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2010年12月29日

長老喜と八つ頭

おせち料理の縁起食材を2点ご紹介しましょう。
先ず長老喜(当て字)はシソ科の植物で 根のようにみえる塊茎を食用します。
長さは2~3cm程で 白い巻貝のような形をしていまして 塩漬けしたり茹でて戴きます。
おせち料理の一品とするには 塩漬けした長老喜を梅酢に漬けて赤く染めます。
単品で召し上がっていただくのも結構ですが 多くは黒豆に添えられます。
料亭では正月でなくとも縁起の良さから 天ぷらや椀ヅマなどにと多用されている食材であります。
2点目の八つ頭も「人の頭となる」や「末広がり」との解釈から 縁起ものとしておせちに使われます。
この八つ頭は親芋の成長より子芋の成長が先行して 親芋の周りに子芋がくっ付き 一つの塊となって出来たものであります。
くっ付いた子芋が八つの頭に見えるところから 名付けられたと言われています。
ホックリした歯応えがあり ヌメリも少なくあっさりとした味わいが特長です。

これも煮崩れし難いので お正月の煮物の定番として用いられている食材です。

投稿者 Sugino : 2010年12月29日 05:16

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