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2010年04月03日

豆について(最終章)

本日のコラムで 一旦豆の最終章と致します。
それでは早速残りのお豆さんをご紹介して参りましょう。
先ずは小豆ですが この豆は西洋では栽培されていない品種だそうで しかも食品としても流通しておらず アジア特産(それも日本を含めた東アジアに限定)の豆なのだそうであります。
日本での使われ方も一部煮込みなどに使われますが どちらかと言えば餡子など和菓子の材料となったり 赤飯やおはぎにお汁粉といったところで使われることが多いようであります。
品種は大粒で赤小豆の大納言。
黒豆同様 丹波産が実は柔らかくて美味 煮ても皮が破れ難いという高級品であります。
他にも白餡の材料となる白小豆などがございます。
これに形がよく似たのがササゲ。
若いサヤを食べるものと 完熟したものを食べる品種がございますが 主として赤飯の材料に使われています。
そしてこれと同じ仲間で中国から輸入された モヤシの原料となる緑豆。
更にひよこの頭に似たヒヨコ豆(ガルバンゾ)。
こちらはトマトソースで煮たり 潰してペーストにしたり 今でもインドではカレーに使われている豆であります。
いよいよ最後ですが 西アジアからインドにかけて食されているレンズ豆。
近年日本にも入って参りまして 調理しやすい品種であることから お馴染みとなって参りました豆で 凸レンズのような薄い円盤形をした豆です。
この豆など西アジアの遺跡から 有史以前のものが発見されています。
世界の至る所に名物料理をつくった豆ですが 如何に人と係わって来たかを 今に伝える貴重な証であります。

さて今宵はどのお豆さんを選びますか。
どうぞお豆さんから 若さと元気を貰って下さい。

投稿者 Sugino : 2010年04月03日 06:02

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