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2009年10月03日

宗和膳

江戸期の茶人で宗和流の祖でもある 金森宗和が好んで使ったといわれる 越前手塗りの宗和膳です。
この宗和は「宗和好み」という言葉があるように 茶道具においては釜から茶杓に至るまで 全ての茶道具に好みの志向を持ち その殆どが今に伝えられているのですが この膳にはこれも以前ご紹介しました好みの八十椀を 食器として懐石に用いています。
その後 冠婚葬祭の本膳料理にも使われるようになりますが この料理にも宗和流本膳料理という名が残っています。

過ってはこうした道具がどのご家庭にも用意されていましたが 今では旅館や料理屋さんでも もう少し大きく足が折りたためる 大名膳が主流となっています。

投稿者 Sugino : 2009年10月03日 07:16

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