« ホットワイン | メイン | 柴田 光次郎 »

2012年01月25日

雑 炊

私共では夕餉の料理が鍋であった場合 決まって翌日の昼食はこの出汁を使った雑炊となっています。
元はと言えば残った冷やご飯を 増量して食べるという質素な料理であったようですが 私共では未だにそれを実践しているという訳です。
しかし態々一つの献立としてつくる場合は 魚介類や鶏肉そして野菜などとともに ご飯をたっぷりの出汁で煮るのですが 各ご家庭でも味付けはマチマチであります。
でも基本は醤油にシオ そして味噌といったところでしょうか。
否 昨夜の出汁で充分という場合だってあるでしょう。
中に入れる材料も多彩で 次第に豪華なものになってきたように思います。
私共では 最後に玉子とじとするのが定番となっていますが さて貴方のご家庭では如何でしょう。
ポイントとしましては サラッとした食感が身上ですから 先ずご飯をザルに揚げ水洗いして粘り気を取っておきます。
次に材料に火を通し 通ったところでご飯を加えます。
ご飯を加えたら煮過ぎないよう 調味料を加えて調味し 温まる程度の2~3分で火を止めます。
グツグツと煮過ぎますと ご飯が亦べた付きますからご注意下さい。
飽くまで短時間勝負という献立であります。

ところでこの雑炊 「おじや」とも呼ばれていますが これも武家時代の宮中女官が使っていた 女房詞の名残りなのだそうであります。

投稿者 Sugino : 2012年01月25日 01:16

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2303

コメント

コメントしてください




保存しますか?