勢の中で、最も悩ましい所であり、ここが通過できれば殆ど成功と申し上げていいと思います。それでも迷われた場合は お店の方に相談してみて下さい。
返礼品などのように不特定多数のお相手が対象の場合でも 基本的にはご予算に応じて皆同じものをというのは賛成出来ません。
何故なら 貴方とのお付き合いは夫々皆違っている筈で 共通項をお持ちのお相手様に限り同一品でというのが原則だからであります。
例えば友人やカップル ご家族やご親族 お勤め先の上司に同僚など 夫々のお付き合いは皆一様でないのは明白ですね。
つまり贈り物も個別対応である筈なのですが そのために冒頭申し上げた気持を汲み取ることが大切になって来るのです。
ですからお付き合いの普段からの姿勢に もっともっと気合を入れる必要があるのかも知れません。
先方様の好物であれば食品などの消耗品も一理ありますが より近しいご友人や会社関係の方などには 残る品物に心も残して貰えるものを選ぶよう心掛けるようにして下さい。その後のお二人の会話が 更により密度の濃いものとなるように思います。

サミットが近づき当地、三重県にスポットを当てられることも多くなってまいりました。普段使いに最適な『萬古焼』『伊賀焼』もご検討いただければ幸いです。
 ひとしずく急須 しずく碗『萬古焼』      一燗人 『伊賀焼』
              

投稿者 Sugino : 2016年03月27日 13:47

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