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2011年12月28日

レンコン

レンコンは蓮の地下茎が肥大化したもので 輪切りにすると10個前後の通気孔があるのがよく分ります。
これはレンコンの育つ場所が粘土質の土壌の湿地帯で つまり泥の中ですから この植物が成長するためには この穴が唯一,地上の花や葉や茎とつながり 通気孔の役割を果たしているという次第なのであります。
そしてこの穴があるゆえ見通しが利くという縁起野菜として おせち料理に登場するところもありますが ご希望のシャキシャキの歯触りに仕上げるには 一寸した仕掛けが必要です。
それは鍋に蓋をせず 落し蓋のみにして煮るということであります。
また逆にホクホクと柔らかく仕上げたい場合には 落し蓋と鍋蓋の両方を併用してみて下さい。
味付けはさて置き,このように食感に拘られるなら レンコンは多くの澱粉質も含んでいますから 加熱後のモッチリ感も加わり 複雑な食感が楽しめる食材ではありますね。
この思い思いの食感を楽しむには 素材そのものにも影響されますので カットして売られているものであれば 切り口や穴が黒く変色してないものを選んで下さいね。
そして30:1の酢水に晒すとアクも抜け 思い通り白く仕上がりますよ。
おやおや見た目の話も加わって 話が複雑になってきましたので これにて打ち切らせて戴きます。
纏らないお話で消化不良を起こされた方も多いかと想像しますが どうぞお許し下さい。

もうおせちのメニューはお決まりですか。

投稿者 Sugino : 2011年12月28日 02:09

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