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2006年01月21日

古田織部

美濃の陶郷に生をうけた古田織部は 安土桃山時代の武人であり 茶匠。
利休七哲の一人で茶の奥義を究め 利休亡き後は諸大名の茶の湯の指南役を務めた後 織部流茶道を開く。
同時に茶器の色や形にも意匠を凝らし ひょうげた沓型茶碗やいわゆる織部焼の緑青を用いた懐石道具を創作する。
これが現代にも受け継がれている織部焼の原点。
古田織部の最期は 大阪夏の陣の際 豊臣方に内通したという罪を問われ 自害という非業の死でありました。

陶器のことを別名「せともの」とも言います。
これは 瀬戸も千年を超える長きに亘り「せともの」で日本の台所を席捲して来たからでしょう。
この織部焼は 市内より東へ少し上り詰めた赤津地区にて焼き続けられています。
亦 この地区には沢山の著名な陶芸作家もみえます。
近くでありながら瀬戸を最期に訪れたのは30年も前のことで その時は気付かなかったのですが 街角が陶芸と文化で響きあっているような雰囲気をもっているようです。
織部や志野を欄干に使った橋があったり 窯垣の小径といって不要になった窯道具で作られた塀や壁が 散策する人の目を楽しませてくれます。
今年3月には「せと・まるっとミュージアム」の拠点となる「瀬戸蔵」がオープンするそうです。
4月の「陶祖祭」に合わせて行かれてみてはいかがですか。(第3土,日)

<赤津・六兵衛窯>

* 織部 湯呑揃(5客)    ¥5.250-
* 織部 小鉢揃(5客)    ¥8.400-

* 志野織部一珍焼物皿(5客) ¥8.925-

投稿者 Sugino : 2006年01月21日 14:50

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