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2010年09月22日

洋風料理と和食器

和食器に洋風料理を盛る 中には違和感を持たれる方がいらっしゃるかも知れませんが こんなことは日本人なら日常茶飯事。
そして家族料理なら有り合わせの器でと 手近な食器をズボラに使ってしまうことが多いと思いますが おもてなしとなると悩んでしまうのが常であります。
先ずは料理と器の組み合わせ。
中でも両者の色のバランスが 一番目立ち気を遣います。
器を白にすれば無難でしょうが 一寸インパクトがありません。
どの器に包容力があるか それは長年その器とお付き合いをして来た貴方でしか知り得ないことですので これからも注意深くお付き合いされることをお勧めします。
写真は洋風料理といっても ごく一般的な家庭料理のオムレツです。
主役のオムレツの黄色を鉄錆色の器が際立たせ また補色である生クリームの白やクレソンの緑もよく調和していると思います。
もう一つ気をつけたいことは 盛り付ける際の料理と器の余白の比率です。
これも 色彩バランスも然ることながら 視覚という味覚を左右します。
ではこの鉄錆色に代わる食器でほか何が良いかと申しますと 私は染付をお勧めします。
今年南アで活躍した侍ブルーではありませんが 西洋の煮物と言えばシチューなどブラウンソースがよく使われます。

この濃い茶色と染付の器の大胆な色彩の対比が 料理をダイナミックに演出します。
どうぞお試しになってみて下さい。

投稿者 Sugino : 2010年09月22日 02:46

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