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2009年04月20日

チコリ

現在では日本の企業によって生産販売されるに至っていますが 入荷当初は夫々の国によって呼称が異なり 相当混乱を招いていたようであります。
特にendiveと綴った場合 仏語ではアンデーヴと発音されこのチコリと同種のものを指すのですが 英語ですとエンダイヴとなり全く別の野菜を指すことになります。
他にもシコレやシコンにラディッキオなどの呼び名があったのですが 現在日本ではこのチコリの名に統一されたようであります。
代表的な料理の一つはグラタンですが 日本のカレーやラーメンのように ベルギーでは国民的料理となっています。
サクサクした歯触りとチョッピリほろ苦い味が特長で 前菜やサラダそしてバターソテーなどに多用されていますが 和名で菊苦菜と呼ばれていますように この苦味が苦手な方もいらっしゃるかも知れません。
そんな方には加熱するようお薦めします。
可也苦味が抑えられますが サッと炒める程度に留めて下されば シャキシャキ感を損なうことはありません。
逆にジックリ火を通しますと とろけるような柔らかさとなります。
他の使い方としましては 一枚ずつ剥ぎ取りますと丁度舟のような形をしていますので 肉や魚介のペーストなどをのせて カナッペ風の料理に仕上げることも出来ます。
(写真はチコリと食用菊のサラダ)

亦 根も炒ってコーヒーの代用としたり 或いはコーヒーの風味付けに利用されているようであります。

投稿者 Sugino : 2009年04月20日 06:53

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