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2010年03月31日

チラシ寿司

寿司の起源は魚介の保存を目的としたもので 魚介をご飯に漬け込み発酵させることで 保存性の向上を果たしています。
故遠藤周作さんがこよなく愛したといわれる 滋賀の鮒寿司にその原型を見ることが出来ますが 当時は保存した魚介とご飯は別個の食べ物であったようでありまして 現在のように魚介とご飯が一緒に組み合わされた寿司となるのは そのズーッと後の江戸の時代に入ってからのようであります。
炊き上がったご飯を飯切りに移し 冷めない内に砂糖を加えた甘酢の合わせ酢を掛けまわし 杓子で混ぜて寿司飯をつくります。
これを私共では丼若しくは桶に盛り付けるのですが 全国的には写真のように平らで深めのスープ皿が使われるようであります。
(見栄えの所為か 殆どチラシ寿司の写真は掲載の皿を使っています)
そして最後に数種の具を彩りよく盛りくけます。
この盛り付け方も関西では 具を寿司飯に混ぜ合わせた上で盛り付け 最後に残しておいた錦糸卵などの具を飾り付けるようでありまして 「バラ寿司」などと呼ばれています。

このチラシ寿司に 離れてもピッタリと合う殻は一つしかないという縁起から 二枚貝の清ましやシジミの味噌汁などを添えれば お花見弁当が出来上がりです。

投稿者 Sugino : 2010年03月31日 06:56

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