« 酢の物,和え物の盛り付け | メイン | 割り水燗 »

2009年11月23日

飛騨コンロ

藻類の一種である珪藻が死滅した際に 水底に沈殿堆積していく過程に於いて 有機物である藻が分解され消滅していく中で 殻のみが化石となって残ります。
こうして出来た天然の珪藻土は 溶解している物質は通し 不溶解な物質のみを捕捉するという性質があるため 濾過剤として利用されることが多いのですが 他にも水や油を保持する性質から土壌改良剤として用いられることもございます。
更にまだまだ他にも 高い耐火性と断熱性を持っていることから 壁土として使われていた経緯があるのですが 近年になって再び天然素材として見直されておりますのもこの珪藻土であります。
私達の業界では七輪(コンロ)がこの珪藻土によってつくられています。
過っては倉庫の二階の半分のスペースに山積みされ 子供であった私達の格好の遊び場となっていましたが こちらも炭焼料理が見直され熱効率が高いことから 屋内外を問わず調理器具として再び脚光を浴びてまいりました。
街中でも コンロを使ってシシャモや秋刀魚などを焼き ご近所に煙と匂いを撒き散らした過っての光景が復活するかも知れません。

このコンロ 三河コンロに能登コンロのような従来の丸筒型のものから 写真のような角型の主として屋内向け卓上飛騨コンロまでいろいろございますが 屋内使用の場合はくれぐれも換気にご注意下さい。
敷き台,金網などもご用意しています。

投稿者 Sugino : 2009年11月23日 07:21

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1507

コメント

コメントしてください




保存しますか?