« 三色田楽 | メイン | 照り焼き »

2009年11月05日

のっぺい汁

全国版ではありますが 特に北陸・新潟地方で盛んにつくられる具沢山の汁物です。
薄口醤油の清まし仕立てで 片栗粉を使ってトロ味をつけます。
特に具の里芋は このトロ味付けに欠かせない材料です。
この他の材料には大根,人参,ゴボウなど根菜類中心の材料ですが 彩りに小松菜などの野菜の他 鶏の手羽肉や油揚げに焼き豆腐などが使われております。 
しかし具に決まりがある訳ではありませんので 彩りや入手の可否など条件が揃えば 何を使っても結構かと存じます。
ただ見栄えの都合上 材料の大きさは一口大にそろえた方が良いかも知れません。
そして鍋の何処を掬っても 材料全てが万遍に行き渡るよう煮て下さい。
食べ物の恨みは怖いですから。
最後に生姜の卸し汁を少量落としますが 代りに七味でも構いません。
この料理 どちらかと言えば身体の温まる秋から冬向けの料理に思われますが 冷しても美味しく戴けますので 夏場の冷し汁に仕立てても良いでしょう。

庶民の食生活の知恵が ここにも生かされています。

投稿者 Sugino : 2009年11月05日 07:09

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1489

コメント

コメントしてください




保存しますか?