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2011年05月22日

喰 篭

盛鉢の持っている魅力は 何と言っても器の大きさに負けない 風格を秘めていることでしょうか。
その風格を醸し出すのは 手付きのものや写真のように蓋の付いたもの 或いはお洒落な片口のものなど 自由闊達な形状の変化もありますが 金彩,錦絵,花鳥風月,雲金手などの絵柄も一役買っていると言えますね。
写真は錦花鳥絵の喰篭(じきろう)。
大胆な筆致の絵柄が印象的な 錦花鳥絵の喰篭です。
日本の四季を織り込んで お客様に蓋を開ける前の期待感と 蓋を開けた時の感動を味わっていただくべくつくられた玉手箱です。
写真は喰篭に竹簾を敷き 更に萩スダレを飾り小枝を敷き詰め 氷鉢を入れて器の重ね着と致しました。

料理は魚介の刺身ですが 小枝の演出効果で野外の雰囲気が漂っています。

投稿者 Sugino : 2011年05月22日 07:18

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