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2012年02月10日

100ミりシーベルト

昨年の原発事故を伴う3・11以来 避難生活を余儀なくされている皆様へ 改めまして心よりお見舞い申し上げ また一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
さて以来 私たちには普段聞き慣れない放射線の単位である 「ベクレル」や「シーベルト」といった言葉が飛び交うようになってきましたが もちろん私など測定器に触れたこともなく 安全度の目安となる値にも疎いので少し調べてみました。
放射性物質というのは 放射線を発しながら崩壊してゆきます。
そして放射能とは放射線を発する能力を指す言葉で その強さの単位をベクレルで表しています。
仮に1秒間に崩壊する原子核の数が1個であるなら1ベクレル 10個なら10ベクレルといった具合です。
しかしこのベクレルよりも 他方のシーベルトという単位の方がより多く報道されるのは 人がこの放射線を浴びた時に受ける その影響の大きさを表す単位であるからなのです。
私たちは日常気付かずとも 大気や大地そして普段の食物からも こうした自然の放射線を浴びています。
その日常浴びてしまう地球上での平均的な自然放射線量は 2.4ミリシーベルト(1ミリシーベルトは1シーベルトの1/1,000)といわれています。
また例えばレントゲン検査を受けたとしますと その際の被爆量は1回当り0.05ミリシーベルト 胸部のCTスキャンですと6.9ミリシーベルトにもなります。
そこで安全基準である被爆量の目安は一体どれ位なのかと申しますと 大半の学者先生方によれば それまでの累積が100ミリシーベルト以下であれば健康への影響は全く問題ない と仰ってみえます。
この数値が高いか低いかは兎も角 圏内に入れば一発でオーバーする可能性だってあるのです。
現在に至る累積で100ミリシーベルト以下 どうぞこの数字をご記憶下さい。

放射線は何時までも体内に蓄積されるものではなく 種類によって蓄積期間の長いものや短いものがありますが 人の体には元々放射線の害を修復する力もあるのですから 無闇に目くじらを立てるのでなく 冷静に判断したいものです。
写真は東電提供による 津波被災後の福島第一原発です。

投稿者 Sugino : 2012年02月10日 06:31

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