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2011年11月11日

ムカゴ

ご存知の方も多いと思いますが 自然薯や長芋などの山芋の地上の葉の付け根に出来る 1cm程の小さな球状の芽をムカゴと言います。
本来は種芋として蒔かれるのですが この小さな粒の一つ一つに山芋の養分が凝縮され 独特の味と香を持つため食用としても利用されています。
蒸すと指でツルンと皮が剥け 噛めばトロっとした上品な味わいです。
塩茹でしたり,蒸したりでそのまま召し上がれますが 吸い物や味噌汁の椀ヅマにしたり 田楽や揚げ物など多彩に調理されます。
中でもご飯と一緒に炊き込むムカゴご飯が 秋の味覚の中でも一番と仰る方も多いようであります。
この山野に自生する芋を山芋と呼ぶのに対し 里で栽培されてきたところから 里芋の名が生まれたとされる説があります。

そしてその栽培の歴史は稲作より古いと言われていますが 同じ土地での連作が出来ないため 次第に芋畑から稲田に移ったとも言われています。

投稿者 Sugino : 2011年11月11日 06:02

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