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2007年04月09日

色物の器

料理と器の相性も今回で6回目を迎えました。
今月は黄瀬戸や織部,瑠璃釉に朱巻きといったベタ塗りの単一色物の器と 料理の関係について触れてみたいと思います。
先ず黄瀬戸などの黄土色の器ですが この色調は原色黄色の派手さではなく といって土色の地味さでもありません。 
この色合いは 渋味があって奥深い落ち着きを与えてくれものです。
この点 灰釉も同じ事が言えるかと思います。
このようにお感じになられたものであれば しっかり利用価値も高く一品は揃えたいところではないでしょうか。
亦こっくりと深みのある濃緑色の織部は 食卓に温か味を感じさせ 器自体が主張しながらも料理を選ばないという包容力があります。
こちらも一品は揃えたい器と言えます。

とは申しましても この色彩感覚は非常に微妙でありますので 個人差もあり是非現品をご確認の上ご購入戴くのが正解かと存じます。
ほか慶事や仏事そして記念日などの演出に 縁起の原色色物を一点加えて下されば 黄瀬戸や織部に灰釉などの色調はどんな色合いも受け入れますので きっと雰囲気を壊すことなく盛り上げてくれるでしょう。

投稿者 Sugino : 2007年04月09日 07:51

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