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2009年01月11日

白山陶器の復刻版

白山陶器の復刻版を2点ご紹介します。
1973年と言いますから 高度成長期の真っ只中にあった日本ですが 近代化の過程の中で 日本の食卓に相応しいコーヒーセットとして生まれたのが このM型シリーズです。
その年のグッドデザイン賞を受賞した製品ですが 今でも色褪せることなく成程と唸らせます。
シンプルでシャープ ポット,シュガー,クリーマーはこの順にスタッキング出来ますので 収納性も抜群です。
このメーカーのデザインは このように必ず用と美を兼ね備えています。
白マットとこのルリ釉の二種類が 2006年に復刻されました。
勿論 夫々単品販売もしておりますので 買い増し,補充何れもOKです。

次は1960年と言いますから更に時代は遡るのですが 戦後の建て直しが軌道に乗りかけた頃で タマゴと言えばご馳走の筆頭に挙げられた時代です。
こちらもシンプルな造形でありながらスタッキングを可能にし 一器で殻が置けスプーンも添えられる機能性が高く評価された製品でした。
多くのリクエストにお応えし グリーン,イエロー,ブラウン,白マットの4色を復活させています。
サイズは径12.5cm 高2.5cmです。
固茹で,半熟,温泉卵と何れもOKです。

今でこそこのようなモノトーンの食器は 極自然に受け入れられていますが 当時としては柄物(実はその柄が蛇足となっているケースも多いのです)が主流であっただけに 企業としても可也のリスクを背負っての商品開発ではなかったでしょうか。
未だその姿勢にブレはありません。

投稿者 Sugino : 2009年01月11日 07:50

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