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2011年05月23日

久松窯

現在も続く日本六古窯の中でも千年近い歴史を持ち 瀬戸焼に続いて最も古いとされる常滑焼でありますが 常滑の土は可塑性(粘り)に富んで 尚よく焼き締まったところから 食材などを貯蔵する大型の甕や壷の生産が盛んに行われてきた土地柄であります。
この産地にあって久松窯の製品には 歴史に培われた物づくりの知恵が凝縮されているのが お使い戴けばよく理解できる筈であります。
例えば「塩こし」という現象。
漬物の場合塩は必需品でありますが 製品によってはこの塩が使用中に 容器から染み出るという「塩こし」の現象が起こることがあります。
これは長期の使用で容器の生地に水分が含まれ 収縮,膨張が繰り返されると釉薬にひびが入り(貫入) 酷い場合は生地にまでひびが入ってしまうという現象です。
こうなりますともうこの容器は使えません。
この点 安心してお使いいただけるのが この久松窯の製品です。
この窯では原料となる土にはよく焼き締まるものを厳選し 釉薬も膨張,収縮率を合わせるよう自社で配合しております。
また窯の温度にばらつきが出ないよう炎をコントロールし 定期的に貫入テストも行っていますので安心です。
くれぐれも外国産の類似品にはご注意下さい。

どうぞ環境ホルモン問題をクリアし 環境に負荷を与えない道具を選択されますようお願い申し上げます。

投稿者 Sugino : 2011年05月23日 06:56

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