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2011年05月05日

焼き締めペリカン急須

もう一つ急須の話題を続けますが 今日は地元四日市の万古急須です。
この四日市の紫泥の土を使った急須は 鉄分を多く含んだ地元の土で 釉薬をかけずに還元焼成してつくられています。
鉄分を含んだ器は お茶の成分であるテアニンやカテキン そしてカフェインなどに作用してお茶を美味しくします。
尤も 焼き締まった独特の色と風合いを持つこの急須は 使えば使うほどにこの色と風合いが深みを増し 渋い光沢を放ちます。
色彩的にも緑茶の緑とよくマッチして 見た目もより一層美味しく戴けます。
こうしたところから 万古焼としては唯一この急須が 伝統工芸品の指定を受けています。
今日はその中で 丁度ペリカンの嘴のような注ぎ口をした 焼き締めのペリカン急須を写真でご紹介しました。

450ccと550cc入りの2種類です。

投稿者 Sugino : 2011年05月05日 07:59

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