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2012年01月26日

柴田 光次郎

美味しく食べたり 楽しく飲んだり出来ればそれでいいと その器は私たちに語りかけているように思えます。
確かに器はこうでなくてはならぬというお仕着せがあっては 窮屈でなりません。
陶工・柴田光次郎氏から生み出された器は 自由に解き放たれて見え 穏やかな自然体から生まれる作風からも優しさが滲み出ています。
氏が作陶に目覚めたのは遅咲きの15年前で 焼物の故里であるこの土岐には 何十人という新進作家がいるのですが 彼はその中の一人であります。
既にもう若くはなく 作陶に魅了されるまでの人生も経験し それでもそれまで築いてきたものと離れてこの片田舎の古民家に窯を築いたのです。
ここには彼が求める自然と 人生を捧げる窯があります。
そして師を持たない彼は 自分の流儀で作陶し そして何も縛られることのない 彼らしい作風を創り上げました。
長閑な工房に一人気儘に土と戯れ その手の中では土が踊るように 器のカタチを成していきます。
自然と対話するかのように彩色し 我が子を寝かし付けるかのように窯へ入れる。
柴田氏は自らを「楽陶家」と名乗っています。
この「楽」にはラクな気持ちで楽しむ作陶という 二つの意味が込められ そこから生まれる作品を信じて止まないのです。
この柴田氏の作品であるゆったり碗(径約13cm)と小粋碗(径約14.5cm)を 一客木箱に入れて季節に合わせて夫々4種つくりました。
そしてゲストの方々に四季を感じていただくために 期間限定販売とさせていただきました。
悪しからずご了承下さいますようお願い申し上げます。
四季は上から順に春夏秋冬で 春は3~5月 夏は6~8月 秋は9~11月 冬は12~2月の販売となっています。

どうぞご予約は何時でも結構でございます。
お待ち申し上げます。

投稿者 Sugino : 2012年01月26日 08:53

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