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2012年01月06日

ユリ根

食用として栽培されているユリの球根(肥大化した地下茎との見方もあるようですが)です。
晩秋から冬にかけてが旬の時期で 肉厚の丸いうろこ状の食材であります。
調理される場合は 大抵鱗片を一枚ずつ剥がして使いますので 食べるばかりの人はこの鱗片しかご存じないのですね。
火の通りが早く 加熱するとホクホクとした食感になり 仄かな苦味と甘味を持ち合わせています。
先ずはサッと洗って水気を切り 中心部に親指を差し込んで二つに割ります。
ひげ根を抉り取って 鱗片を一枚ずつ丁寧に剥がしながら タップリの酢水に入れ ザルに揚げて水気を切ります。
そのまま使うこともありますが タップリの酢水に入れて茹でて使われても結構ですね。
これの入った茶碗蒸しを戴きますと どうしてもお正月を意識するのですが 習慣となればこれも致し方ないことでしょう。
過っての我が家の茶碗蒸しには これが定番の具でありましたが 近頃トンとお目にかかっていません。
人気がないのでしょうか。
チョット淋しくもありますが。

茶碗蒸しの具とする他 梅肉和えにしたり 蒸し物や煮物に加えて使いますが 何か他にも良い調理法があればご教授願います。

投稿者 Sugino : 2012年01月06日 07:15

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