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2009年02月13日

沈丁花

私共の商店街では花と緑をテーマにした テーマモールにしようとの合意があり これまでも種々の植物が植えられて参りました。
今日の話題もその一つであります。
香りの強い花を持つ植物の代表に 秋のキンモクセイとこの春のジンチョウゲがあります。
常緑の低木で 手毬のように固まって白や淡紫の可愛い花を咲かせ 強い香りを放ちますので 原産地の中国では「千里香」の異名が付けられています。
この香りと伴に 春の到来を感じる方も多いのではないでしょうか。
でも茶の湯ではこの強い香りのため 禁花とされています。
漢字では「沈丁花」と書きますが この和名の由来はあの沈香と丁子(クローブ)を 合わせたような香りだということのようであります。
日本に入ったのは以外に浅く室町時代だそうで オデキの吸出しや 喉の鎮痛には葉を煎じるなどの薬効を信じ外来したとありますが 花や根には有害成分も含まれているとありますので 私などは専らさわらぬ神で 口を使わず専ら目と鼻で鑑賞しようと思っています。
寒冷地を除き 全国各地に街路樹としても植栽されていますので 何処かの商店街や何処かの庭先で ご覧になられた方も多いのではないでしょうか。

こちらも一昨年の暮れ 商店街の花壇に他のハーブなどと一緒に植えられたもので その時の写真です。
未だ残念ながら開花していません。

投稿者 Sugino : 2009年02月13日 02:40

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