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2010年10月10日

上海ガニ

昨日香港からの報道でラジオから 上海ガニの話題が報道されていました。
本当の名は中国モクズガニと申すそうでありますが 上海近郊の淡水湖に多く棲息するため こう呼ばれているのだそうであります。
日本にも生きたまま暴れないよう 足とハサミを縛って空輸されて参りますが 近年生態系の乱れを起こす恐れが懸念され 輸入及び流通経路が大変厳しく規制されています。
繁殖力が旺盛と言うより 他国の事情を鑑みて他の生物への影響が大きいと判断され 特定外来生物に指定されているようであります。
勿論 個人での生きたままの持ち帰りは許されていません。
こうなりますと 余計に食通の方は食べたくなるのでしょうか。
然程大振りなカニではありませんが 知る人ぞ知る肉は淡白で上品 ミソは濃厚な旨味を持っており 一度口にしましたら忘れられないと申します。
秋が旬で生きたまま老酒に漬け 酔っ払いガニにして中国黒酢ベースのタレで戴くという食べ方もあり また蒸し上げる場合も手足を縛り 暴れて白子や卵を落とさないよう調理します。
この生きた上海ガニの甲羅は青緑の色をしていますが 加熱しますと鮮やかな柿色となり これも食欲をそそるようであります。

甲羅も捨てないで 次の料理の出汁採りにご利用下さい。
一パイ一人前の 上海ガニのご紹介でした。

投稿者 Sugino : 2010年10月10日 01:01

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