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2010年08月26日

新顔野菜

スーパーや青果店を覗きますと 見たことのない新顔の野菜たちが並ぶようになりました。
しかし良く見ますとお馴染みの野菜の 新しい品種であることが多いようです。
例えばリンゴに富士や紅玉があるように 品種によって味は勿論,性格も違いますので 用途に応じて使い分けていますよね。
このように新しい品種に出会ったら その店の店主にその性格や調理法を伺って 料理のバリエーションを広げてみると良いですね。
ここでは三つほどご紹介します。
先ずは最初の写真。
これは見たことがあると思いますが 日本で最も馴染み深いチンゲン菜です。
写真では判り辛いと思いますが 普通のチンゲン菜が成長すれば30cm程になるのに対し これは大きくなってもその半分ほどのサイズしかありません。
あのチンゲン菜特有の苦味がなくて食べ易いので 丸ごとスープの具にしたり 熱を加えると緑が更に鮮やかになり 茹でたり炒めて料理に添えたりします。
これはクーニャンと呼ばれています。
次は青パパイヤ。
これは別の品種というのではなく あのネットリ甘いトロピカルフルーツのパパイヤが 黄色く熟す前に早摘みしたものであります。
この状態で収穫しますと タンパク質分解酵素が含まれていますので 調理で手を荒らすことになるかも知れません。 ご注意を。
でも肉との相性が良いのは一緒で付け合せとされますが これを千切りにしたサラダがタイ料理の「ソムタム」であります。
今は沖縄で栽培されたものが 一年通して出回っているようです。
最後はグリーンハートと呼ばれる ロシア原産の緑のトマト。
これは前述のパパイヤと違って 完熟してもこの色なのです。
見た目通り赤いトマトほど甘みはありませんが 青臭さもなくさっぱりとした味です。
種の周りのゼリー状の部分が少なく 実はやや固めなのでピクルスやマリネなどに如何でしょうか。

食べず嫌いは勿体ないです。 
中には病み付きになってしまう新顔と 出会うかも知れません。

投稿者 Sugino : 2010年08月26日 07:31

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