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2012年08月21日

ジュンサイの味噌汁

ジュンサイは池や沼に自生する水草で 味は淡白ですがツルリとした喉越しと プリプリした歯触りが楽しめる食材です。
葉や茎がゼリー状の粘液に包まれていますので こんな食感となるのですが 上質なものほど巻きがよくヌメリも豊富です。
生なら熱湯にサッと通し 冷水に晒して色出しとアク抜きをしますが 茹で過ぎにはくれぐれもご注意下さい。
しかし市販品の多くは水煮の状態で 瓶詰めか袋詰めされていまして 水切りさえ行えば直ぐにお使い戴けるようになっています。
これをジュンサイの季節に合わせて 春から夏にかけての 味噌汁の具に使おうというわけです。
この食感が丁度この季節と上手く合っていて グッドタイミングですね。
味噌も暑い季節に向け 濃厚な味の八丁味噌を使って キリリと仕上げましょうか。
具に豆腐とシメジを加えましたが ジュンサイ自体の味は淡白ですから 粉山椒少々を振り掛けても良いですよ。
味噌汁一つにも季節に合わせて 味噌自体の味付けやこのような具の選択が出来る日本は 本当にグルメ天国と言えるのではないでしょうか。
他,この時期の具材としては オクラやインゲンにナスなども使えますし ジュンサイは椀物以外に酢の物にされてもサッパリと戴けますよ。

汁物の決め手は出汁の採り方と言われています。
我が家では昆布と削り鰹の一番出汁を使っていますが 夫々のご家庭では煮干や椎茸を使った出汁に拘ったり 即席出汁で間に合わせたりなど いろいろな習慣があっても良いのではないでしょうか。

投稿者 Sugino : 2012年08月21日 04:07

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