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2010年10月24日

イタリアンと九谷焼

地中海に突き出した明るくて陽気な国 イタリア。
そして色使いが鮮やかで華やかな 九谷焼。
この両者の出会いは イタリアンが仲を取り持ったようであります。
一頃ではパスタやカレーを九谷の器に盛り付けるなど 思いもよらないないことでありました。
しかし最近ではこのように 余り固定観念に捉われない器の使われ方があり 業界の一人としても大いに歓迎しているところであります。
九谷で纏められたのも粋な発想で 右隅に端っこしか見えませんが 大胆な六角皿をサラダボールにあしらったり ワンポイント柄の取皿や雀のテーブルアクセサリーとも相俟って 開放的な演出に成功したと言えるのではないでしょうか。
雪深く厳しい冬の地方と 明るく陽気なお国柄の取り合わせの発想 こうした奔放さが料理と器の関係を 更に奥深いものに広げていくのではないではないかと思われます。

このように和に洋に 自由で闊達な発想で使いこなして戴けたらと思っています。

投稿者 Sugino : 2010年10月24日 07:55

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