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2011年01月29日

器の洗浄

食器とのお付き合いの中でも 面倒ではありますが次の使用に端折ることの出来ない行程があります。
食器の後片付けですね。
今は食洗器(対応できない食器もありますのでお尋ね下さい)という便利な器械ができましが お持ちでない方たちにおかれましては 間違ってもこの洗い桶の中で 食器をガチャガチャ音を立てながら洗ってはいけません。
繊細な磁器や生地の柔らかい陶器は 渕が欠け易いのです。
面倒でも 一枚一枚丁寧に洗って下さい。
最後に熱めのお湯でサッと洗うと 乾きが早く器もさっぱりします。
また吸水性のある陶器は乾き難いので 布巾で拭いただけでは中に水分が残っている場合があります。
そのまま収納しますとカビが発生する原因ともなりますので 出来れば水切り篭に一晩伏せて置いて下さい。
そして手垢や茶渋のような頑固な汚れにつきましては 漂白剤に浸けておくと良いでしょう。
でも上絵付けの赤絵,色絵,金銀などが使用されているものの中には 変色する可能性があるのがあります。 
この際 漂白剤は避けて下さい。
またクレンザーも細かな粒子で傷つく事がありますので これも避けて下さい。
最後に急須やカップの取っ手など 付け根の細かな部分は 竹串にガーゼを巻いたものや綿棒に洗剤を付けたもので擦ってみてください。
普段使いの日常食器なら 歯ブラシと練り歯磨きでOKです。
もう一つ余談ではありますが 買ったばかりで注ぎ口のある急須や土瓶そして醤油差しなど その注ぎ口にビニール製のキャップが嵌めてあるのですが これは展示や移動の際に 細く突き出た注ぎ口を保護するためのもので 使用に際しては外して下さい。
ここは汚れも溜まり易く 衛生上も問題で良くありません。

この話と明らかに矛盾していますが このビニールの口(キャップ)は 別途販売も致しております。
これのみお求めにこられる方がいらっしゃいまして(この際はクドクド衛生上の問題など説明することはありませんが) 言い訳がましいようですが 店としましてはそうした方たちにも対応しているのです。
常時使うものでなければ 嵌めて収納しておくのも生活の知恵と言えますか。

投稿者 Sugino : 2011年01月29日 02:38

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