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2012年08月29日

杓子とは

これまでも新商品の発売と共に 「しゃもじ」の話題を何度か採り上げて参りましたが その「しゃもじ」も含めての杓子の話題です。 
お米の話題も出ましたので。
さて一言で杓子と申しましても その言葉のもつ意味は大変幅広いもので 従いまして道具としての種類も非常に多く その為これまで包括語である杓子という言葉も都合よく便利に使われて参りました。
それでも調理シーンを思い浮かべながら敢えて一言(?)で申し上げるなら 食材を混ぜたり,掬ったり,塗ったりする調理器具の総称であるとの表現しか思い至らないのであります。
そしてこの夫々の使用目的によって夫々に名前が付けられているのですが それらを包括する道具としての言葉が杓子なのだと申し上げておきます。
素材も鍋に優しい木製や樹脂製 そして熱に強い金属製などがあり また汁物が掬い易い丸型や 水気を切るための穴明きや掬い網などがあって 素材や形も用途に応じて様々であります。
でありますが 遠慮しながら最低限,次の6種類ほどは揃えておきたいと考えています。
先ずは冒頭のご飯を掬う飯杓子(しゃもじ)です。
次に食材や液体を掬う玉杓子 これは単にお玉とも呼ばれています。
次は玉杓子の洋版ともいえるレードルです。
鍋のカーブに合った注ぎ口があって 汁が注ぎ易くアクも取り易いのが特長です。
次いでは単に木ベラ(ターナー 木製とは限りませんが)とも呼ばれる 材料を混ぜ合わせたり塗ったりする時に使う平らなタイプです。
更に次は玉杓子に穴を明けた穴明きタイプの杓子で 水分を切って材料だけを取り出す時に使います。
そして最後となりましたが 網杓子。
天ぷらやフライなどの料理で 油を切って掻き揚げなどの調理品を取り出したり 揚げカスを除いたりする時に使います。
滓揚げ等とも呼ばれている杓子です。
ザーっと採り上げただけでもこれだけですから この隙間にもっともっと専門的な道具があったり 更に夫々にサイズを加えれば如何に膨大な種類となるかお判り戴けるのではないでしょうか。

写真はナイロン樹脂を使った USAオクソ社のキッチンツール(杓子)です。

投稿者 Sugino : 2012年08月29日 00:20

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