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2012年06月22日

カルタス

ガラス器の素材による種類につきましては これまでに何度も採り上げて参りましたが ここでチョットおさらいをしておきましょうか。
一般に量産されているガラス器は 珪酸を主原料としていますが 更に珪石や珪砂を溶け易くするためのソーダ灰 そして化学的な耐久性を持たせるための石灰を加えた ソーダガラス(ソーダライムガラス)と呼ばれるものであります。
また皆様ご存知のクリスタルガラスでありますが このガラスはソーダ灰と石灰に替わって屈折率や透明度を高めるため 炭酸カリウムや,酸化鉛のような金属酸化物を加えたガラスであります。
そしてこのクリスタルガラスは酸化鉛の含有率により フルレッドクリスタル(30%以上) レッドクリスタル(24%以上) セミレッドクリスタル(10~23%)という3種に区分されています。
もう一言付け加えれば近年におきまして 酸化鉛に替わって酸化カリウムを加えたカリクリスタル 酸化バリウムを加えたバリウムクリスタル 酸化チタニウムを加えたチタンクリスタルなどが開発されて参りましたが これらの傾向はこの業界も地球環境保全を意識し始めたと言えるところでしょう。
最後は耐熱ガラスで珪酸とソーダ灰に ガラスの膨張率を下げる硼酸を加えたガラスであります。
前置きが長くなりましたが この中のセミレッドクリスタルを素材とし ハンドメイドでつくられました新商品が発表されましたので ここにご案内申し上げたいと存知ます。
ネーミングは「カルタス」とされまして 軽さが魅力の薄づくりで口当たりも滑らかなグラスです。
手前が290cc入りの水割りグラス(他1点340cc入りがございます) 後方が同じく290cc入りのビアグラス(他2点360ccと450cc入りがございます)です。
水割りグラスは中央の括れ部分まで氷とお酒を入れ その後お水を加えますと軽めの水割りが完成します。

同様ビアグラスも括れた位置で ビールと泡が分かれるように注いでみて下さい。
7:3の理想の比率となりますよ。

投稿者 Sugino : 2012年06月22日 03:07

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