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2011年12月27日

徳利ポット

山中塗の発祥につきましては諸説あって どれも真偽の程は定かではありません。
ただ現在に至りまして 合成樹脂による漆器生産も加わり 日本一の漆器の大産地となったのは事実であります。
この山中塗は 四方を山に囲まれた加賀の名湯である山中温泉の地にあって 地元の豊富な欅や栃材などを木地とし 千筋,糸目などのロクロ挽きの技術 そして木目を生かし洗練された摺り漆塗の技法など 伝統産業として育てられてきた伝統工芸品であります。
そして川北良造氏は 木地師として初めて人間国宝に認定され この地より輩出された方であります。
写真の品は「徳利ポット」と申しまして 今ご紹介致しました「ロクロ挽き」「摺り漆塗り」の技法を如何なく取り入れた製品です。
日本酒は温めることにより 冷酒とはまた違った風味や香りそして旨味が味わえることは 皆様ご存知のところであります。
欅のポットに徳利を入れ 熱湯を注ぎます。
蓋をして お好みの温度になるまで温めます。
温め終えれば 蓋はご覧のように袴としてもご利用戴けます。
写真の持ち手付きの他 手提げ式の台付きもございます。
お正月の日本酒はこれで決まりですね。
またこの他 280ccと500cc用の栃製ペットボトルカバーもございます。
保温,保冷の実用性はもちろんの事 会議や講演会などでの醜悪な(?)景観が防げます。
また蓋はカップとしてもご使用戴けます。

徳利ポットは木地と漆の特性が生かされていますので 保温効果も持続します。

投稿者 Sugino : 2011年12月27日 07:07

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