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2010年01月06日

二の重

江戸時代の茶人 北村祐庵によって考案された焼き物料理の一つで 漬け汁に柚子の輪切りを使えば 柚庵焼の字が当てられることもあります。
切り身魚を幽庵地という漬け汁に20~30分程漬け込み 下味を付けたうえ焼きあげます。
この幽庵地は醤油を多めにしたり 砂糖を加えることもあるのですが 基本は醤油とお酒にみりんを同割したものです。
おせち料理の二の重には焼き物が詰められますが この焼き物などその定番の一つとなっています。
京都ではこの幽庵焼きの替わりに お酒やみりんでのばした西京味噌に 切り身魚を漬けて(1~数日間)焼いた西京焼きとなる場合があります。
こちらは味噌の甘味と塩味を生かすため サワラやアマダイといった 淡白な味の白身魚が使われます。

味噌に漬けた魚は焦げ易いので 焼魚の基本である遠火の強火でジックリ仕上げて下さい。

投稿者 Sugino : 2010年01月06日 07:15

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