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2011年10月16日

NEW内面発熱加工

土鍋が電磁調理器に使えないかという問題提起に 業界はいろいろと試行錯誤してまいりました。
数年前には 先ず最初の方法として外側の鍋底にIHシート(銀転写)を貼り付け 通電するような工夫がなされました。
しかしこれは余り評判が良くなくて 直ぐに脱着式内面発熱プレート方式に切り替わりました。
これが今でも主流でありますが では何故外付けIHシート方式が短命であったのかと申しますと 吹き零れによりIHシートを汚してしまいますと シートが剥がれて調理器全体が反応しなくなるのです。
私共のお客様では こうして一シーズンで駄目にしてしまった方が何人も見えました。
しかし鍋と吹き零れは付き物です。
勿論お取替えさせていただきましたが 今の脱着式内面発熱プレート方式に致しましても 焦げ付かせますと部分的に冷却できなくなり 食材が炭化してしまう事で電気抵抗が変わって 局部加熱となり発熱体を破損させる原因となっているのです。
そこで焦げ付かさない工夫を 皆さんにお願いしています。
それは必ず出汁を入れてから食材を入れ 兎に角何度も攪拌する事です。
しかしこの場合は 最初の方法と違いプレートの交換が可能ですから 被害は最小限に留まります。
そこで今年からは第三弾の発売です。
NEW内面発熱加工と申しまして 先述の方式は発熱プレートが鍋底に見えていましたが 今回の方式は生地に直接発熱体を加工して その上の表面を特殊コーティング(もちろん食品衛生法に適合です)しました。
これで見た目はスッキリですが この特殊コーティングも寿命があり 金属タワシ等を使われますとコーティングが傷みます。
ご法度と心得て下さい。

もちろん従来品のように 直火やラジエントヒーターにもご使用いただけます。
また見た目もスッキリしていますので 汚れが付き難く洗い易いという特長を持っていますが お値段が張ります。

投稿者 Sugino : 2011年10月16日 07:46

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