2009年05月19日
短冊箱
この細長い箱は 長辺が40cm弱あります。
箸箱にしては長過ぎますね。
これは短冊を入れる短冊箱であります。
しかし今では柱掛けに短冊を用いる方も 少なくなったことでしょう。
和室や茶室に床の間なんて 今の住宅事情では考えられませんから。
そうはいっても 何処か一箇所落ち着いた和の設えが 欲しくはありませんか。
たった一つのこんな小道具でも 何かお役に立つように思います。
そうでもしていただかないと こうした古来の日本の道具が一つ一つ消えてしまいそうで 何とも遣る瀬無い気持ちですね。
箱は溜色の漆の艶がしっとりとして 沈金の嵯峨野の柄を良く引き立てています。
天然木漆手塗り 越前塗の短冊箱でした。
投稿者 Sugino : 2009年05月19日 07:03
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