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2010年05月07日

タ デ

「タデ食う虫も好き好き」とありますように 独特の強い香りと辛味を持った和風ハーブであります。
もとは湿地や水田などに自生している植物でありますが 芽タデや柳タデなど何種かの種類があり 薬味や刺身のツマなどに利用されています。
この柳タデを摺り潰して 酢と合わせた出汁に摺り延ばしてつくるタデ酢(写真)は 初夏を代表する味覚 鮎の塩焼きには欠かせません。
もともと香魚という字が当てられる鮎ですが この若鮎を内臓も付けた姿のまま オドリ串を打って塩焼きしたのが鮎の塩焼きです。
その際には 尾とヒレに化粧塩を付けて 焼け焦げないようにします。
そしてこのほろ苦い内臓も丸ごと食べるのが この料理の醍醐味であるのです。
その際このタデ酢を付けて戴きますと タデ酢の辛味と苦味のある鮎のワタが 程よくマッチした珠玉の一品となります。

どうぞ是非一度ご賞味してみて下さい。

投稿者 Sugino : 2010年05月07日 04:07

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