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2009年04月13日

ワカメ

昆布と共に私たちの食生活と切り離せない 代表的な海藻です。
昆布のように出汁は採れませんが 食卓に大切な季節の到来を教えてくれる海からの贈り物であります。
私たちは同じタイミングで現れるタケノコと 非常に相性が良いことを知っていて これを若竹煮や若竹汁にして食卓に季節を添えています。
更に煮物の天盛と汁の吸い口には木の芽を使い この三種の出会いを料理で演出しています。
この若竹料理ばかりではありません。
ワカメは他にも味噌汁や酢の物に和え物 ヌタやサラダにと色々利用しています。
このワカメは昆布と異なりほぼ日本各地の沿岸で採取されますが 大半は保存性を高めるため 塩蔵品や乾燥品として流通しています。
ですから塩蔵ワカメは塩抜きして 乾燥ワカメはタップリの水でもどしてから調理して下さい。
このワカメの調理のポイントは ミチと呼ばれる硬い筋がありますのでこれを切り落として下さい。
亦 このワカメには芽タデや芽キャベツそして芽ネギのように メカブと呼ばれる根元近くに生殖細胞に集まった螺旋状の葉があります。
これは細かく刻むとトロロのような粘り気が出て参りますので メカブトロロとして醤油をかけて戴きます。
このワカメは 我が国とお隣の朝鮮半島の民族のみが食用としているそうで 勿体ないお話ですね。

海藻は何れも私たちが普段摂取し難いヨウ素やビタミン類にミネラル そして食物繊維を豊富に含んでいる健康食品であります。
もう一度 海からの贈り物を見直してみましょう。 

投稿者 Sugino : 2009年04月13日 06:39

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