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2011年10月24日

ホッケ皿

過っては不味い魚の代名詞のように扱われたホッケでありますが 戦後,北海道産ニシンの不漁に伴いその代替品として このホッケが脚光を浴びるようになったといわれています。
元々鮮度落ちの早い魚で 如何に物流が進歩発展しましても 私たちが生でお目にかかることは先ずありません。
頭と内臓を落とし開いて干物とした状態のホッケしか知らない私たちは 体長60cm程にもなるという意外に綺麗な魚である事に驚かされるのですね。
さてこの魚 干物ですから私たちは時知らずで戴きますが 頭を落とし乾燥させて縮んでしまったとしましても 大抵一尾で戴きますから30cmを超える程の長さになってしまいます。
これでは普通の大きさの焼き物皿には とてものり切れません。
切り身にして盛り付ければ問題ないことですが サンマ同様,一尾ごと盛り付けられた方が 贅沢さを味わえます。
そこでつくられましたお皿が 写真のずばり「ホッケ皿」であります。
サイズ的にはサンマは尾頭付きで盛り付けられますので サンマ皿と兼用出来ますよね。
或いは広さ大きさから 盛り込み皿とされてもよろしいのでは。

このホッケの干物が家庭料理として定着したのは 居酒屋さんの功績かもしれませんね。

投稿者 Sugino : 2011年10月24日 00:10

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