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2015年01月11日

薩摩のお雑煮

もう、すっかりお正月気分も抜けて普段の生活にもどっていることでしょう。食生活を戻そうと、今頃体調管理に必死になってはいませんでしょうか?
 ところで、本日11日は、鏡開きですね。お餅の食べ方はどうされていますか?シンプルな焼もち、温まるお汁粉、そしてお雑煮、などなど。なかでも地方によってまったく違った食べ物になってるお雑煮の話題です。ご紹介させていただく地方は、薩摩。
今日でこそ薩摩地方の雑煮にも餅が入りますが 桜島の火山大地であるこの地方は 歴史的には稲作が営まれず八つ頭という親芋と小芋がくっ付いた里芋がその代役でありました。
大きなものですと直径10cm程にもなる塊ですが これを切らずに大きいままというのが薩摩流であるとか申しまして 器も大きな丼が必要なのでしょうか。
ほかにもニンジン,椎茸,青菜などが添えられまして カツオ出汁で調味する具沢山の雑煮であります。
今ではこの八つ頭,八つの頭に立つと解釈され 全国各地で縁起物としておせちにも使われる人気の食材となっているようですよ。
亦この地方は雑煮に限らず独特の食文化が根差した土地柄で この地域の方言で「ぼっけもん」という 向こう見ずな奴という言葉があるのですが 当にここの郷土料理はこの言葉に相応しい 野性味溢れる料理が沢山あるようです。
例えば六白黒豚を使った奄美揚げ これなども小細工しない素材そのものを大胆に使った料理であります。
この六白の由来は 鼻,手先,足先,尻尾の六ヶ所が白い薩摩特産の黒豚でありまして 今や全国区となっていますね。
元気な隠居生活が送れるなら 全国食べ歩きの行脚をスタートさせるのですが。
所変われば何とやら 興味津々でありますが 差し当たりその好奇心だけでも満たされれば満足です。また鹿屋(かのや)特産の落花生を摺り潰して 葛で固めた豆腐に混ぜた「だっきしょおかべ」 程好く冷して梅肉醤油でお召し上がり下さい。少々話がずれましたが、毎年お雑煮をいろんな地方の食べ方で食べるのも面白いかもしれませんね。

投稿者 Sugino : 2015年01月11日 23:15

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