« サフラン | メイン | 福久桝・三段弁当 »

2009年11月15日

白木コネ鉢

栓の木は正式には針桐(ハリギリ)と呼ばれていまして 硬くて丈夫なところから建築資材の他 座卓や椅子などの家具 そして下駄の材料としてもよく使われて参りました木材であります。
他にも馴染みが少ないかもしれませんが変ったところでは 丈夫であることから 餅つきやソバ打ちに使う木臼やのし板 そしてこのコネ鉢などは殆どこの栓の木からつくられて参りました。
ほぼ日本全国の山々に分布していますので 大変利用価値の高い木材でもあります。
欅に似た美しい木目を持つことから その代用品として茶櫃や茶盆に使われるのもこの栓の木です。
この場合 欅に比べ3割程お値打ちに仕上がりますが これもこの木の長所であります。
そして昨年 常滑焼のコネ鉢をご紹介して 業務用のタレ入れなどにも使われていると記しましたが 焼き物と比してこちらは表面加工を施してあるものの タレのような液体の長期間の保存には不向きであります。
臼やのし板に使われている実績から 太く成長し木肌の温もりや優しさを感じ取ることが出来るところから このような製品がつくられているのであります。
この点と文字通り捏ねるに拘るのであれば この木工品に軍配を挙げる方も多いのではないでしょうか。
さて 貴方ならどちらをお選びになりますか。

こちらは現在 受注生産品となっていまして 納期に約一ヶ月ほどかかりますのでご了承下さい。

投稿者 Sugino : 2009年11月15日 07:41

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1499

コメント

コメントしてください




保存しますか?