« ズッパ | メイン | 木製五種グイ呑揃 »

2009年01月24日

酒肴と楽茶碗

日本酒党の方は 酒肴を要求される方が多いように思います。
ウィスキーや焼酎のような蒸留酒の場合 大抵簡易な袋菓子のピーナッツや柿の種で済んでしまうのですが 日本酒の場合は何故か本格的な肴が欲しくなってしまうのですね。
これはその方が口卑しいのではなく 日本酒の為せる効果と申しますか 仕業と申しますか 腰を落ち着けしみじみと呑みたい そして料理もキチンと味わいたいという気持ちを起こさせる そんな不思議なお酒なのですね。
もちろんスピリッツのように 酔うために呷って呑むようなお酒ではありません。
亦 肴の内容にまで注文をつける方がいらっしゃるようですが そんな方にはご自分で調達していただく事に致しましょう。
今日の肴は 何でもないサッとゆがいただけの鶏のササミです。
ワサビを添えましたので ワサビ醤油での和風のお造りと致しました。
そして器に黒楽の抹茶碗を使い 水切り用のナカス(楽茶碗は料理の匂いが移り易い)を敷き中高に盛り合わせたところがミソです。
日常的な食材であっても この様に器にそして盛付けに一工夫されればとても新鮮な印象を残しますよ。

余白を生かし 主役の料理を引き立てた彩のコンビネーションも鮮やかな盛り付けだと思いますが 如何でしょうか。

投稿者 Sugino : 2009年01月24日 04:17

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1190

コメント

コメントしてください




保存しますか?