« 発酵茶 | メイン | 焼き締めペリカン急須 »

2011年05月04日

絹朱泥

もう八十八夜は過ぎてしまいましたが 茶農家の方たちはこれから本番 新茶の摘み取りで忙しくなりますね。
昨日に引き続き お茶の話題と致します。
さて ではその新茶を淹れるに相応しい急須をご紹介しましょう。
朱泥で代表される常滑焼の急須ですが それに携わる職人たちが原点に拘った結果 色は柔らかく淡い朱色に 肌触りは絹のようなサラッとした柔らかな感触 という答えを見出しました。
その為に 過っては粘土中の自然鉄を利用して朱泥色を出したのですが その鉄分に類する鉱物(鉱物名は明かされていません)を混ぜることにより この色に近づけました。
そして同様 過っての急須は低めの焼成温度で数日間かけて焼き上げたもので その原点に拘り低温で長時間かけて焼成致しました。

如何です。
結果ご覧のように滑らかな 肌の美しい朱色の急須の完成です。

投稿者 Sugino : 2011年05月04日 18:13

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2035

コメント

コメントしてください




保存しますか?