2010年05月03日
杏仁豆腐
本来はアンズの種(杏仁)を粉末にした中国の薬膳料理の一種でありますが 苦いので呑み易くするため甘味を加えたのがこの杏仁豆腐であります。
日本では薬膳という感覚は全くなく デザート感覚の料理であり この杏仁は殆ど使われていません。
替わりに市販されている出来合い品は 香りが似ているアーモンドエッセンスが使われていいるようであります。
家庭でも同様に ミルクにこのエッセンスと好みのフルーツを加えて 器ごと冷し固めます。
固まったゼリーに何故か菱形に切れ目を入れ 甘味のシロップをかけてゼリーが浮き上がるようにします。
ですから器もいくらか大振りで 深めの物を選んだほうがよいでしょう。
写真のような小鉢でOKですが 盛り付け用の器は時期に応じてガラス器や漆器を使われると 季節感が演出できます。
受け皿にレンゲを添えることをお忘れなく。
これも点心の一つであり 飲茶の習慣からお茶と共につまむ料理であります。
お茶請けですから種類は多く出されても 一つまみ,二つまみと一つ一つのボリュームはございません。
しかし日本が食事に取り入れたシュウマイ,ギョウザといった点心は もうそれだけでボリュームタップリの一品の惣菜となっています。
投稿者 Sugino : 2010年05月03日 06:14
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1658