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2010年12月30日

紅白ナマス

今年も残すところあと二日。
年を追うごとに年の瀬の実感を伴わないまま 迎春となりそうでありす。
とは申しましても時節柄 今日もお正月の食の話題を続けることと致します。
このナマスは最もポピュラーなおせち料理の定番でありますが 本来は魚介や野菜を刻み 生のまま食べる料理の総称を指していると言われています。
そしてその殆どは酢を使った味付けとなりますが この大根とニンジンの紅白ナマスは 別名源氏と平家の旗の色から源平とも呼ばれ 縁起のよい彩りでおせちの中でも取り分け弱った胃腸に優しい料理であります。
ここにも 古人の生活の知恵を垣間見る思いが致します。
他にも地域によっては干し柿の柿ナマス サケの頭の軟骨でつくる氷頭ナマスなどがありますが お正月は何と言っても 全国的にはこの紅白ナマスですね。
カツラ剥きした大根やニンジンを4~5枚束ねて 細く千切りします。
分量の比率は大根10に対して ニンジンは1~2位が彩りよくなります。
紅葉卸しの分量とほぼ同じですね。
このニンジンと大根は別々に塩を振ってサッと混ぜ 暫くおいてしんなりして来たら 強く水気を絞ります。
そうして大根とニンジンを合わせ 砂糖大さじ2~3杯 酢大さじ3~4杯を掛けて出来上がり。

出来上がりましても 1~2日おかれた方が味が馴染み食べ頃となります。

投稿者 Sugino : 2010年12月30日 03:50

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