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2010年04月23日

アオヤギ

貝の話題を続けます。  本日はアオヤギ。
バカ貝の通称で 剥き身にしたものを指します。
馬鹿とは失礼な名前ですが どうも死ぬと口を開いて赤い舌のような足をダラリとだらしなく垂れるから という有力な説があります。
私たちはこの足の部分を アオヤギと称して食用としています。
主に寿司ダネとなったり 刺身や酢の物の食材として利用されていますが このバカ貝の貝柱(二枚貝の二枚の殻を繋ぐ筋肉)は他の貝(ホタテや平貝)の貝柱に比べて 小さいので小柱と呼ばれています。
この小柱も寿司ダネや刺身にと利用されますが フライやマリネに使っても コリッとした歯触りが魅力の食材です。
茹でて乾燥させたものや 水煮の缶詰も売られていますが 乾燥物は干し貝柱と呼ばれ 煮出すと濃厚な旨味を出し(貝は干すとその間にコハク酸やグリコーゲンといった旨味成分が生成されます) 主に中華によく利用されます。
もどす場合は一晩水に浸け その汁もスープにと使われます。
もう一つの水煮缶は薄い塩水に漬かっていますので そのままサラダに入れたり スープ煮などに調理しても良いでしょう。
一品料理なら写真の蓋向に盛り付けて下さい。

貝の殻は貝割りかカキナイフを使って開けて下さい。

投稿者 Sugino : 2010年04月23日 06:48

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